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「佇む男」(ドラマ「鍵のかかった部屋」原作)のネタバレ・あらすじ

2012.04.09 (Mon)
【登場人物】
・日下部雅友:司法書士。『新日本葬礼社』社長の遺書に関係したことがきっかけで、事件に関わるようになる。
・大石満寿夫:『新日本葬礼社』社長。密室状態の部屋で遺体で発見される。
・田代芙美子:『新日本葬礼社』の社長秘書、総務課長兼務。
・池端誠一:『新日本葬礼社』の専務。
・榎本径:防犯コンサルタント、防犯ショップ店長。本職は泥棒。
・青砥純子:『レスキュー法律事務所』弁護士。

【あらすじ】
 奥多摩の山荘で、『新日本葬礼社』社長・大石満寿夫が死亡した。その部屋は密室状態で、奇妙なことに、遺体はドア近くでうずくまるような形で座っており、なおかつドアには白幕が引かれていた。
 ガラステーブルと扉の間でうずくまった遺体を窓から発見した日下部雅友(司法書士)、池端誠一専務、田代芙美子の三名は、窓ガラスを破って部屋の中に入った。もちろん、窓ガラスにも鍵がかかっており、部屋は完全な密室状態だった。
 社長の死因は、もともと膵臓癌を患っていたため使用していたモルヒネの過剰投与だった。

 遺書も用意されており、自殺として片付けられようとしていた。鍵は、排気口から釣り道具をしようして掛けることは可能な状態だったが、社長の遺体、ガラステーブルが置かれた状態では、犯人は外に出ることができないからだ。
 だが、日下部は第一容疑者として池端専務を疑っていた。果たしてこれは事件なのか、自殺なのか。

【ネタバレ】
 犯人は、池端専務だった。
 トリックとしては、遺体の死後硬直を利用したものだった。まず、遺体を直立状態で硬直するまで待ち、その状態でドアに立てかけておいたのだった。その状態であれば、隙間から部屋を出ることができる。その後、死後硬直が解けると、遺体はうずくまるような形になる。このようにして、密室状態を作ったのだった。 センターテーブルは、滑って遺体が倒れないようにするために使用したのだった。そして白幕は、別解(扉の下からテグスなどを使用して鍵を閉めた、と思われないようにするため)の可能性を潰すために使用したのだった。
 池端専務は、社長から横領を疑われ、社の贈与分を減らされることを察し、新たな遺書が作成される前に殺害しよう、と考えていたのだった。

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