「運命じゃない人」のネタバレ・あらすじ
2010.09.21 (Tue)
時系列通りにストーリーは進行するのではなく、それぞれの視点で色々な時間軸でストーリーは進行していきます。
21:00 婚約破棄となり、二人で住む家を出てきた桑田真紀(霧島れいか)。婚約指輪を質屋に持って行ったが3500円にしかならず、一人入ったレストランはカップル、家族、友達同士でにぎわっている。寂しさがこみ上げて来て泣きそうになったその時、前のテーブルの男・神田勇介(山中聡)がナンパしてきた。真紀はためらうことなくすぐに席を移動した。
17:00 勤務中のサラリーマン宮田武は、別れた元カノ・倉田あゆみ(板谷由夏)に未練タラタラだった。彼女の写真を見てはため息を吐く日々だった。
20:00 宮田(中村靖日)がマンションに帰宅した途端、携帯が鳴った。親友の神田勇介(山中聡)からだ。なにやら小声で「飯を食おう」と神田は言うが、疲れている宮田は外出するのを渋っている。だが、神田から「大事な話がある。あゆみちゃんのことだ」と言われた途端、勢いよく家を飛び出して行った。
21:00 レストランで宮田が待っていると、神田が遅れてやって来た。「あゆみのことって?」と切り出す宮田。すると神田は「街で偶然会った。近々結婚するらしい」と告げる。あゆみはある日、結婚前提で購入したマンションから突然姿を消してしまったままだった。
いつまでも女々しい宮田に神田は、あゆみのことは忘れて新しい出会いを探すようにと言い、急に後ろのテーブルで一人座っている女(真紀)に声をかける。3人は一緒に食事をすることになった。自己紹介が終わり、神田がトイレに立つが、なかなか戻ってこない。
宮田が心配して探しに行くと神田の姿はどこにもなく、携帯に電話をすると「急に仕事が入った」と切られてしまう。初対面の真紀との会話に緊張しながらもなんとか食事を終え、店を出で、真紀を送ろうとするが、真紀は、一緒に暮らしていた恋人との婚約が破棄になり家を出たため、帰るところがないという。宮田はそんな真紀を放っておくことはできず、自分の家に泊まってはどうかと提案する。人の良さそうな宮田に安心した真紀はその申し出を受け入れ、二人は宮田の家に向った。
01:00 マンションに到着し、宮田は真紀を寝室へ案内する。部屋の隅にあるダンボールを真紀が不思議そうに眺めていると、「それは前の彼女・あゆみのものです」と説明する。そして、あゆみとのこれまでの経緯を真紀に話す。宮田に同情し、思わず彼を抱きしめてしまう真紀。ぎこちない空気が流れるところへ玄関のチャイムが鳴った。
やってきたのはなんと行方知れずだった、あゆみだった。戸惑う宮田に、あゆみは悪びれもせず、荷物を取りに来ただけと言い、ズカズカと上がりこむ。そんな自分勝手なあゆみの態度に真紀はたまらず出て行ってしまう。宮田はすぐに後を追いかけ家に戻るように説得するが、それでも真紀はタクシーに乗ってしまう。しかし宮田は走り出したタクシーを全速力で追いかけ、真紀に電話番号を教えてほしいとお願いする。当惑する真紀だったが、真剣な表情の宮田に根負けし、電話番号を書いた紙を差し出す。
19:00 神田が経営する探偵事務所に、あゆみが訪問する。神田は嫌々ながらあゆみを事務所に入れる。相談があるというあゆみに神田はつれない態度で、「あんたの正体はわかっている」と言い放つ。実は、神田は宮田から「あゆみが突然いなくなった」と聞いて、彼女のことを調べていた。あゆみは、結婚詐欺師だった。
「なんでよりによって宮田を騙したんだ?」と罵る神田を無視して、あゆみはお願いがある、という。「実業家だと思っていた新たなターゲットの浅井という男が、実はヤクザの組長であり、彼の元から逃がして欲しい」というのだ。あゆみが持って来たアタッシュケースを開けると、そこには組の金庫から持ち逃げしてきた2,000万円分の札束が入っていた。
あゆみは海外へ逃げるため、宮田のマンションに置いて来たパスポートを持ってきて欲しいと言う。親友の宮田がトラブルに巻き込まれないようにするために神田は、100万円の報酬をもらうこと、そして2,000万円は浅井に返すことを約束すればその依頼を引き受けると提案する。あゆみは嫌がるが、「女に逃げられた上にお金まで持っていかれたら、ヤクザは地の果てまで追ってくる」と説得され、渋々承知する。
