「ウォール・ストリート」のネタバレ・あらすじ
2011.02.06 (Sun)
2001年、証券詐欺やマネー・ロンダリング、インサイダー取引などの罪により8年間、刑務所に服役したゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)は、連邦刑務所の門の外へ出てきた。彼を迎える人はだれもいない。疎遠になっている娘のウィニーでさえ姿を見せず、彼がいない間も昔のウォール街の同僚たちはますます多額になった財産作りに余念がない。
それから7年後の2008年、頭の切れる若い私設取引担当、ジェイク・ムーア(シャイア・ラブーフ)は、由緒あるケラー・ザベル・インベストメンツ(KZI)社で大金を儲けていた。一方、ジェイクの恋人のウィニー・ゲッコー(キャリー・マリガン)は、父のゴードンには欠けている理想主義に基づいたジェイクの情熱である環境保護エネルギーへの投資を支持していた。
順風満帆と思われたジェイコブ・ムーアの身に、思いも寄らない自体が訪れる。彼が勤務するKZI社の株が突然急落し破綻したのだった。何者かに流された、「KZI社は多額の負債を抱えているという」風説の流布によるものだった。
この一件もあり、さらには関連金融企業や政府も救済に乗り出さなかったため、KZI社は破綻してしまう。その後、経営者のルイス・ゼイベル(フランク・ランジェラ)は自殺し、自社株に投資していたジェイコブも資産を失ってしまう。
株価急落の原因は、投資銀行経営者のブレトンが、あらぬ噂を裏で振りまいていたことを知る。ブレトン(ジョシュ・ブローリン)は自分の会社が危機だった時代、KZI社のルイスが援助を拒否したことを根に持っていたのだった。
ジェイコブは友人とともに、ゴードンの講演会に参加する。会場を出たゴードンをつかまえ、自分がゴードンの娘ウィニーと交際していることを明かす。ゴードンも昔ブレトンに取引の情報を漏らされたことで、8年もの長い懲役を喰らったと考えていた。そしてサブプライムローンを発端とする金融市場の崩壊を予期していた。
ジェイコブはブレトンの会社に誘われ働くことにしたが、投資方針が合わず、強く推していていたベンチャー企業への投資を反故にされる。そのことに反発したジェイコブは、退社することにした。
一方で、ウォールストリートには激震が走った。金融市場崩壊が始まったのだった。状況をなんとかしたいジェイコブがゴードンに相談すると、ウィニー名義の1億ドルにも及ぶ信託預金がスイスの銀行口座にあることを打ち明けられる。ウィニーを説得してスイスへ飛び、その金を引き出すことに成功するが、ゴードンを訪ねると彼はアパートから消えていた。ゴードンはその金を持ち逃げしていたのだった。
ゴードンに裏切られ、茫然自失となるジェイコブ。そんな彼にウィニーは「それが父という人間なの」と言われ、ゴードンと会っていたことを告白したジェイコブは、ウィニーに別れを告げられる。
全てを失ったジェイコブは、ブレトンがサブプライムローン問題に端を発する金融崩壊の最中に、空売りで私腹を肥やしていたことや、それを明かさずに自社に政府援助まで得ようとしていたことをウィニーの管理・運営している"Frozen truth"というサイトに公表する。
この事実は大きな衝撃をもって大衆に知られるようになり、ブレトンは大きな批判に晒され、司法の手が及ぶことになった。一方、その隙に多額の富を築いたゴードン。彼は、1億ドルを11億ドルに増やしていた。
華々しい復活を遂げたゴードンだったが、ジェイコブに「ウィニーは息子を妊娠している。あなたの孫だ」と告げられたことを思いだしていた。1億ドルもの金を環境保護エネルギーへの投資に当て、ウィニーたちに謝罪するゴードン。そんな彼の姿を見て、ジェイコブとウィニーは和解するのだった。
1歳の誕生日を迎えたジェイコブとウィニーの息子。彼には、ジェイコブの師、ルイスの名前が付けられていた。彼を囲み、パーティーが行われ、そこには微笑むゴードンの姿もあった。
【追記】
前作で登場した、バド・フォックス(チャーリー・シーン)も登場。ブレトンのチャリティーパーティーに参加していた。彼は1年の刑期の後、ブルースター航空の社長に継続して就任。プライベート・ジェット専門の航空会社となり、利益を出した。その上で社を売却し、多額の富を築いた男として登場していた。
