「地獄でなぜ悪い」あらすじ・ネタバレ
2013.09.30 (Mon)
起:武藤が映画製作に乗り出したワケ
ヤクザの武藤組組長・武藤(國村隼)は元少女CMアイドルの娘のミツコ(二階堂ふみ)を主演にした映画製作を決意する。娘を映画スターにするのは、武藤を守るため、刑務所に入った妻しずえ(友近)の夢でもあったからだ。
妻があと出所してくるまであと9日に迫った中、武藤は自らプロデューサーとなり、映画製作に乗り出す。
承:平田の協力
だが、ミツコは男と逃亡中で撮影どころではなかったのだ。ようやく娘の身柄を確保した武藤。ミツコは一緒に駆け落ちしていた男・公次(星野源)を「映画監督」だと紹介する。
映画監督に間違えられた公次(星野源)のもとで撮影が始まるが、困り果てた彼は逃げ出し、そこにちょうど映画マニアの平田(長谷川博己)が現れる。そして、平田に演出の代理を頼み込む。
平田は、自主映画チーム「ファック・ボンバーズ」の仲間たちと日夜、夢に向かう情熱だけを胸に、映画製作を夢見ていたのだった。公次と平田、その他のスタッフ&キャストは全員ヤクザで構成することになったのだった。
転:撮影開始、平田の企み
平田が撮影の協力を依頼したのは、なんと皮肉にも武藤と対立するヤクザ勢力の組長・池上(堤真一)だった。平田は、本物の抗争をカメラにおさめんと画策したのだった。ミツコに恋心を抱いていた池上組の組長・池上(堤真一)は引き受けることになる。
結:抗争の終結
撮影は血みどろの様相を呈していた。当初は日本刀のみでのアクションだったが、親分が殺害されたところで、音声チーフが銃を使い始める。それをきっかけにし、警察を巻き込んだ殺し合いの抗争に発展する。
登場人物はほぼ死亡し、平田だけが生き残る。カメラからフィルムと録音機材から音声素材を取り外し、逃亡する。狂ったように笑い声をを上げながら逃げ続ける中、「地獄でなぜ悪い」のタイトルが現れる。
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