19:45 神田の合鍵で宮田のマンションに侵入する二人。あゆみが寝室でパスポートを探している間、神田はトイレへ行く。するとその時、宮田が帰宅した。困った神田はトイレから携帯で宮田へ電話し、飯を食おうと外へ誘い出そうとするが、なかなか宮田は承知しない。そこで機転を利かせて「あゆみちゃんのことで話がある」というと、宮田は飛び出して行った。
20:40 パスポートを無事に手に入れ、今度は神田がバイク便に変装し、金を浅井の組事務所へ戻しに行くことにする。アタッシュケースを事務所の前において去ろうとしたその時、不審に思った組員から追いかけられるがなんとか逃げることに成功する。
21:30 神田はすべて無事に成し遂げ、先ほど誘い出した宮田の待つレストランに向った。何事もなかったかのように宮田と会い、そして真紀をナンパし、三人で自己紹介をしているところに先ほどの組員たちが入って来た。神田はトイレへ隠れようとするが、捕まってしまい、浅井の組事務所へと連れて行かれてしまう。
03:00 拘束されている神田の前に、浅井があゆみを連れてやってくる。そして神田が先ほど事務所へ届けたアタッシュケースを開けて見せる。その中には、大量の女性用の下着と神田の名刺が入っていた。驚く神田を見て浅井は、神田もあゆみに騙されていたと確信し、神田を解放する。
07:00 神田は家路に着くが、何かを思い立ち、宮田のマンションへ向う。寝ている宮田を起こし、慌ててあゆみの荷物の元へ急ぐ。あゆみがここでアタッシュケースの中身を入れ替えたとすれば、荷物の入ったダンボールの中にお金があるはずだ、と思ったのだ。しかし、部屋にはすでに荷物はなかった。宮田は真紀との出会いにより過去を忘れようと決め、あゆみの荷物を捨てたという。神田は呆然と腰が抜けたように力なく座り込む。
18:00 浅井の組事務所。浅井は、組員たちにアタッシュケースに入った札束を見せつけている。しかし、実はこのお金は、組の経営が苦しいことから、一番上と下だけが本物で後はただの紙切れという見せ金だった。そこへあゆみが入ってくる。浅井はあゆみに食事でも行こうと連れ出すが、店へと向う途中、あゆみは忘れ物をしたから先に行っててくれといい一人事務所へ引き返す。
浅井はなかなかあゆみが戻らないことを不審に思い、事務所へ戻ると偽札束は全て盗まれていた。組員総出であゆみを探していると、不審な男(神田)がアタッシュケースを事務所の前に置いていった。偽札束がばれたら大変だと浅井がこっそり開けると、中には女性の下着と神田という探偵の名刺が入っていた。浅井はその名刺を頼りに、神田の事務所へ急ぐ。
21:20 浅井が探偵事務所の鍵をこじ開け中を探っていると、あゆみに関する資料が見つかる。そこには、浅井の知らない顔のあゆみの写真、そしてあゆみが騙してきた男たち、その被害額などが細かくファイルされていた。最新の被害者となっている男、宮田の写真と住所もあった。そこへ組員から神田を捕まえたとの連絡が入る。何もしゃべらせないで自分が戻るまで待つように指示し、浅井は宮田のマンションへと向う。
24:30 宮田の家の鍵もこじ開け中に入った浅井は、寝室のダンボールの中に偽札束を発見するが、そこへ真紀を連れた宮田が帰宅してしまう。浅井はあわててベットの下に隠れる。浅井のすぐ目の前で話し込む宮田と真紀。そして玄関のチャイムが鳴り、あゆみがやって来た。アタッシュケースからこっそり移した金を取りに来たのだ。二人が押し問答をしている間、寝室にいた真紀はふとしたことから偽札束を見つけてしまう。少し考えて札束を自分のカバンに入れる真紀。そして寝室を出て行った。真紀を追いかけて宮田が出ていくと、あゆみは寝室へと入って行く。そしてそこには浅井が待っていた。浅井はあゆみを連れ、神田が拘束されている組事務所へと帰って行く。
8:00 何も知らない幸せそうな宮田と疲れ果てた神田。二人で朝食を取りながら、宮田は、昨日教えてもらった真紀の携帯番号に掛けるが、繋がらない。「書き間違えたんだ」と言い張る宮田に、神田は騙されたんだよ、と諭す。
金の入ったカバンを抱え、駅前に座り込み物思いにふけっている真紀。意を決したように、その場から立ち去る。そして真紀は、宮田のマンションのインターフォンを押す。
