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「チェンジリング」のネタバレ

2010.06.05 (Sat)
1928年。ロサンゼルスの郊外で9歳の息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)。ある休みの日、息子と映画に出かける約束をしていたクリスティンに会社から電話が。急遽出社することになったクリスティンはウォルターをひとり残し会社に向かう。予定の時間を大幅に過ぎて、急いで帰宅したがその時ウォルターの姿は既になかった。

警察に連絡をして捜索を依頼するも、「子供の捜索は24時間経たないと出来ない。すぐに帰ってきますよ」と冷たくあしらわれる。ようやく翌朝から捜査は開始されたものの、ウォルターの行方は全く掴めなかった。5ヵ月後、会社に現れたロス市警・ジョーンズ警部(ジェフリー・ドノヴァン)から「ウォルターが見つかった」と知らせを受ける。急ぎ迎えに駅へと向かうクリスティン。しかし列車から降りてきた少年は、ウォルターとは全くの別人だった。

クリスティンはジョーンズ警部に「私の子じゃない!」と訴えるが、警部は久々の対面で混乱しているせいだと言ってクリスティンを無理やり納得させてしまう。疑問を抱えたまま少年をつれて帰宅した彼女だったが、入浴中の少年の体をみて割礼されていることに気付く。さらに、身長を測ってみると、ウォルターよりも7 cmも低かった。明らかに自分の息子ではないとの確信を持ったクリスティンは、ジョーンズ警部のもとを訪ね、引き続き息子を探してくれるように頼むが、全く受け入れられない。

ロス市警の不正を暴く運動をしていたグスタヴ・ブリーグレブ牧師(ジョン・マルコヴィッチ)は彼女に警察と戦うのであれば協力すると申し出る。クリスティンはウォールターかかりつけの歯医者や学校の教師に話を聞き、警察の発見した少年がウォルターではないという確証を次々と得ていく。そしてついに、新聞記者たちに発見された少年は息子では無いこと、ロス市警が息子の捜索に力を貸してくれないことを訴えた。

これを知ったジョーンズ警部はクリスティンを警察に呼び、彼女を錯乱状態だとして病院の精神病棟に無理やり収容してしまう。病棟にはクリスティンと同様に、警察に逆らったため収容された女性が数多くいた。主治医は警察の捜査にミスはなかった旨かかれた書面にサインすれば、すぐにでも退院させると言う。しかし、病棟で一人の女性とであったことをきっかけに、これまでとは打って変わって強い心を持ち始めていたクリスティンは、頑としてサインを拒んだ。

その頃、別件で警察に保護されていた一人の少年の口から恐るべき事実が語られていた。それは20 人にも及ぶ子供の誘拐殺人に関してだった。少年はいとこのゴードン・ノースコットは誘拐した子供たちを自宅で殺害しており、その手伝いを無理矢理させられたと告白する。話を聞いた刑事は行方不明の子供たちの写真を見せ、その中にウォルターも含まれていた。

事の重大さはロス市警を震撼させる。早速クリスティンは退院を許可されるが、新聞の号外でウォルターのことを知った彼女は、その場に崩れ落ちた。助け抱えるブリーグレブ牧師。落ち着いた彼女は「もう失うものは何もない」と警察と戦う覚悟を決める。

ブリーグレブ牧師やその友人の辣腕弁護士の助けを借り、市民の声を味方につけた彼女と警察の戦いは、ジョーンズ警部は永久停職、市警本部長は解任という圧勝に終わる。一方、誘拐殺人事件の捜査は進みゴードン・ノースコットが犯人として逮捕された。彼はウォルターを殺していないと訴えるが裁判では死刑判決がでる。

2年後、ウォルターが生きていると信じて探し続けていたクリスティの元に、ゴードンから刑務所に来れば全てを話すという電報が届いた。しかしゴードンはわざわざ出向いたクリスティに何も話すことなく処刑されていく。

数年後、誘拐されていた少年の内の一人が警察に保護されたのだ。彼の口から、「誘拐されたとき、ウォルターに助けられた。一緒に彼とは逃げ出した。バラバラに逃げたからどうなったかは分からないけど…逃げおおせたが、恐くて名乗り出られなかった。でも、母さんたちに会いたくて…」と、保護された経緯を語った。

その語られた真実は、クリスティンに希望を与えた。生涯、クリスティンは、彼を捜し続けた。


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