「そして父になる」あらすじ・ネタバレ
2013.09.30 (Mon)
起:野々宮家に病院からの連絡
学歴、仕事、家庭といった自分の望むものを自分の手で掴み取ってきたエリート会社員・野々宮良多(福山雅治)。自分は成功者だと思っていた彼のもとに、病院から連絡が入る。
承:病院での子供入れ替え
病院からの連絡で、良多とみどり(尾野真千子)との間の子が取り違えられていた可能性がある、と知らされる。DNA鑑定の結果、6年間愛情を注いできた息子が他人の子だったと知り、愕然とする良多とみどり。彼らは、取り違えられた先の斉木雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)ら一家と会うようになる。
また、良多たちは病院を相手取って裁判を起こす。その中で、担当していた看護師が「当時、再婚したばかりで、大変だった。幸せそうな野々宮家に嫉妬し、わざと取り替えた」と証言し、取り違えではなく、故意にすり替えられたことが判明する。だが、時効を迎えているため、看護師を罪に問うことはできないのだという。
転:「我が子」はどちらなのか
血縁をとるのか、それとも「今まで育ててきた子供」をとるのか悩む良多(血縁関係があるのは琉晴。今まで育ててきたのは慶多)。
良多は、血縁をとり、子供たちを交換することにした。自らの子として育ててきた慶多に、「会わないし、連絡をとってもダメだ。10年経てば、その意味が分かる」と告げる。だが、琉晴(血縁関係あり)と時間を過ごす中で、慶多のことを愛おしく思う感情が湧き上がる。
結:血縁を超えるもの
琉晴(血縁関係あり)の「パパ、ママ(斉木たち)に会いたい」という言葉に、慶多(今まで育ててきた子)も同じことを思っているのではないか、と思い至る。良多は、慶多を迎えに行くことにした。慶多と言葉を交わし、そして良多は抱きしめたのだった。
ラストシーン、日が暮れる中で良多と慶多は、笑い合い、話し合っていた。仲睦まじい2人その姿は、真の親子のようだった。
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