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21:00 婚約破棄となり、二人で住む家を出てきた桑田真紀(霧島れいか)。婚約指輪を質屋に持って行ったが3500円にしかならず、一人入ったレストランはカップル、家族、友達同士でにぎわっている。寂しさがこみ上げて来て泣きそうになったその時、前のテーブルの男・神田勇介(山中聡)がナンパしてきた。真紀はためらうことなくすぐに席を移動した。
17:00 勤務中のサラリーマン宮田武は、別れた元カノ・倉田あゆみ(板谷由夏)に未練タラタラだった。彼女の写真を見てはため息を吐く日々だった。
20:00 宮田(中村靖日)がマンションに帰宅した途端、携帯が鳴った。親友の神田勇介(山中聡)からだ。なにやら小声で「飯を食おう」と神田は言うが、疲れている宮田は外出するのを渋っている。だが、神田から「大事な話がある。あゆみちゃんのことだ」と言われた途端、勢いよく家を飛び出して行った。
21:00 レストランで宮田が待っていると、神田が遅れてやって来た。「あゆみのことって?」と切り出す宮田。すると神田は「街で偶然会った。近々結婚するらしい」と告げる。あゆみはある日、結婚前提で購入したマンションから突然姿を消してしまったままだった。
いつまでも女々しい宮田に神田は、あゆみのことは忘れて新しい出会いを探すようにと言い、急に後ろのテーブルで一人座っている女(真紀)に声をかける。3人は一緒に食事をすることになった。自己紹介が終わり、神田がトイレに立つが、なかなか戻ってこない。
宮田が心配して探しに行くと神田の姿はどこにもなく、携帯に電話をすると「急に仕事が入った」と切られてしまう。初対面の真紀との会話に緊張しながらもなんとか食事を終え、店を出で、真紀を送ろうとするが、真紀は、一緒に暮らしていた恋人との婚約が破棄になり家を出たため、帰るところがないという。宮田はそんな真紀を放っておくことはできず、自分の家に泊まってはどうかと提案する。人の良さそうな宮田に安心した真紀はその申し出を受け入れ、二人は宮田の家に向った。
01:00 マンションに到着し、宮田は真紀を寝室へ案内する。部屋の隅にあるダンボールを真紀が不思議そうに眺めていると、「それは前の彼女・あゆみのものです」と説明する。そして、あゆみとのこれまでの経緯を真紀に話す。宮田に同情し、思わず彼を抱きしめてしまう真紀。ぎこちない空気が流れるところへ玄関のチャイムが鳴った。
やってきたのはなんと行方知れずだった、あゆみだった。戸惑う宮田に、あゆみは悪びれもせず、荷物を取りに来ただけと言い、ズカズカと上がりこむ。そんな自分勝手なあゆみの態度に真紀はたまらず出て行ってしまう。宮田はすぐに後を追いかけ家に戻るように説得するが、それでも真紀はタクシーに乗ってしまう。しかし宮田は走り出したタクシーを全速力で追いかけ、真紀に電話番号を教えてほしいとお願いする。当惑する真紀だったが、真剣な表情の宮田に根負けし、電話番号を書いた紙を差し出す。
19:00 神田が経営する探偵事務所に、あゆみが訪問する。神田は嫌々ながらあゆみを事務所に入れる。相談があるというあゆみに神田はつれない態度で、「あんたの正体はわかっている」と言い放つ。実は、神田は宮田から「あゆみが突然いなくなった」と聞いて、彼女のことを調べていた。あゆみは、結婚詐欺師だった。
「なんでよりによって宮田を騙したんだ?」と罵る神田を無視して、あゆみはお願いがある、という。「実業家だと思っていた新たなターゲットの浅井という男が、実はヤクザの組長であり、彼の元から逃がして欲しい」というのだ。あゆみが持って来たアタッシュケースを開けると、そこには組の金庫から持ち逃げしてきた2,000万円分の札束が入っていた。
あゆみは海外へ逃げるため、宮田のマンションに置いて来たパスポートを持ってきて欲しいと言う。親友の宮田がトラブルに巻き込まれないようにするために神田は、100万円の報酬をもらうこと、そして2,000万円は浅井に返すことを約束すればその依頼を引き受けると提案する。あゆみは嫌がるが、「女に逃げられた上にお金まで持っていかれたら、ヤクザは地の果てまで追ってくる」と説得され、渋々承知する。
