「キッズ・リターン」あらすじ・ネタバレ
2013.10.07 (Mon)
起:高校生・シンジとマサル
18歳のシンジとマサルは、いつもつるんで行動し、教師にはさじを投げられ、学校をサボってはやりたいことだけを楽しむ毎日を送っていた。
承:シンジのボクシングとの出会い
ある夜、ヤクザに絡まれたシンジとマサルは、それを咎めた組長の迫力に素直に感動を覚える。また、以前にカツアゲした高校生が助っ人に呼んだボクサーに完敗したマサルは、自尊心をひどく傷つけられ、自分もボクシングを始めるのだった。
マサルは、毎日ジムに通って練習に励んだ。そんなマサルに連れられてジムを訪れたシンジも、なりゆきからジムに入門することになった。遊び半分の初めてのスパーリングで、マサルに鮮やかなカウンターを浴びせたシンジは、筋の良さをジムの会長に認められ、本格的にプロを目指すことになる。
一方、マサルはジムをやめ、以前に会った組長のもと、ヤクザの世界に足を踏み入れる。
転:2人の挫折
高校を卒業したシンジは、いよいよプロボクサーとしてデビューし、着実にその才能を伸ばしていた。マサルは子分をかかえてシマを任されるまでにのし上がっている。
だが、敵対する組のヒットマンに組長を撃たれたマサルは、組同士の利害を考えて事を荒立てようとしない親分に楯突いて、厳しい制裁を受けた。シンジは先輩ボクサー・ハヤシに、減量のために食事直後に嘔吐したり、下剤を使うなどの悪習を吹き込まれて体調を乱し、大事な試合に惨敗する。
結:2人の「始まり」
ともに苦い挫折を迎えたふたりは、それぞれの世界から身を引くのだった。
シンジとマサルは久しぶりに再開した。自転車に2人で乗りながらグランドを走る。そして、「俺たちもう終わっちゃったのかなあ」と尋ねるシンジに、マサルは「バカヤロウ、まだ、始まっちゃいねえよ」と応じるのだった。
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