ドラマ「黄金の豚」第03話 ネタバレ・あらすじ
2010.11.08 (Mon)
黄金の豚 第03話「病院蝕む天下りに喝!」
会計検査庁の調査官・芯子(篠原涼子)への今回の指令は、「独立行政法人 国立高度メディカルセンター」を調べることだった。最先端医療治療における日本一の国立病院だが、久留米(宇津井健)はこの病院が病魔におかされているという。
病院に向かった芯子は、病院長の上に君臨する事務局長・国枝と、彼にへつらうスーツ族を目撃する。国枝は財政省事務次官の1回300万円の治療費を研究患者として税金で賄い、移動には病院の高規格救急車を使用、病室は特別な個室を用意するなど便宜を図っていた。それに反発する院長・桜井とのやりとりを見た芯子は「ヤクザの組長の上に若頭がいるようなものか」と不信を募らせる。
芯子は桜井院長に事情を聞き、国枝事務局長が財政省からの天下りであること、利権しか考えていないとの証言を得る。この病院は国民の税金を無駄遣いする、天下りたちの温床だったのだ。しかし桜井院長もまた国の補助金をもらうために、なにより病院で仕事を続けるために国枝には逆らえない状況だとわかる。さらに芯子たちは病院で安い給料で不当に24時間フル稼働させられているレジデント(研修医)たちの姿を目にし、心を痛める。
そんな中、レジデントたちは、最新の医療設備で働き続けたい一心で、クビになることを恐れて不正に関することを証言しようとしない。さすがの芯子も手を引かざるを得ないと判断する。それでもなお「正義を貫いて、間違えを正す」と息巻く優(岡田将生)を、芯子は「彼らがクビになったらアンタ責任取れるのか」と一喝する。そんな様子を見ていた角松(大泉洋)、金田(桐谷健太)はひそかに病院の不正の洗い出しを進める。
芯子たちの動向とは別に、レジデントの一人が医療ミスを起こす。大事には至らなかったが、責任をとらされる形で辞職に追い込まれていた。彼を庇うレジデントが、「彼は人一倍頑張っていました。その結果、徹夜続きで疲れ果て、医療ミスを起こしてしまったんです。記録上は週30時間労働となっていますが、本当は連日徹夜で働いています。それを査問会で明らかにしていただければ、叙情酌量されます!」と事務局長・国枝に直訴していた。
過剰労働の記録を、彼はノートに記していた。その決定的な証拠を黙殺する事務局長・国枝。それを労働時間の不正申告として告発したい優(岡田将生)は、そのノートの提出を求めるが、レジデントは国枝に「働けなくなるよ」と脅され、提出を拒んだ。
また、この一件で優(岡田将生)は謹慎処分となってしまう。だが、優は諦めなかった。国枝に謝罪をしに行くことも拒否し、証拠を集め続けた。その中で、レジデントたちが情報を共有するネット掲示板を発見し、実際の勤務時間を把握できる、と考えていた。
芯子には、そのネット掲示板の記録を見て、ふと思いついたことがあった。「カップラーメン」というキーワードが頻繁に現れていたのだった。そのキーワードは、「カップラーメンのお湯を入れた=勤務開始」「カップラーメンを食べ終わった=業務終了」と言う意味ではないか、と考えた。そこで、芯子は再びレジデントにノートの提出を求めに行く。
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