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「スティング」のネタバレ

2010.09.12 (Sun)
下ごしらえ
1936年、シカゴに近いジョリエットの下町で道路師と呼ばれる詐欺師2人が、通りがかりの男から金を詐取することに成功した。数日後、主謀者のルーサー(ロバート・アール・ジョーンズ)が殺害された。実は、金をだまし取った男はニューヨークの大親分ドイル・ロネガン(ロバート・ショウ)の手下で、その報復でルーサーは殺害されてしまった。

大組織に手を出した当然のむくいとしてルーサーは消されたのだが、組織の手は一味の1人ジョニー・フッカー(ロバート・レッドフォード)にも伸びていた。しかも、彼から金をせしめようとする悪徳警官、スナイダー刑事(チャールズ・ダーニング)も、彼に贋金をつかまされ、スナイダー刑事にも追われることになった。

ルーサーの復讐を誓ってフッカーはシカゴのヘンリー・ゴンドルフ(ポール・ニューマン)を訪ねた。だが頼みとするゴンドルフは、ギャング同志の争いでFBIから追われ、今では売春宿に幸うじて身を隠している有り様だった。

しかし、親友の死を知ったゴンドルフ(ポール・ニューマン)は、相手がロネガン(ロバート・ショウ)と聞き、復讐に手を貸すことになった。

シナリオ
その日から2人は、ロネガンの身辺を洗い、彼がポーカーと競馬に眼がないこと、近くシカゴを訪れることなどを調べ上げた。ゴンドルフは急ぎ昔の仲間を集め、シカゴの下町に競馬のインチキノミ屋を構えた。

ひっかけ
シカゴに向かう列車の車中で、ロネガンはいつもポーカー賭博をやると聞いたゴンドルフは、その仲間入りをし、いかさまでロネガンに大勝する。しかも、ロネガンのサイフはゴンドルフの情婦にスリ取られていたために負け金を払うことも出来ない始末だった。

吊り店
翌日、ロネガンの宿にゴンドルフの勝金を取りにきたフッカーは、ゴンドルフのポーカーがイカサマであることを告げ、頭にきたロネガンに負け金の何十倍も稼げる話を持ち込んだ。

それによると、ゴンドルフの経営するノミ屋に電送されてくる競馬の中継は、電報局の局長を組んで2分程遅らせて放送しているので、実際にはすでにゴールしている馬券を買えるから、ゴンドルフを破産させるのは訳がないをいうのだ。その代償として、ゴンドルフの縄張りを自分にくれというのがフッカーの条件だった。

しめ出し
彼らの活発な動きは、FBIの目にとまり始めていた。フッカーを追うスナイダー刑事(チャールズ・ダーニング)という悪徳警官もうろついている。FBIは、スナイダー刑事に対し「フッカーを捕まえてこい。フッカーは我々が追っているゴンドルフに繋がっている。そこがゴンドルフを逮捕する糸口になる」と話す。

一方、ロネガンはフッカーの持ち込んだ話が信用できるのかどうか、あらゆる手を打ってフッカーをためしていた。そしてついに、50万ドルの大金を注ぎ込むことにしたロネガンは、自らノミ屋に出向いた。

最後にぐっさり
ロネガンが50万ドル注ぎ込んだレースが始まった瞬間、ノミ屋にFBIが踏み込んできた。ゴンドルフは自分を裏切ったフッカーを射殺し、そして自らもFBIの銃弾に倒れた。店内は蜂の巣をつついたような大騒ぎになり、ロネガンはFBIに連行された。だがこれは、FBIまでふくめたすべてがゴンドルフの書いた筋書きだったのだ。FBIに扮したニセモノも、グルだった。こうしてゴンドルフとフッカーは見事ロネガンを再起不能な状態に陥れた。


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