ドラマ「黄金の豚」第01話 ネタバレ・あらすじ
2010.10.23 (Sat)
舞台・主要キャスト
「会計検査庁 特別調査課」とは、会計検査院をモデルにした架空の機関である。国の収入支出の決算を監査する機関であるが、調査権限なども限られており、省庁の「左遷先」の一つとなっていた。そこに、元・詐欺師の堤芯子(篠原涼子)がスカウトされてやってくる。
堤芯子(37) - 篠原涼子
第2係調査官。1973年9月16日生の37歳、詐欺罪により懲役2年の実刑判決を受け仮釈放中。履歴書の賞罰欄に正直に前科を記入しているため働き口が見つからずにいるところを久留米にスカウトされ特別雇用枠で入庁することになった。
工藤優(23) - 岡田将生
第2係調査官補。芯子と同時に入庁した新人。正義感は強いが周囲に流されやすい。東京大学経済学部卒のエリート。窓際部署であることを知らずに、自ら特別調査課に志願した。
角松一郎(37) - 大泉洋
第2係主任調査官。旧防衛庁の100億円の機密費の無駄遣いを暴いたこともある敏腕調査官。ただ、それを上層部に揉み消されたことにより、調査官の仕事に限界を感じている。しかし、使命感は強く、自らの立場が危うくなるような調査であっても仲間とともに立ち向かっていく。過去に芯子に結婚詐欺に遭わされている。
久留米勲(58) - 宇津井健
検査官。金融界出身で「再生屋」の異名を持ち、会計検査庁の改革の為に内閣総理大臣が直々に任命した人物。芯子のスキルを見つけ出し、スカウトした人物である。
黄金の豚 第01話「税金ドロボー官僚に喝!」
堤芯子、37歳。元詐欺師で仮釈放中の芯子は、職もなく行く当てもなく、実家の八百屋に身を寄せる。実家ではぶっきらぼうだが根は優しい家族・気丈な母・啄子(ツエコ、もたいまさこ)と、キャバクラ「年増園」に務める妹みぞれ(山口紗弥加)が芯子を待っていた。
そんなある日、芯子は街で金持ちそうな男・久留米(宇津井健)に出会う。いいカモだと思った瞬間、芯子はあっさり久留米に正体を見破られる。「私から金を奪うのは無理だ」。実は久留米は、会計検査庁の検査官だった。会計検査庁とは、国民が汗水流して収めた血税=国家予算の使い道を調査し追求する国の機関。久留米は芯子のお金をかぎ分ける勘と、嘘を見抜く慧眼を買い、芯子を調査官にスカウトしにきたのだ。
「断れば刑務所に逆戻り」と弱みを握られた芯子は、いやいやながら調査官を務めることに。配属された特別調査課には、東大卒のエリート新人・工藤優(スグル、岡田将生)、課長補佐の明珍(ミョウチン、生瀬勝久)、ノンキャリの角松(大泉洋)、事なかれ主義者の金田(桐谷健太)ら個性的なメンバーが揃っていた。
久留米は芯子に、内々に指令を与える。それは介護付老人ホームの不正を見抜くこと。認可ひとつでボロもうけが可能な老人ホームの経営に際し、社会福祉庁長官が業者と癒着して巨額の賄賂を受けているとの噂があるのだ。
資料をめくる芯子の手が、ある場所でピタリと止まった。「……この老人ホーム、欲のニオイがする」と。お年寄りには読みにくく、分かりにくいフランス語の施設名に引っかかりを覚えた芯子は、老人ホーム「アスピラシオン・グループ」に調査に出向く。だが、権限はほとんどなく、隠密調査しかできなかった。
その中で、老人ホームとして建設したが、「経営不振」として数百万円で数億円のマンションを池之端 友一 社会福祉庁長官の長男が購入、住居していることを知る。さらには、池之端婦人が豪遊している事実も掴む。
こうした金の出所は、実際はボランティアであるが賃金を払っているかのように見せかけることで作られた裏金だった。その隠し口座を見つけ出し、芯子たちは池之端 友一 社会福祉庁長官を辞職に追い込んだ。だが、裏金と同額の退職金が支払われ、ほぼ何もペナルティを受けていない実情に芯子や角松たちは落胆する。
芯子のもとに久留米検査官が現れ、「一度覗いてしまった闇からは逃れられない」と意味深な一言を残して去っていった。芯子の闘いはまだ始まったばかりだった。
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