ニューヨークのとある高級アパート。東京への転属が決まったロブのためにサプライズ・パーティが開かれている。そのサプライズパーティーの様子を撮るため、ビデオカメラは回されている。それを、観客は見続けることになる。また、このカメラのテープは上書きされたものであり、1ヶ月前程度の仲睦まじい男女(ロブとベス)の様子から映像は始まる。

これらは、コードネーム“Cloverfield”と呼ばれるビデオ映像である。

日本で働くことが決まったロブのためのサプライズパーティが盛り上がる中、ニューヨークの街に巨大な咆哮が響き、大きな地震が起こる。続いて街の一角の大爆発する。そこに「何か」が飛んでくる。近くのビルに激突し、地面に落下したのは「自由の女神の頭」だった。

人々はマンハッタンの出口であるブルックリンブリッジに殺到するが、そこもモンスターに襲われてしまい、ロブの兄、ジェイソンは死んでしまう。パーティ会場でケンカをして先に帰ってしまった恋人のベスの電話を受けてマンハッタンに戻るロブ。カメラをまわし続けているハド、マーリン、ジェイソンの恋人リリーもついていく。
モンスター、そしてそれに攻撃を加える米軍部隊に、4人は圧倒される。なんとか地下鉄の駅に逃げ降り、線路を通ってベスのアパートに向かうことにするが、その地下鉄の闇の中で小型のモンスターに襲われる。辛うじて退けたものの、マーリンは傷を負ってしまう。

なんとか軍の避難施設にたどり着いた4人だったが、マーリンの病状が急変し、腹部が爆発して死んでしまう。残りの3人は軍の最終計画である「もしもの場合はこのマンハッタンを放棄しミサイルを撃ち込む」といった内容の言葉を聞くが、それでも3人でベスを救出に向かう。

崩壊寸前のマンションでベスを救い出し、迎えのヘリに乗ることができた3人だったが、巨大モンスターの一撃で、ヘリは墜落。マンハッタンのセントラルパークに落とされる。異形の巨大モンスターに、ハドは襲われる。ロブとベスは、カメラを抱えて公園の中に身を潜める。

マンハッタンを消し去るためにやってきた飛行機の轟音を聞きながら、ロブとベスはカメラを回す。

ラストシーンでは、ロブとベスがセントラルパークの橋の下に埋まった後、１ヶ月前に撮影されたテープに残されている映像が流れる。

コニーアイランドの観覧車に乗るロブとベス。カメラを回すロブは、偶然、海を撮っている。映し出された海の右の方を見ると、空から何かが降ってきて、海に落ち水しぶきが立つ。モンスターが宇宙より飛来していることが分かる。


ネタバレ作品一覧

トップページへ「1分で分かるネタバレ」