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「LOOPER ルーパー」あらすじ・ネタバレ

2013.01.14 (Mon)
2074年、タイムマシンが開発された。その30年前の2044年に、「LOOPER ルーパー」たちは存在する。彼らは、2074年から送り込まれ、殺人を請け負う殺し屋を担っている。

2074年、全ての人間にはナノマシンが注入され、司法に死亡日時が発信される。犯罪組織はそれを避けるため、抹殺するターゲットをタイムマシンが開発される以前の2044年に送り、殺害する。

ルーパーたちは、30年後の未来から所定の場所に転送されてきたターゲットを即座に射殺する。彼らの元へは、指定された日時にターゲットたちが送り込まれてくる。その中には、未来の自分が送り込まれてくることもある。報酬はターゲットと一緒に運ばれる銀である。だが、ターゲットが未来の自分自身の場合は金となる。そこから30年後、彼らは処刑される運命にあることを悟る。

腕利きのルーパーであるジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)の元に、ある男(ブルース・ウィリス)が転送されてきた。いつものようにすぐさま仕事を片づけるつもりだったが、男が30年後の自分自身であることに気付いてしまう。

ジョーが躊躇した隙をついて、未来のジョー(オールド・ジョー:ブルース・ウィリス)は街へ逃走する。仕事を完遂しないと自分が殺されるため、過去にいるジョー(ヤング・ジョー:ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は追跡を開始する。ヤング・ジョーは、オールド・ジョーの「列車に乗り、逃げろ」というメッセージを無視し、自室へ戻る。そこは、組織のメンバーが見張っており、ヤング・ジョーは襲撃を受ける。オールド・ジョーは、ヤング・ジョーを助け、再び逃がそうとするが、それを拒否する。自分自身の腕に馴染みの店の店員の名前を傷つけ、オールド・ジョーを呼び寄せる。

オールド・ジョーは、「ヤング・ジョーが未来から送られてきたオールド・ジョーを殺害した未来の自分」である。2044年以降は犯罪者として闇の世界で生きていたものの、中国で美しい東洋女性と出会い結婚する。人生をリセットして幸せな毎日を送っていたが、レインメーカーの刺客によって妻を殺害され、さらには過去に送られて処刑されようとしていた。

ところが、オールド・ジョーはレインメーカーの構成員たちを倒し、自らタイムマシンに乗った。処刑された仲間が、処刑される寸前にレインメーカーにまつわる情報をオールド・ジョーに託していたのだった。その情報とは、"数字の羅列"と、"レインメーカーは人工の顎をもつ"というものだった。その情報をもとに、子供の頃のレインメーカーを殺害し、妻の命を救おうと考えたのだった。

ヤング・ジョーは、その数字をもとにある農場へ向かう。数字は、病院の識別番号と生年月日を示しており、その数字が指し示す出生した子供・シド(ピアース・ガノン)こそが、未来のレインメーカーだった。シドは、母親・サラ(エミリー・ブラント)と2人暮らしだった。

シドは超能力の持ち主で、強力なサイコキネシスの能力者だった。時折、かんしゃくを起こしてサイコキネシスを発動させてしまい、母親・サラは身の危険を感じることがあった。さらに、以前のサラは母親としての自覚が無く、姉がシドを育てていた。ところが姉が事故で亡くなり、サラはシドを1人で育てていくことを決意し、街での生活を捨て、農場にやってきたのだった。

最初はヤング・ジョーの存在を歓迎しなかったサラだったが、浮浪者を追い払ったことや、オールド・ジョーがやってきて、シドを殺害しようとしているのを守りたい、という事情を聞いて農場に留まることを許可する。

シドは、サラが母親ではなく、彼女の姉が本当の母親であるのではないか、と疑っていた。孤独感を感じるシドに、母親に捨てられたヤング・ジョーは共感し、その誤解を解いたのだった。

組織からの刺客がやってきた際、シドはサイコキネシスで刺客を殺害する。それを目の当たりにしたヤング・ジョーは、彼こそがレインメーカーであると確信する。そして、必ずやオールド・ジョーがやってくると考えた。レインメーカーとなるシドを殺害することもできたが、彼はその選択肢を選ばなかった。

オールド・ジョーは、一度捕らえられるが、組織のボスまでを殺害し、ついに農場へとやってきた。彼を追ってやってきた刺客にヤング・ジョーは、足を負傷させられる。そして、その間に、オールド・ジョーはサラたちのもとへと向かっていた。

サラはシドを逃がそうと、銃を構えるシドの前に立ちはだかった。その光景を目の当たりにした瞬間、ヤング・ジョーは「オールド・ジョーが母親を殺害し、シドが逃げ延びる。そのシドが母親を殺害したルーパーたちを復讐のために抹殺するようになるのだ」と悟る。

ヤング・ジョーの手には、射程距離の短い銃が握られていた。足を負傷し、さらにはオールド・ジョーを撃つには射程距離が短すぎる。「レインメーカーが現れず、未来が良い方向になるように」と願い、その銃をヤング・ジョーは自身の胸に向け、撃った。

その瞬間、サラを殺害しようとしていたオールド・ジョーの姿は消えた。シドは顎に怪我を負ったが(注:オールド・ジョーがサラを殺害した場合では、この傷がもとで、恐らく感染症を併発し、顎骨壊死などを起こしたためにシドは人工の顎となる)、母親の手当で事なきを得る(抗生剤投与がなされる)。

シドを寝かしつけたサラは、母親の慈しみ深き表情で、ヤング・ジョーの亡骸の髪を撫でたのだった(注:母親に髪を撫でてもらった記憶がある、とヤング・ジョーは冒頭で語っている)。


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