パーフェクト・リポート 第04話のネタバレ・あらすじ
2010.11.09 (Tue)
第04話「ホーム転落事故 奇跡の救出劇の裏に」
老齢の女性・宇野多恵(田島令子)が、誤ってホームから転落する、という事故が起きた。しかし、彼女は若い女性に助けられ、一命を取り留めた。ところが、助けた彼女は何も言わずに立ち去ってしまったのだという。
ニュース部ディスクの黒井彰(平山浩行)は遊軍取材班に転落事件の取材を命じた。
一方、遊軍取材班には、「アジア芸術祭」公式ソングは盗作だと主張するFAXが連日届いていた。送り主はりんご園で働く元詐欺師の相良俊也(佐藤貢三)だった。赤坂衆(小出恵介)は黙殺しようとするが、蒼山叶(松雪泰子)は赤坂衆に取材を命じる。
奥澤緑(相武紗季)は、駅のホームから転落した宇野多恵(田島令子)から話を聞いた。手がかりは、女性が立ち去る時に脱ぎ落とした片方の靴だけだった。宇野多恵は、「謝礼金100万円を渡したいので、女性を捜して欲しい」と頼んだ。
奥澤緑と紫村健(小柳友)らはバラエティー美術班に頼み、女性の似顔絵を作成したが「プライバシーを守る必要がある」と、似顔絵は放送できなかった。宇野多恵は、似顔絵を記念にもらって帰った。
テレビで謝礼金100万円が出ることを放送すると、大勢の人間が名乗り出た。そこへ、片方の靴を持った靴屋の女性店員がやってきた。女性客が靴を買った際、片方だけの靴を捨てていった。テレビを見て、「宇野を救助した女性ではないか?」と、靴を拾って届けに来たのだった。
一方、赤坂衆(小出恵介)と白石弘(小日向文世)の2人は、作曲家の西本健一(島津健太郎)に曲を盗作されたと訴える元詐欺師・相良俊也(佐藤貢三)から話を聞いていた。
曲を聴くと、2つの曲は酷似していたが、盗作を証明するためには、相良俊也が作曲家・西本健一が曲を発表するよりも先に演奏していたという事実を証明する証拠が必要だった。
相良俊也は「以前、刑務所でその曲を演奏したことがあった」と語った。白石弘らは刑務所も防犯カメラの映像から、裏付けを行った。そして、相良俊也と作曲家・西本健一との接点を調べ始めた。白石弘らは、相良俊也が服役前に住んでいたアパートを訪れた。部屋の壁は薄かった。
遊軍取材班は、靴屋の防犯カメラの映像から宇野多恵を助けた女性の映像を入手した。女性の画像は似顔絵と酷似していた。蒼山叶は一瞬で女性の顔を詳しく覚えていることに疑問を感じ、元々2人は顔見知りだった可能性があり、名乗り出られない事情があるのではないかと指摘した。
翌日、女性は時田弘美(岩田さゆり)ではないかという情報提供メールがあった。ところが、時田弘美は2年前のバス転落事故で死亡したいたことが分った。
黄田功(要潤)は聞き込みをして、似顔絵の女性に似た新山明日香が働いているコンビニへたどり着く。店長に新山明日香の履歴書を見せてもらうと、宇野多恵を助けた女性に酷似していた。
遊軍取材班は調査により、宇野多恵(田島令子)が小学校の先生だったことが判明し、2年前のバス転落事故で生き残った者の中に新山明日香の名前を発見する。時田弘美は新山明日香と同じバスに乗っていた。時田弘美は宇野多恵の教え子だった。
遊軍取材班は仮説を立てた。その仮説とは、
1) 時田弘美が、バス事故に乗じて新山明日香に入れ替わったのではないか。
2) 宇野多恵は、バス事故で死んだと思った教え子が生きていたことを知り、「謝礼をしたい」と言って時田弘美を捜しているのではないか。
3) 時田弘美は、助けたのが、消したい過去を知る宇野多恵だったので、急いで逃げてしまったのではないか。
ということだった。
この話を聞き、宇野多恵は「10年前に一家心中事件が起きた。父親は事業に失敗して自宅に火を放ち、妻と子と一家心中を図った。しかし、10歳だった子供だけが生き残った。それが教え子の時田弘美(岩田さゆり)だった」と語りした。
時田弘美は、「自分だけ生き延びたため父も母も自分を憎んでいる…周りからは、親から殺されかけた子供という目で見られる…」と思い、苦しんでいた。そして、宇野多恵(田島令子)は、時田弘美がバス転落事故で死んだという知らせを受け、「施設から逃げ出したときに手を尽くしていれば…」と悔やんでいる様子だった。
二度とは交わらないと思われた二人の運命が、再び交差する。宇野多恵は駅のホームで、死んだはずの教え子・時田弘美に助けられ、再会したのだった。
話を聞いていると、新山明日香が働いていたコンビニの店長から連絡が入る。新山明日香が逮捕されたという知らせだった。
新山明日香は、老人からひったくりをした容疑で逮捕されていた。刑事は、アルバイトしていたコンビニで知り合った不良と一緒にやったんだろうと追求したが、新山明日香は黙秘を続けていた。
宇野多恵(田島令子)は警察へ行ったが、捜査中のため時田弘美(岩田さゆり)とは会えなかった。蒼山叶(松雪泰子)は手紙を書いてはどうかと提案した。蒼山叶は刑事に接触し、「事件を解決する切っ掛けになるかもしれない」と言い、宇野多恵が書いた手紙を渡して欲しいと頼んだ。
時田弘美と新山明日香とは知り合いで、温泉へ行くため2人でバスに乗っていた。事故後、身元確認を求められた時田弘美は、死亡した女性は「時田弘美」と証言し、自分は「新山明日香」と名乗ったのだった。
時田弘美は調べに対して「辛かった過去を捨てて生まれ変わりたかった」と容疑を認めて、事件は終結した。宇野多恵は身元引受人となり、時田弘美を見守っていくことを決意した。
一方、盗作問題を取材してる白石弘(小日向文世)らは、相良俊也(佐藤貢三)の部屋の隣に住んでいた女性が、作曲者の西本健一(島津健太郎)と交際していたことを突き止めた。その時、西本健一はキャバクラ嬢の部屋で隣室から聞こえてきた曲を録音していた。
遊軍取材班は、盗作疑惑をこれ以上、追及することは無理と判断し、後は警察に任せることにして、取材を打ち切った。盗作疑惑は立証できなかったが、相良俊也(佐藤貢三)は「信じてくれたことが嬉しい」と、自分が作ったリンゴを送ってきた。
ある日、赤坂衆(小出恵介)に非通知電話がかかってきた。赤坂衆が独自に調べている丹波代議士の献金疑惑について重要な証拠を持っているという人物からの電話だった。
そのころ、白石弘(小日向文世)は蒼山叶(松雪泰子)に、自殺した澤村の息子・澤村コウキが数日前に出所したことを教えた。
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