「エグザム」のネタバレ・あらすじ
2010.11.14 (Sun)
とある有力企業の最終就職試験に残った8人の男女。合格者は死ぬまで年俸1億円の報酬が得られるという。その会場に入ると、そこは窓一つなく、武装した警備員が立っていた。
試験のルールは3つ、それに従わない者は「不適切とみなす」と試験監督は告げる。
1)試験監督、または入口に立つ警備員に話かけてはならない。
2)試験用紙を破損してはならない。
3)部屋から出てはならない。
「質問は1つ、答えは1つだ。何か質問は?」と訊き、質問が無いことを確認すると、試験監督はカウントダウン用の時計を作動させ、部屋を去る。しかし、受験者たちが問題に取り掛かろうと用紙を裏返すと、試験用紙は白紙だった。
我慢しきれない一人の受験者が用紙に誤った答えを書いた瞬間、・数学者(ジェンマ・チャン)は、警備員に部屋の外に連れ出されてしまう。
その姿を見た一人がルールを思い出し、他の受験者に「質問を見つけるまで協力しよう」と持ちかける。そして、彼はそれぞれの特徴をもとに、呼び名を決める。
・詐欺師"ホワイト"(ルーク・マブリー)
・軍人"ブラウン"(ジミ・ミストリー)
・哲学者"デフ"(ジョン・ロイド・フィリンガム)
・工学者"ブラック"(チュク・イウジ)
・医師"ブロンド"(ナタリー・コックス)
・化学者"ブルーネット"(ポリアンナ・マッキントッシュ)
・心理学者"ダーク"(アダル・ベック)
ホワイトの提案により、まず質問を見つけ出すまでは協力しよう、ということになる。まずは透かしが入っているのではないか、ということで紙を透かしてみたり、スプリンクラーを作動してみたが、紙は全く変化しなかった。
進展しない質問探しに対し、お互いの身元も分からぬまま、腹の探り合いが行われた。
ホワイトとブラウンはヘッドハンティングされてやってきたのだという。その他は、公募に対して応募を行った。その中で、一人だけ、心理学者"ダーク"は、会社のことを知っていた。
この会社は、急速に成長を遂げた巨大な製薬会社だった。パンデミックを引き起こした致死性のウィルス性疾患に対するワクチンを開発・販売することで成長した企業だった。さらに、ブルーネットのパートナーがその疾患に罹っていることが判明する。
そんな中、ホワイトは科学者"ブルーネット"(ポリアンナ・マッキントッシュ)、哲学者"デフ"(ジョン・ロイド・フィリンガム)を半ば強引に不合格にさせ、周りの反感を買う。「質問が分かった!」と発言した結果、ホワイトはブラックにイスに縛り付けられてしまう。
目を覚ましたホワイトは、「自分は病気で1時間毎に内服しないと死んでしまう」と、内服させてくれるように懇願する。だが、ブラックは信用せず、その内にホワイトが痙攣しだしてようやく内服させようかと考えた。
だが、肝心の錠剤が無くなっていた。軍人・"ブラウン"が隠していたのだった。一命を取り留めたホワイトは、ブラックに詰め寄られ、"質問"について話した。「質問なんてものはない。あるとすれば、この試験自体が質問だ。…答えは、"自分"なんだ」と答える。つまり、最後に残ったもの、それが答えであり、採用者である、ということだと。
ホワイトは、警備員の銃を奪おうとするが、ブラックに阻まれる。銃は、指紋認証が必要なものだった。ホワイトはブラックに掴みかかり、銃を奪うことに成功する。さらに、その銃を警備員の指で引き金を引こうとする。
銃を手にしたホワイトは、ブラウンをまず退場させた。さらに、ブロンド、ブラックを退場させようとした。だが、ブロンドはブラックと画策し、退場したフリをして、部屋を暗転させ、ブラックにホワイトから銃を奪うように指示する。
だが、ブラックは逆に撃たれてしまう。そんな中、タイマーの時間が切れる。「俺が残った!俺が答えだ!俺を採用しろ!」とマジックミラーに語りかけるホワイト。だが、警備員が彼の肩を掴み、腕時計を指さす。実は、まだ80分経過してなかったのだ。
ブロンドがタイマーを早め、時間が経過したかのように見せかけていたのだ。また、ブロンドは完全に部屋を出ておらず、足をドアから内側に入れていた。
部屋に戻ったブロンドは、哲学者"デフ"(ジョン・ロイド・フィリンガム)が「曇り無き目で見ろ」とフランス語で語ったことを思いだした。そして、紙を食い入るように見て、硝子で拡大して見ると、そこには「Question 1」とだけ、小さな文字で刻印されていた。
そこで、ブロンドは試験管に白紙の用紙を手渡す。「質問は…ありません」と答えた。"質問"というのは、試験管がしたたった一つの質問だった。「質問は無いか?」というものだったのだ。
ブラックも銃に込められていたのは細胞再生を促す薬剤の入った弾丸であり、一命を取り留めた。ブロンドは見事に採用され、CEOである哲学者"デフ"と固い握手を交わしたのだった。