19:45 神田の合鍵で宮田のマンションに侵入する二人。あゆみが寝室でパスポートを探している間、神田はトイレへ行く。するとその時、宮田が帰宅した。困った神田はトイレから携帯で宮田へ電話し、飯を食おうと外へ誘い出そうとするが、なかなか宮田は承知しない。そこで機転を利かせて「あゆみちゃんのことで話がある」というと、宮田は飛び出して行った。
20:40 パスポートを無事に手に入れ、今度は神田がバイク便に変装し、金を浅井の組事務所へ戻しに行くことにする。アタッシュケースを事務所の前において去ろうとしたその時、不審に思った組員から追いかけられるがなんとか逃げることに成功する。
21:30 神田はすべて無事に成し遂げ、先ほど誘い出した宮田の待つレストランに向った。何事もなかったかのように宮田と会い、そして真紀をナンパし、三人で自己紹介をしているところに先ほどの組員たちが入って来た。神田はトイレへ隠れようとするが、捕まってしまい、浅井の組事務所へと連れて行かれてしまう。
03:00 拘束されている神田の前に、浅井があゆみを連れてやってくる。そして神田が先ほど事務所へ届けたアタッシュケースを開けて見せる。その中には、大量の女性用の下着と神田の名刺が入っていた。驚く神田を見て浅井は、神田もあゆみに騙されていたと確信し、神田を解放する。
07:00 神田は家路に着くが、何かを思い立ち、宮田のマンションへ向う。寝ている宮田を起こし、慌ててあゆみの荷物の元へ急ぐ。あゆみがここでアタッシュケースの中身を入れ替えたとすれば、荷物の入ったダンボールの中にお金があるはずだ、と思ったのだ。しかし、部屋にはすでに荷物はなかった。宮田は真紀との出会いにより過去を忘れようと決め、あゆみの荷物を捨てたという。神田は呆然と腰が抜けたように力なく座り込む。
18:00 浅井の組事務所。浅井は、組員たちにアタッシュケースに入った札束を見せつけている。しかし、実はこのお金は、組の経営が苦しいことから、一番上と下だけが本物で後はただの紙切れという見せ金だった。そこへあゆみが入ってくる。浅井はあゆみに食事でも行こうと連れ出すが、店へと向う途中、あゆみは忘れ物をしたから先に行っててくれといい一人事務所へ引き返す。
浅井はなかなかあゆみが戻らないことを不審に思い、事務所へ戻ると偽札束は全て盗まれていた。組員総出であゆみを探していると、不審な男(神田)がアタッシュケースを事務所の前に置いていった。偽札束がばれたら大変だと浅井がこっそり開けると、中には女性の下着と神田という探偵の名刺が入っていた。浅井はその名刺を頼りに、神田の事務所へ急ぐ。
21:20 浅井が探偵事務所の鍵をこじ開け中を探っていると、あゆみに関する資料が見つかる。そこには、浅井の知らない顔のあゆみの写真、そしてあゆみが騙してきた男たち、その被害額などが細かくファイルされていた。最新の被害者となっている男、宮田の写真と住所もあった。そこへ組員から神田を捕まえたとの連絡が入る。何もしゃべらせないで自分が戻るまで待つように指示し、浅井は宮田のマンションへと向う。
24:30 宮田の家の鍵もこじ開け中に入った浅井は、寝室のダンボールの中に偽札束を発見するが、そこへ真紀を連れた宮田が帰宅してしまう。浅井はあわててベットの下に隠れる。浅井のすぐ目の前で話し込む宮田と真紀。そして玄関のチャイムが鳴り、あゆみがやって来た。アタッシュケースからこっそり移した金を取りに来たのだ。二人が押し問答をしている間、寝室にいた真紀はふとしたことから偽札束を見つけてしまう。少し考えて札束を自分のカバンに入れる真紀。そして寝室を出て行った。真紀を追いかけて宮田が出ていくと、あゆみは寝室へと入って行く。そしてそこには浅井が待っていた。浅井はあゆみを連れ、神田が拘束されている組事務所へと帰って行く。
8:00 何も知らない幸せそうな宮田と疲れ果てた神田。二人で朝食を取りながら、宮田は、昨日教えてもらった真紀の携帯番号に掛けるが、繋がらない。「書き間違えたんだ」と言い張る宮田に、神田は騙されたんだよ、と諭す。
金の入ったカバンを抱え、駅前に座り込み物思いにふけっている真紀。意を決したように、その場から立ち去る。そして真紀は、宮田のマンションのインターフォンを押す。
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