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「二流小説家」のネタバレ・あらすじ

2012.02.25 (Sat)
【登場人物】
・ハリー・ブロック:売れない作家。官能小説などを書き、原稿料を得て生活している。
・ダリアン・クレイ:連続殺人犯であり、女性を殺害した写真を撮り、被害者家族に送りつけるということを繰り返していた。死刑判決を受けているが、再審請求を繰り返している。
・キャロル・フロスキー:ダリアンの弁護士
・ジョン・トナー:第一の被害者と考えられているサンディ・トナーの夫。ハリーの取材に、被害者の人権を盾に反対する。

【あらすじ】
ハリーは冴えない中年作家。シリーズ物のミステリ、SF、ヴァンパイア小説の執筆で何とか食いつないできたが、ガールフレンドには愛想を尽かされ、家庭教師をしている女子高生からも小馬鹿にされる始末。だがそんなハリーに大逆転のチャンスがやってくる。

かつてニューヨークを震撼させた連続殺人鬼より、告白本の執筆を依頼されたのだ。ベストセラー作家になり周囲を見返すために、殺人鬼が服役中の刑務所に面会に向かう。そこで、ダリアンに「刑務所に送られてくる"俺の女性ファン"に会い、そいつらをモデルに官能小説を書いて、俺に読ませるんだ。そうすれば、告白本のインタビューを受けさせてやる」と、取引を持ちかけられる。ダリアンの再審請求は却下され、とうとう死刑が執行されるのも間近、という時期であった。ハリーは、その申し出を受けることにした。

ハリーが、ダリアンのファンであるという女性に会うと、彼女たちは何者かに惨殺されていく。その殺害方法は、ダリアンの行なっていた兇行に似ていた。

【ネタバレ】
犯行に及んでいたのは、ダリアンの弁護士、キャロル・フロスキーだった。彼女は、実はダリアンの母親だった。「犯人はダリアンの他にいる」と見せかけるために、犯行を重ねたのだった。

被害者たちの遺体は、ダリアンの養父・グレッツェンの家の庭に埋められていた。その掘り起こし作業を行なっている最中、ハリーは第一の被害者の夫、ジョン・トナーに襲われる。実は、ジョン・トナー自身が妻・サンディを殺害したのであって、その罪をダリアンに着せ、罪を逃れていたのだった。

辛くもジョン・トナーの襲撃を逃れたハリーは、一連の事件を小説とすることにして、執筆を始めた。


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