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試験のルールは3つ、それに従わない者は「不適切とみなす」と試験監督は告げる。
1)試験監督、または入口に立つ警備員に話かけてはならない。
2)試験用紙を破損してはならない。
3)部屋から出てはならない。
「質問は1つ、答えは1つだ。何か質問は?」と訊き、質問が無いことを確認すると、試験監督はカウントダウン用の時計を作動させ、部屋を去る。しかし、受験者たちが問題に取り掛かろうと用紙を裏返すと、試験用紙は白紙だった。
我慢しきれない一人の受験者が用紙に誤った答えを書いた瞬間、・数学者(ジェンマ・チャン)は、警備員に部屋の外に連れ出されてしまう。
その姿を見た一人がルールを思い出し、他の受験者に「質問を見つけるまで協力しよう」と持ちかける。そして、彼はそれぞれの特徴をもとに、呼び名を決める。
・詐欺師"ホワイト"(ルーク・マブリー)
・軍人"ブラウン"(ジミ・ミストリー)
・哲学者"デフ"(ジョン・ロイド・フィリンガム)
・工学者"ブラック"(チュク・イウジ)
・医師"ブロンド"(ナタリー・コックス)
・化学者"ブルーネット"(ポリアンナ・マッキントッシュ)
・心理学者"ダーク"(アダル・ベック)
ホワイトの提案により、まず質問を見つけ出すまでは協力しよう、ということになる。まずは透かしが入っているのではないか、ということで紙を透かしてみたり、スプリンクラーを作動してみたが、紙は全く変化しなかった。
進展しない質問探しに対し、お互いの身元も分からぬまま、腹の探り合いが行われた。
ホワイトとブラウンはヘッドハンティングされてやってきたのだという。その他は、公募に対して応募を行った。その中で、一人だけ、心理学者"ダーク"は、会社のことを知っていた。
この会社は、急速に成長を遂げた巨大な製薬会社だった。パンデミックを引き起こした致死性のウィルス性疾患に対するワクチンを開発・販売することで成長した企業だった。さらに、ブルーネットのパートナーがその疾患に罹っていることが判明する。
そんな中、ホワイトは科学者"ブルーネット"(ポリアンナ・マッキントッシュ)、哲学者"デフ"(ジョン・ロイド・フィリンガム)を半ば強引に不合格にさせ、周りの反感を買う。「質問が分かった!」と発言した結果、ホワイトはブラックにイスに縛り付けられてしまう。
目を覚ましたホワイトは、「自分は病気で1時間毎に内服しないと死んでしまう」と、内服させてくれるように懇願する。だが、ブラックは信用せず、その内にホワイトが痙攣しだしてようやく内服させようかと考えた。
だが、肝心の錠剤が無くなっていた。軍人・"ブラウン"が隠していたのだった。一命を取り留めたホワイトは、ブラックに詰め寄られ、"質問"について話した。「質問なんてものはない。あるとすれば、この試験自体が質問だ。…答えは、"自分"なんだ」と答える。つまり、最後に残ったもの、それが答えであり、採用者である、ということだと。
ホワイトは、警備員の銃を奪おうとするが、ブラックに阻まれる。銃は、指紋認証が必要なものだった。ホワイトはブラックに掴みかかり、銃を奪うことに成功する。さらに、その銃を警備員の指で引き金を引こうとする。
銃を手にしたホワイトは、ブラウンをまず退場させた。さらに、ブロンド、ブラックを退場させようとした。だが、ブロンドはブラックと画策し、退場したフリをして、部屋を暗転させ、ブラックにホワイトから銃を奪うように指示する。
だが、ブラックは逆に撃たれてしまう。そんな中、タイマーの時間が切れる。「俺が残った!俺が答えだ!俺を採用しろ!」とマジックミラーに語りかけるホワイト。だが、警備員が彼の肩を掴み、腕時計を指さす。実は、まだ80分経過してなかったのだ。
ブロンドがタイマーを早め、時間が経過したかのように見せかけていたのだ。また、ブロンドは完全に部屋を出ておらず、足をドアから内側に入れていた。
部屋に戻ったブロンドは、哲学者"デフ"(ジョン・ロイド・フィリンガム)が「曇り無き目で見ろ」とフランス語で語ったことを思いだした。そして、紙を食い入るように見て、硝子で拡大して見ると、そこには「Question 1」とだけ、小さな文字で刻印されていた。
そこで、ブロンドは試験管に白紙の用紙を手渡す。「質問は…ありません」と答えた。"質問"というのは、試験管がしたたった一つの質問だった。「質問は無いか?」というものだったのだ。
ブラックも銃に込められていたのは細胞再生を促す薬剤の入った弾丸であり、一命を取り留めた。ブロンドは見事に採用され、CEOである哲学者"デフ"と固い握手を交わしたのだった。
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