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それから7年後の2008年、頭の切れる若い私設取引担当、ジェイク・ムーア(シャイア・ラブーフ)は、由緒あるケラー・ザベル・インベストメンツ(KZI)社で大金を儲けていた。一方、ジェイクの恋人のウィニー・ゲッコー(キャリー・マリガン)は、父のゴードンには欠けている理想主義に基づいたジェイクの情熱である環境保護エネルギーへの投資を支持していた。
順風満帆と思われたジェイコブ・ムーアの身に、思いも寄らない自体が訪れる。彼が勤務するKZI社の株が突然急落し破綻したのだった。何者かに流された、「KZI社は多額の負債を抱えているという」風説の流布によるものだった。
この一件もあり、さらには関連金融企業や政府も救済に乗り出さなかったため、KZI社は破綻してしまう。その後、経営者のルイス・ゼイベル(フランク・ランジェラ)は自殺し、自社株に投資していたジェイコブも資産を失ってしまう。
株価急落の原因は、投資銀行経営者のブレトンが、あらぬ噂を裏で振りまいていたことを知る。ブレトン(ジョシュ・ブローリン)は自分の会社が危機だった時代、KZI社のルイスが援助を拒否したことを根に持っていたのだった。
ジェイコブは友人とともに、ゴードンの講演会に参加する。会場を出たゴードンをつかまえ、自分がゴードンの娘ウィニーと交際していることを明かす。ゴードンも昔ブレトンに取引の情報を漏らされたことで、8年もの長い懲役を喰らったと考えていた。そしてサブプライムローンを発端とする金融市場の崩壊を予期していた。
ジェイコブはブレトンの会社に誘われ働くことにしたが、投資方針が合わず、強く推していていたベンチャー企業への投資を反故にされる。そのことに反発したジェイコブは、退社することにした。
一方で、ウォールストリートには激震が走った。金融市場崩壊が始まったのだった。状況をなんとかしたいジェイコブがゴードンに相談すると、ウィニー名義の1億ドルにも及ぶ信託預金がスイスの銀行口座にあることを打ち明けられる。ウィニーを説得してスイスへ飛び、その金を引き出すことに成功するが、ゴードンを訪ねると彼はアパートから消えていた。ゴードンはその金を持ち逃げしていたのだった。
ゴードンに裏切られ、茫然自失となるジェイコブ。そんな彼にウィニーは「それが父という人間なの」と言われ、ゴードンと会っていたことを告白したジェイコブは、ウィニーに別れを告げられる。
全てを失ったジェイコブは、ブレトンがサブプライムローン問題に端を発する金融崩壊の最中に、空売りで私腹を肥やしていたことや、それを明かさずに自社に政府援助まで得ようとしていたことをウィニーの管理・運営している"Frozen truth"というサイトに公表する。
この事実は大きな衝撃をもって大衆に知られるようになり、ブレトンは大きな批判に晒され、司法の手が及ぶことになった。一方、その隙に多額の富を築いたゴードン。彼は、1億ドルを11億ドルに増やしていた。
華々しい復活を遂げたゴードンだったが、ジェイコブに「ウィニーは息子を妊娠している。あなたの孫だ」と告げられたことを思いだしていた。1億ドルもの金を環境保護エネルギーへの投資に当て、ウィニーたちに謝罪するゴードン。そんな彼の姿を見て、ジェイコブとウィニーは和解するのだった。
1歳の誕生日を迎えたジェイコブとウィニーの息子。彼には、ジェイコブの師、ルイスの名前が付けられていた。彼を囲み、パーティーが行われ、そこには微笑むゴードンの姿もあった。
【追記】
前作で登場した、バド・フォックス(チャーリー・シーン)も登場。ブレトンのチャリティーパーティーに参加していた。彼は1年の刑期の後、ブルースター航空の社長に継続して就任。プライベート・ジェット専門の航空会社となり、利益を出した。その上で社を売却し、多額の富を築いた男として登場していた。
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