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「アリスのままで」あらすじ・ネタバレ

2015.06.30 (Tue)

簡単なあらすじ


1) ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をふるう50歳の言語学者アリス(ジュリアン・ムーア)は、キャリアを積み、学生たちから慕われる一方、家族にも恵まれ、幸福な日々を過ごしていた。
2) だが、講演中に言葉に詰まり、物忘れが酷くなる症状が現れ、病院を受診すると、若年性アルツハイマー病と診断された。
3) 家族の名前や、娘たちの存在すらも忘れてしまい、喋ることもままならない状態になるが、次女のリディア・ハウランド(クリステン・スチュワート)とともに過去の楽しい日々に浸りながら幸せな時間を過ごすのだった。

起:若年性アルツハイマー病との診断


ニューヨークのコロンビア大学で教鞭をふるう50歳の言語学者アリス(ジュリアン・ムーア)は、キャリアを積み、学生たちから慕われる一方、家族にも恵まれ、幸福な日々を過ごしていた。

しかし、UCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校に来賓として招かれた講演中、突然、言葉が出てこなくなった。さらに、ジョギングをしている最中、自分がどこにいるか分からなくなってしまった。また、アリスは怒りやすくなった。

心配した家族は、アリスを病院に受診させる。当初は脳腫瘍を疑っていたのだが、若年性アルツハイマー病だと診断された。

承:認知症への恐怖


大学では、講義でたびたび言葉に詰まったり、辻褄の合わないことを話すため、学生たちからクレームが大学側へと入れられた。フーパー教授(ヴィクトリア・カルタヘナ)は、アリスの問題を認識しているも、彼女の「少しでも長く教壇に立ちたい」という意向を尊重したいと考えていた。

アリスは、「両親がアルツハイマー病なので…」とウソをつき、老人介護施設の様子を伺ったり、携帯電話に、「娘の名前は?」など、忘れるべきでない質問と答えを入力しておいた。

さらには、「こうした質問に答えられなくなった場合、ビデオメッセージを見る」と書かれていた。そのビデオメッセージには、「自殺する時には、この薬を飲む」と、自ら命を絶つような指示を残した。

次第に病状が進行する中、迷子にならないよう、「記憶障害」というブレスレットを着用した。そして、ついにはコロンビア大学は退任させられことになってしまう。夫のジョン・ハウランド(アレック・ボールドウィン)は、一緒に別荘で過ごし、楽しかった2人の日々を思い出すのだった。
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村上龍「オールド・テロリスト」あらすじ・ネタバレ

2015.06.27 (Sat)

簡単なあらすじ


1) フリーライターのセキグチは、「NHKでテロが起こる」とのタレコミをもとに、取材に出かける。実際に、そこではNHKで火災が起こり、12人の犠牲者が出た。
2) さらには、刈払機で通行人を襲う事件や、歌舞伎町の映画館で起こった毒ガス噴霧事件などが起こり、多くの犠牲者が次々に出た。
3) 事件を計画していたのは、後期高齢者たちだった。若者にテロ実行を指示していた首謀者・ミツイシは、セキグチに「私達は、今の腑抜けた日本を大戦直後のような焼け野原にしたいと考えている」「88ミリ対戦車砲を使用し、原発を狙う」と明かされる。そして、「我々のやろうとしているを記事にしてもらいたい」と依頼する。
4) アメリカ軍との戦闘になり、ドローンにより殲滅させられそうになっているミツイシから、改めて記事を書くことを依頼されたセキグチは、書くことを決意する。そして、「まだ88ミリ対戦車砲は2基ある」と、テロが続くことを予期していた。

起:阿鼻叫喚のNHK


フリーライターのセキグチは、週刊誌の廃刊に伴い、職を失った。荒んだ生活を送り、妻子にも逃げられ、ホームレス寸前の状態だった。そんなある日、昔勤めた出版社のウェブマガジンに記事を書いて欲しい、と依頼を受ける。

「NHKでテロを起こす」というヨシザキと名乗る老人からの電話があったのだという。ヨシザキは、セキグチを名指しして、ルポを書いてもらいたいと語ったということもあり、セキグチに白羽の矢が立ち、今回の依頼が舞い込んだのだった。

NHKに向かうと、若い男性が挙動不審な行動を起こしていることに気づいた。続いて、その男が異臭のする液体を撒き、火を放った。爆発が起こり、現場は阿鼻叫喚の状況となった。計12人が死亡することとなり、後に、やはり若者の共犯者たちが自殺し、その遺書で「放送内容が原因で、その真似をして高齢者が死亡したことが問題である」と、今回のテロを起こした理由であると公表された。

承:カツラギとの出会い


セキグチは、NHKでの一件をウェブマガジンで記事にした。その後も、PTSDに悩まされつつも、精神安定剤を飲みながらこの事件について調査を行っていた。共犯者たちの1人が、隷書体という珍しい書体で遺書を書いていたことに着目し、その共犯者が通っていた書道教室に向かう。

そこは、老人たちが集う寄り合い所のようなところで、その中に書道教室もあった。生徒と思しき20代女性のカツラギに出会う。彼女の証言で、やはり自殺した共犯者も、書道教室に通っていたことが判明した。

その教室の帰り、預けていたジャケットのポケットに、次の犯行を予告する紙切れが入っていたことを発見する。マイクロフィルムも添付されており、その画像から、次回のテロが起こる場所と日時が記載されていた。

指定された日時に、大田区池上柳橋商店街へと向かうと、そこで、刈払機で3人の男女を襲う事件が発生した。犯人であるタキザワは、警察に取り囲まれ、自らの声明を読み上げた後、刈払機を自身の首に向けて自殺した。
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