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「ナイロビの蜂」のネタバレ・あらすじ

2010.09.20 (Mon)
英国外務省一等書記官のジャスティン(レイフ・ファインズ)は、ナイロビの空港からロキへ旅立つ妻テッサ(レイチェル・ワイズ)を見送った。「行ってくるわ」「じゃ2日後に」それが妻と交す最後の会話となってしまった。

ジャスティンに事件を報せたのは、高等弁務官事務所長で、友人でもあるサンディ(ダニー・ヒューストン)だった。テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺された。彼女は黒人医師アーノルドと共に、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた。今回もその一環のはずだったが、同行したアーノルドは行方不明、警察はよくある強盗殺人事件として事件を処理しようとした。

革命家のような情熱を秘める若妻テッサと、ガーデニングを趣味とする大人しい外交官の夫ジャスティン。全く違う性格だからこそ惹かれあった2人は、夫の駐在先のナイロビで暮らしていた。

ジャスティンは、妻との出逢いを思い起こしていた。上司の代理で講演会を開いたとき、聴取席から鋭い舌鋒で攻撃してきた情熱的な活動家がテッサだった。「あなたといると安心なの」赴任先のアフリカへ連れて行ってほしい、それがテッサからのプロポーズだった。

正義のためなら権力を握る相手にも臆せず立ち向かうテッサは、ジャスティンの社会的立場にも関わらず、波風を立て始める。そんな中でも、ガーデニングが唯一の趣味で事なかれ主義のジャスティンは、見ないふりを通していた。その上テッサが妊娠したため、ジャスティンは我が子の誕生を心待ちにする幸せな時間だけを生きていた。

だが、不運にもテッサは死産を経験する。悲しみを振り払うかのように、退院後、テッサは救援活動にのめりこんでいく。テッサは、副作用報告があったにもかかわらず、大手製薬会社がアフリカの貧しい人々を使って新薬の実験をしていることに気付く。独自の調査レポートを作成し、外務省に密告した数日後、テッサは帰らぬ人となってしまう。

警察は、テッサのパソコンや書類を押収した。そして、同僚サンディからテッサへ愛の言葉をつらねた手紙を発見し、ようやくジャスティンは何かがおかしいと気付き、テッサの死の真相を独自に調べ始めることを決意する。そして、テッサがレポートを渡した大手製薬会社の経営責任者ケニーに会いに行った直後、ジャスティンはロンドンに呼び戻され、パスポートを取り上げられた上で、ペレグリンから休暇を言い渡される。

ロンドンには、無条件で信頼できる人物がいた。テッサの従兄で弁護士のハムだ。彼がテッサから頼まれた調査の結果から、大手製薬会社と外務省のアフリカ局長ペレグリンの癒着にたどり着いた。彼はまたテッサとハムのメールから、彼女の身の潔白を知るのだった。

テッサが暮らしていた部屋を訪ね、愛に満ちた日々をかみしめるジャスティン。あの時もあの瞬間も、いつだってテッサは全身全霊で自分を愛してくれていた。泣き崩れるジャスティンは、不意に立ち上がった。彼はテッサの想いを遂げるため、陰謀が渦巻く世界へと旅立つ。

政府やKDHらに、癒着関係を切られたスリービー社・社長は、「死なばもろとも」と、ペレグリンらの不正をジャスティンにぶちまける。また、新薬開発に携わった医師を訪ね、彼から「テッサを監視するように」とペレグリンが指示した手紙を受け取る。その手紙や、テッサのレポートを人道支援グループに託し、一人、テッサが亡くなった湖に向かった。

そこでジャスティンは殺害される。ジャスティンは、その運命を悟っていたかのように安らかに旅立った。一方、ジャスティンが託した手紙は、ハムによって彼の葬儀を行っている会場で、白日の下に晒される。ペレグリンは不正で糾弾されることになった。


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