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ドラマ「秘密」 第09話 ネタバレ・あらすじ

2010.12.12 (Sun)

秘密 第09話「運命は妻を二度奪う」


バスの転落事故以降、身体は藻奈美(志田未来)だが、心は直子(石田ひかり)という複雑な妻との奇妙な生活を送ってきた平介(佐々木蔵之介)。ところが突然、ずっと消えたままだった藻奈美の魂が戻ってきた。

それ以来、藻奈美の魂はたびたび戻ってくるようになる。状況だけ見れば、依然として奇妙であることには変わらなかった。だが、平介は久々に家族3人で暮らす幸せを噛み締め、この状態がずっと続けばいいと願う。

ところが、やがて直子が現れる時間が少なくなってきた。直子はもうすぐ平介に会えなくなるような予感に包まれる。そんなある日、平介は自分と同じ会社への就職が決まった梶川文也(田中圭)と再会。そのまま家へと連れて行き、藻奈美と3人で食事をする。楽しそうに会話をする藻奈美と文也。その様子を見ていた平介は何かを予感した。

しばらくして文也が帰った。その直後、藻奈美は平介に「連れて行ってほしいところがある」と切り出す。行き先は山下公園。それは平介と直子が初めてデートした、思い出の場所だった。どうやら直子が手紙を通じて藻奈美に頼んだらしい。翌日、平介と藻奈美は山下公園へ向かった。到着してしばらくすると、直子が現れた。

直子は、「平ちゃん、最後にここに連れてきてくれて、ありがとう」と告げる。「もう居なくなってしまうのか…」と完全な別離を悟った平介。それを最後に、直子の魂は消えた。その後、平介の前に直子が現れることは二度となかった。

8年後、25歳になり大脳生理学の研究室に所属し、研究を続けるていた藻奈美が、結婚式の日を迎えることになった。式の直前、礼服を着た平介はバス運転手・梶川幸広(吹越満)の形見である懐中時計を手に、松野時計店へと駆け込む。平介は店主の松野(ミッキー・カーチス)に再び蓋が開かなくなった懐中時計を差し出し、修理を頼んだ。

「結婚式に持って出たいんです。新郎の父親の形見なもんで」と、松野は蓋が開くようにして懐中時計を渡し、平介に言った。「ふたりとも形見で出席ってわけだな」と。

ポカンとする平介に、松野は信じられない事実を告げた。それは先月のこと。藻奈美が「お母さん(直子)の結婚指輪を材料にして自分の結婚指輪を作ってほしい。形見だから」と松野に頼んだというのだ。

平介は大急ぎでタクシーを飛ばし、結婚式場へと向かった。なぜ藻奈美は知っていたのだろう。直子が指輪をテディベアの中に隠したことは、平介と直子だけの秘密だった。それを藻奈美が知っているはずがない。「まさか…直子は消えたように振舞っていただけなのか…?」という疑問が頭の中に渦巻いていた。

花嫁控え室に駆け込んだ平介は、疑惑を確信に変えた。「直子…」と、平介の口からその言葉が出ようとした瞬間、花嫁は遮った。「お父さん、長い間、本当に長い間お世話になりました」と。

花嫁は涙をためて丁寧にお辞儀をした。平介は胸に込み上げてきたものをぐっと押さえ、花嫁の父としてうなずいた。そこへ、新郎の文也が入ってきた。平介は文也に申し出た。「君を殴らせてくれ」と。

平介は思いっきり文也を殴った。そして、倒れる文也に平介は手を差し伸べた。
平介は自分の結婚指輪を外し、藻奈美とともにバージンロードを歩いた。藻奈美は平介の手を離れ、文也のもとへ向かった。その瞬間、平介は藻奈美にささやいた。

「藻奈美、幸せになれよ」と。

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