「シャッター・アイランド」あらすじ・ネタバレ
2013.09.29 (Sun)
起:シャッター・アイランドを訪れたテディ
ボストンの沖合いに浮かぶ孤島シャッターアイランドには、精神を病んだ犯罪者を収容するアッシュクリフ病院があった。
1954年9月、連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、相棒のチャック(マーク・ラファロ)と共にこの島を訪れる。目的は、女性患者失踪事件の捜査。レイチェル・ソランド(エミリー・モーティマー)という犯罪者が前夜、鍵のかかった病室から消えてしまったのだ。
行方を追う唯一の手がかりは、“4の法則 67番目は誰?”という暗号が記された意味不明な一枚の紙。病院長ジョン・コーリー(ベン・キングズレー)から事情を聞いたテディとチャックは、休暇で島を離れたドクター・シーハンが事件に関与していると推測、聞き込みを開始する。
承:レディスの行方
テディが島を訪れた裏には、事件の捜査とは別の理由があった。テディはチャックに語る。妻ドロレス(ミシェル・ウィリアムズ)を火災で失ったテディは、ここに収容されている放火犯アンドルー・レディスに復讐しようとしていたのだ。
ところが、患者からはレディスどころか、レイチェルについても何の手がかりも得られない。苛立つテディに、レイチェル発見の知らせが。すぐに面会するが、彼女は錯乱状態だった。
転:島を出ることができないテディ
こうして事件は解決するが、ハリケーンの直撃で2人は島から出られなくなる。テディはレディスの捜索を始めるが、いつの間にかチャックの姿が見えなくなる。慌ててチャックを探す途中、テディは洞窟に潜む1人の女性を発見。彼女が本物のレイチェルではないか、と直感したテディに向かって、女性は「あなたは島から出られない」と告げる。
その言葉にテディは閃く。妻の復讐に乗り込んできた自分だが、実は反対に島におびき寄せられたのではないか、と。
テディは灯台を指し、「あそこで何が行われているんだ?」と聞くと、そこでは脳のロボトミー手術が行われている、と女性は答えた。
結:「67番目=患者であるテディ」であった。
相棒のチャックは、それ以後、消えてしまう。行方を聞くも、院長に「君は1人で来た」と言われてしまう。
チャックの存在すら消し去ろうとし始めた病院側に、テディはどうやっても灯台に行って真実を暴こうとする。医師がそれを阻止しようと、鎮静剤を打とうとするも、テディはそれをかわす。さらに、院長の車を爆破して目を引き、灯台へと向かう。
灯台の中には、怪しげな手術室などがあるのかと思いきや、普通の灯台で、上へと向かう螺旋階段があるのみだった。そこに院長が現れ、テディの「正体」を告げる。テディは連邦保安官などではなく、患者だったのだ。
4の法則とは、テディの「EDWARD DANIELS」という名やレイチェルの「RACHEL SOLANDO」という名は、アンドリュー・レディス「ANDREW LAEDDIS」と妻のドロレス・チャナル「DOLORES CHANAL」のアルファベットを並べ替えた、アナグラムで作られた名前であるという。
さらに、院長は「"67番目の患者"とは、君のことなんだよ、アンドリュー・レディス。君の名はアンドリュー・レディスだ」と告げる。
テディが精神を病んだのは、妻が子供たちを殺害したからだった。妻もまた、精神を病んでいたのだった。子供たちを殺害し、泣きながら、「私を楽にして」と言う妻・ドロレスを射殺したのだった。
投薬では精神の回復の兆しがない、と判断されたテディは、ロボトミー手術を受けることになった。テディは、医師や警備員に付き添われ、夕焼け染まる灯台へと向かって行った。
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