ガリレオ 第01話「幻惑す(まどわす)」のネタバレ・あらすじ
2013.04.15 (Mon)
湯川学(福山雅治)は、帝都大学理工学部物理学科の准教授。容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能な湯川は、女子学生からは圧倒的な人気を得ているが、学問以外のことにほとんど興味を示さないため、“変人・ガリレオ”とも呼ばれていた。
そんな湯川のもとを訪れた貝塚北署の刑事・内海薫(柴咲コウ)は、帝都大の出身で、昨年入庁したばかりの新人刑事・岸谷美砂(吉高由里子)を紹介する。湯川とは大学の同期でもある警視庁の刑事・草薙俊平(北村一輝)の指示だった。
薫は、蒲田の雑居ビルで起きたある事件のことで相談した。5年ほど前にできた新興宗教団体『クアイの会』の信者が、教団の支部になっていた雑居ビルの5階から転落死した事件だったが、転落死の原因は、クアイの会の教祖・連崎至光(大沢たかお)がその信者に念を送ったせいだというのだ。連崎は「亡くなった信者は、教団の資金を横領していたため、送念で浄化しようとしたが失敗し、亡くならせてしまった」と告白した。
薫は、事件当夜、取材に訪れていた雑誌社のカメラマンが撮影した転落までの連写写真を湯川に見せながら、連崎が信者に指一本触れていないこと、亡くなった信者の眼球が白濁していたことを告げる。連崎がこれまでも送念と呼ばれる行為を行っていたと知った湯川は、再現性の高い現象は必ず科学的に実証できる、と強い興味を示す。
プライドが高く自信家の美砂は、事件の背景などには一切興味を示さない湯川に戸惑いながらも、彼とともにクアイの会の本拠地で、クアイの里とも呼ばれている山奥の集落を訪れる。連崎は、この地で信者たちとともに科学万能社会に背を向ける自給自足の生活を送っていた。
自身の「送念」の素晴らしさを語る連崎に、全く信じていない湯川と美砂は、一度、送念を体験させてほしい、と連崎に頼む。この体験から、「体が温かくなり、心が軽くなった気持ちになった」と、美砂は「送念」に理解を示すようになった。美砂も信者になることを検討するまでに至ったように、転落事件が週刊誌に掲載されてから、クアイの会への入会を希望する信者は急増した。
美砂はクアイの会と対立する教団に聞き込みに行くと、「亡くなった信者は経理を担当していた。彼は、信者には質素な暮らしをするように呼びかけ、その一方で幹部たちは贅沢三昧をしていることに矛盾や嫌気を感じ、信者を連れて私どもの教団に来るようになっていた」と明かした。
また、転落事件で取材記者が撮っていた写真の、信者が転落したまさに瞬間の写真が暗く写っていたことにから、落雷がどこにどの範囲で落ちていたのかを調べるように指示された。調査の結果、落雷の事実はなく、周囲には停電もなく、蒲田の雑居ビルのみが停電していたことが判明した。その事実とともに、湯川はクアイの会にある停電装置を見て「送念」の正体に気づいた。
亡くなった信者が飛び降りる寸前の写真で、窓に亀裂が生じていることから、湯川は「送念」の正体が、マイクロ波であると考えたのだった。マイクロ波を高出力で当てたことで信者は加熱され、耐え切れなくなって窓から飛び降りたのだった。窓の外の外気との温度差で窓ガラスに亀裂が生じた。停電は、マイクロ波発生装置を高出力にし過ぎたことで起こったのだったこの事実を明らかにされ、「送念を使える」と騙されていた連崎は愕然とする。
内海薫の後の調査で、妻は前の夫が販売していた健康器具を利用し、マイクロ波出力装置を開発したと判明した。内海にゲルマニウムを餞別として渡すと、湯川は意気揚々と授業に向かった。
連崎は逮捕された。留置され、そこで上を見上げていた同じ部屋の留置人が自殺をしようとしていたことを察知する。彼は「送念」のように手のひらをかざし、自殺を思い留まらせた。まるで「送念」が実在するかのように、留置人は涙を流した。
