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「Dr.パルナサスの鏡」あらすじ、ネタバレ

2013.05.20 (Mon)
2007年のロンドンに、旅芸人の一座が今にも壊れそうな馬車で現れる。座長は年齢1,000歳以上といわれるパルナサス博士(クリストファー・プラマー)。出し物は、人の心の中の欲望を具現化する“イマジナリウム”と呼ばれる鏡である。

Dr.パルナサスの鏡


パルナサス博士に導かれて鏡を通り抜けた観客は、自分の願望を反映した幻想世界を体験できるのだ。だが、怪しげな出し物に興味を持つ客はなく、博士は何かに怯えていた。

実は、パルナサス博士は、かつて偉大な僧侶だった。
悪魔のMr.ニック(トム・ウェイツ)にそそのかされて、1人の女性に恋をしたことからすべてが始まった。不死と若さを手に入れる代わりに、生まれた娘が16歳になった時、彼に差し出す約束をしてしまったのだ。そうとは知らない博士の娘ヴァレンティナ(リリー・コール)。ある日彼女は、橋の欄干で首を吊っている青年トニー(ヒース・レジャー)を助ける。

記憶喪失のトニーは、一座に加わると、巧みな話術で女性客を惹きつけ、ヴァレンティナも彼に心奪われる。そして期限の3日前。Mr.ニックが現れ、賭けに勝てば娘を渡さなくてもいいと博士に告げる。その賭けとは、鏡の世界に入り込んだ客に、悪魔の欲望の道と節度ある博士の道を選択させて、先に5人を獲得した方が勝ちというものだった。

事情を知ったトニーは、次々と女性客を鏡の中へ誘導。そして、記憶を取り戻し、自分を殺そうとしたロシアン・マフィアの姿に気付いたトニーも鏡の中へ逃げ込む。鏡の中で客の願望を形にしたトニー(ジョニー・デップ)は、次々と客を博士の選択へ導く。

しかし残り1人になったとき、トニー自身の願望を反映したトニー(ジュード・ロウ)が誘導に失敗。追っ手と悪魔に迫られ、一緒に鏡の中へと逃げ込むトニーとヴァレンティナ。すると、ヴァレンティナの願望を反映したトニー(コリン・ファレル)が彼の真の姿を現す。

実は、トニーはロシアン・マフィアに資金提供を受けていたのだった。ロシアン・マフィアは、マネーロンダリングに慈善事業を利用。トニーは、子どもたちの臓器売買にも関与し、マフィアの金に手を付けて追われる立場でもあったのだ。

ヴァレンティナは、トニーにも裏切られ、自暴自棄となる。悪魔のMr.ニックが止めるのも振り切り、悪魔の欲望の道に入っていってしまう。娘を失ったと悟ったパルナサス博士は、愕然として落ち込む。そこに現れたMr.ニックは、「悪運の強いトニーは、なかなか殺すことができない。あいつを殺すことができたら、娘を返してやろう」と囁く。

パルナサス博士は、トニーの持っていた笛をすり替え、よみがえることができなくさせ、トニーに首吊死させる。悪魔はヴァレンティナの身を自由にする。その一方で、パルナサス博士は娘の行方を見失ってしまう。

路上で恵んでもらう小銭で生活する老人となっていたパルナサス博士は、ある日、娘に似た女性を見かける。後をついていくと、そこには幸せそうな家族と一緒にいるヴァレンティナの姿を見つける。だが、彼は娘に自分の姿を見せて戸惑わせることをせず、かつて旅一座で一緒にいた小人とともに、去るのだった。その傍らには、物言わずこっそりとパルナサス博士の姿を見ているMr.ニックの姿があった。

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