映画「陽だまりの彼女」あらすじ・ネタバレ
2013.10.15 (Tue)
起:浩介、真緒との出会い
新人の営業マン・奥田浩介(松本潤)は、ある日、取引先で幼なじみの渡来真緒(上野樹里)と再会する。
真緒との出会いは、中学1年生の2学期。浩介のクラスに転校してきた真緒は、バカなうえに団体行動ができず、クラス中のいじめにあっていた。しかしクラスメイトの潮田が真緒の髪の毛にマーガリンを塗ったのを見た浩介はついに黙っていられなくなり、真緒をかばって潮田の顔にマーガリンを塗りかえした。その一件があり、浩介と真緒は仲良くなる。
10年ぶりに対面した真緒は、バカにされていた中学時代と打って変わって、魅力的な女性になっていた。彼女のおかげでかつての純粋な気持ちを取り戻した浩介は、やがて真緒を愛し、結婚を視野に入れるようになる。しかし彼女はある秘密を抱えていた。
承:真緒の秘密
仕事のやりとりを続けるうち、2人は付き合うようになり、結婚を考えるようになっていた。
両親に挨拶に行くが、奥田家では真緒は喜んで迎え入れられるが、一方で渡来家では反対される。さらに、真緒は「全生活史健忘」であり、生まれてから養父が保護した12年前の5月2日までの記憶がないことを告げられる。真緒から聞かされていなかった浩介はショックを受けたが、真緒への気持ちは変わらないと宣言する。
転:真緒の正体
駆け落ち同然で結婚した彼らは、新居へ引っ越した。新居で新婚生活を送るが、真緒は指輪がはまらないほどやせ細り、髪の毛も大量に抜け始めた。病院を受診するが、身体的には問題ない、といわれてしまう。
病院から帰ると、隣の部屋のベランダから子供が落ちそうになっており、母親が腕一本で支えていた。浩介も加勢するが支えきれず、もうダメだと思った時、階下の303号室から真緒が飛び出し、空中で子供を抱き留めて一緒に落下。しかし奇跡的に2人とも大した怪我もせず助かる。
この一件があり、さらには浩介が子供の頃に持っていたお守りを、彼女が持っていたことで疑惑が確信へ変わった。浩介は昔ロシアンブルーに似た雑種の仔猫を拾っていた。そのネコこそが、真緒の正体だったのだ。
結:真緒との再開
正体に気づいたあと、浩介は真緒との大事な時間を過ごす。だが、別れは近かった。真緒との記憶も失ってしまった。一方で、真緒が好きだった曲「素敵じゃないか Wouldn't It Be Nice」を聴くと、自然と涙が流れてしまうこともあった。
月日が流れ、再び春になった。その浩介の元へ、一匹の猫がやってくる。その先には、真緒にプレゼントした指輪をネックレスとして首にかけた女性がいた。彼女は、浩介に「ネコ、お好きなんですか?」と問い掛ける。
猫は死んでしまっても9回、蘇るという。短い命の中、真緒は浩介に再び出会ったのだった。
原作のラスト
CDショップでアルバムを買い、真緒がいつも口ずさんでいた「素敵じゃないか」の歌詞ブックレットを改めて見る。歌詞の内容は、真緒と浩介の結婚生活そのままだった。
帰り道、浩介の足元に、真緒にプレゼントした指輪がぶら下がったネックレスをつけた灰色の仔猫が寄ってくる。
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