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「ムカデ人間」あらすじ・ネタバレ

2013.09.30 (Mon)

起:簡単なあらすじ


1) 引退した外科医のヨゼフ・ハイター博士(ディーター・ラーザー)は、複数の人間の口と肛門を結合させて繋げ、一つの生命体「ムカデ人間」にしようと狂気の沙汰ともいえる計画を実行に移したいと考えていた。
2) そんな博士の家に、道に迷ったドイツからの観光客であるリンジー(アシュリー・C・ウィリアムス)とジェニー(アシュリン・イェニー)が訪れてしまう。鎮静剤で眠らされた2人は、日本人男性カツロー(北村昭博)と共に、ムカデ人間の手術を受けさせられてしまう。
3) 博士がムカデ人間の完成を喜ぶ中、刑事2人が、観光客消失のことについて事情を聞きにやってきた。ジェニーが敗血症で死ぬ可能性があったため、博士は、この2人をムカデ人間としてさらに繋げようと考える。
4) ムカデ人間は、刑事がやってきている中、逃亡を図るが、失敗する。絶望したカツローは、自殺する。博士は、刑事に他の犠牲者を発見されたため、1人の刑事を殺害。もう1人殺害しようとしたところ、返り討ちにあって射殺される。ジェニーが敗血症で死亡する中、リンジーは彼女の手を握り、すすり泣くのだった。

起:マッドサイエンティスト


ドイツ郊外の森に、引退した外科医のヨゼフ・ハイター博士(ディーター・ラーザー)が一人で住んでいた。ヨゼフ・ハイター博士は、シャム双生児の分離手術のエキスパートとして知られる外科医で、半年前に3匹のイヌの口と肛門を結合させ一つの生命体に変えることに成功。今回、それを人間で行いたいという夢をもっており、虎視眈々と機会を伺っていた。

ドイツから観光にやってきた2人の女性、リンジー(アシュリー・C・ウィリアムス)とジェニー(アシュリン・イェニー)は、レンタカーを借りて移動している最中、タイヤがパンクして森の中で迷ってしまう。

携帯電話も電波圏外で繋がらず、2人は歩いて助けを求めることにする。雷鳴が轟き、雨が降り出す中、二人はようやく一軒の大きな家の灯りを発見。その家こそ、ヨゼフ・ハイター博士の自宅だった。

承:ムカデ人間の完成


博士は二人をリビングへ通すと、電話をかけるふりをしながらグラスの水に睡眠薬を混入、何の疑いも無くその水を飲んだジェニーとリンジーは意識を失ってしまう。2人は、博士自ら拉致してきた日本人男性カツロー(北村昭博)と共に、地下室に並べられた患者用のベッドに拘束される。

ヨゼフ・ハイター博士は、「A体、B体、C体の3つの人体の、ヒザの皿のじん帯を切除して四つん這いにさせ、A体の肛門とすべての歯を抜いたB体の口唇、同じくB体の肛門とC体の口唇を縫合して一体化させ、養分はAが口から摂取し、Bを通過してCの肛門から排泄させるという手術を行う」と説明した。博士はその完成体を「ムカデ人間」と呼ぶのだった。

やがて手術が始まり、遂に博士念願の「ムカデ人間」は誕生した。カツローを頭に、リンジー、ジェニーと繋がれた3人は、自らの異常な姿に泣きわめくが、博士はその姿を見て「美しい」と感涙にむせぶのだった。リンジーは、逃亡しようとしたため、罰として苦痛を最も感じる真ん中にされてしまった。

転:刑事たちの訪問


ヨゼフ・ハイター博士はムカデ人間を従順なペットにすべく調教を開始する。だが、カツローはことあるごとに博士に反抗し、常に脱走と逆襲の好機を狙っていた。

カツローが叫び続けるため、ヨゼフ・ハイター博士は眠れずに苛立ち始めた。また、手術によりジェニーは、敗血症にかかって、命の危険があった。

ヨゼフ・ハイター博士の自宅へ、消えてしまったリンジーとジェニーを探していた2人組の刑事がやってくる。博士は、彼らをジェニーの代わりにムカデ人間として繋げようと考える。そのため、睡眠薬入りの水を差し出したのだった。

博士のことを怪しんだ刑事たちは、家宅捜査令状をとることとした。一方、刑事たちが訪問中、ムカデ人間は脱出を試みる。カツローは博士を襲い、脱出しようとするが失敗する。絶望したカツローは、窓ガラスの破片で首を切り、自殺する。

結:博士の死


博士が負傷して身を潜める中、刑事たちは家宅捜索を行っていた。フェラー刑事は、水に入れられた鎮静剤が効き始め、意識を失ってしまう。博士は、フェラー刑事(ピーター・ブランケンシュタイン)を襲い、殺害する。

フェラー刑事の遺体を発見したクランツ刑事(アンドリュー・レオポルド)は、博士に撃たれてしまう。だが、死ぬ間際に、クランツ刑事は博士の頭を撃ち抜き、死亡させる。

ジェニーが死ぬ間際、リンジーは彼女の手を握るのだった。ジェニーが亡くなると、リンジーは1人取り残され、すすり泣くのだった。

トリビア


・ヨーゼフ・ハイター博士の名前は、実在したナチス・ドイツのマッドサイエンティストであるフェター博士、リヒター博士、ヨーゼフ・メンゲレに由来する。

・カツロー役の北村昭博はロサンゼルス在住の日本人。欠番した役者の代役として起用された。脚本には台詞が無く、監督の要望で北村が台詞を考えた。

・北村は、この作品がきっかけで、『HEROES』ファイナルシーズンへの出演が決定した。

・当初日本ではDVDのみ発売予定であったが、ネット上で話題を呼び、劇場公開することが決定した。

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