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そんな湯川のもとを訪れた貝塚北署の刑事・内海薫(柴咲コウ)は、帝都大の出身で、昨年入庁したばかりの新人刑事・岸谷美砂(吉高由里子)を紹介する。湯川とは大学の同期でもある警視庁の刑事・草薙俊平(北村一輝)の指示だった。
薫は、蒲田の雑居ビルで起きたある事件のことで相談した。5年ほど前にできた新興宗教団体『クアイの会』の信者が、教団の支部になっていた雑居ビルの5階から転落死した事件だったが、転落死の原因は、クアイの会の教祖・連崎至光(大沢たかお)がその信者に念を送ったせいだというのだ。連崎は「亡くなった信者は、教団の資金を横領していたため、送念で浄化しようとしたが失敗し、亡くならせてしまった」と告白した。
薫は、事件当夜、取材に訪れていた雑誌社のカメラマンが撮影した転落までの連写写真を湯川に見せながら、連崎が信者に指一本触れていないこと、亡くなった信者の眼球が白濁していたことを告げる。連崎がこれまでも送念と呼ばれる行為を行っていたと知った湯川は、再現性の高い現象は必ず科学的に実証できる、と強い興味を示す。
プライドが高く自信家の美砂は、事件の背景などには一切興味を示さない湯川に戸惑いながらも、彼とともにクアイの会の本拠地で、クアイの里とも呼ばれている山奥の集落を訪れる。連崎は、この地で信者たちとともに科学万能社会に背を向ける自給自足の生活を送っていた。
自身の「送念」の素晴らしさを語る連崎に、全く信じていない湯川と美砂は、一度、送念を体験させてほしい、と連崎に頼む。この体験から、「体が温かくなり、心が軽くなった気持ちになった」と、美砂は「送念」に理解を示すようになった。美砂も信者になることを検討するまでに至ったように、転落事件が週刊誌に掲載されてから、クアイの会への入会を希望する信者は急増した。
美砂はクアイの会と対立する教団に聞き込みに行くと、「亡くなった信者は経理を担当していた。彼は、信者には質素な暮らしをするように呼びかけ、その一方で幹部たちは贅沢三昧をしていることに矛盾や嫌気を感じ、信者を連れて私どもの教団に来るようになっていた」と明かした。
また、転落事件で取材記者が撮っていた写真の、信者が転落したまさに瞬間の写真が暗く写っていたことにから、落雷がどこにどの範囲で落ちていたのかを調べるように指示された。調査の結果、落雷の事実はなく、周囲には停電もなく、蒲田の雑居ビルのみが停電していたことが判明した。その事実とともに、湯川はクアイの会にある停電装置を見て「送念」の正体に気づいた。
亡くなった信者が飛び降りる寸前の写真で、窓に亀裂が生じていることから、湯川は「送念」の正体が、マイクロ波であると考えたのだった。マイクロ波を高出力で当てたことで信者は加熱され、耐え切れなくなって窓から飛び降りたのだった。窓の外の外気との温度差で窓ガラスに亀裂が生じた。停電は、マイクロ波発生装置を高出力にし過ぎたことで起こったのだったこの事実を明らかにされ、「送念を使える」と騙されていた連崎は愕然とする。
内海薫の後の調査で、妻は前の夫が販売していた健康器具を利用し、マイクロ波出力装置を開発したと判明した。内海にゲルマニウムを餞別として渡すと、湯川は意気揚々と授業に向かった。
連崎は逮捕された。留置され、そこで上を見上げていた同じ部屋の留置人が自殺をしようとしていたことを察知する。彼は「送念」のように手のひらをかざし、自殺を思い留まらせた。まるで「送念」が実在するかのように、留置人は涙を流した。
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