・監督：デヴィッド・フィンチャー
・脚本：アーロン・ソーキン

起：マーク・ザッカーバーグの大学時代

2003年、ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグ（ジェシー・アイゼンバーグ）は、高校時代から腕利きのハッカーだった。後に、利用者全世界5億人以上のSNS“フェイスブック”の創始者である。

だが、人付き合いは苦手で、ガールフレンドのエリカ（ルーニー・マーラ）を怒らせた上で別れる。

寮の自室に戻り、やけでビールを飲みブログに彼女の悪口を書いていたが、やがてハーバード中の寮の名簿をハッキング、女子学生たちの写真を並べてランク付けするサイト作りに没頭していた。このサイト「フェイスマッシュ」はたった2時間で22,000アクセスに達し、マークの名前はハーバード中に知れ渡る。

承：「ハーバードコネクション」の立ち上げ要請

そんなマークの元に、資産家の家に育ちで次期オリンピックにも出場が期待されるボート部のトップ、双子のウィンクルボス兄弟が接触してくる。

ウィンクルボス兄弟は、ある企画を持ちかける。その企画とは、学内男女のインターネット上の出会いの場「ハーバードコネクション」の立ち上げをマークに協力を要請していたのだ。

だが、マークは「ハーバードコネクション」は作らず、これにヒントを得た「フェイスブック」という独自のソーシャル・ネットワーキングサイトを立ち上げてしまったのだ。親友のエドゥアルド・サベリンに1000ドルの出資とCFO（最高財務責任者）への就任を頼み、マークはウィンクルボス兄弟らとの接触を避けてサイト制作を進める。

2004年、ウィンクルボス兄弟らは、自分の父親の会社の弁護士を介し知的財産の盗用だ、として停止警告を送る。

一方、フェイスブックの共同創業者＆CFO、エドゥアルド・サベリン（アンドリュー・ガーフィールド）とマークは、NYへ広告スポンサー候補との会合に出かけ、19歳で「ナップスター」を作ったショーン・パーカー（ジャスティン・ティンバーレイク）に出会う。

ショーンは、フェイスブックが目標にすべき評価額は10億ドルだとアドバイス、そこまで成長させるためカリフォルニアに来るように持ちかける。

転：エドゥアルドとの対立

マークはスタッフを増やしサーバーを増設、ショーンは次々に投資家とのミーティングを設定する。さらに、エドゥアルドは、30%以上あった持ち株比率を0.03%まで希薄化される罠にはめられ、CFOを降ろされてしまう。激怒したエドゥアルドは、訴訟の提起を決意する。

やがてウィンクルボス兄弟はアイデアを盗用されたと言い、エドゥアルドは創業者としての権利を主張し、マークを告訴したのだった。

結：フェイスブック創始者の孤独

被告側の弁護士マリリン・デルピー(ラシダ・ジョーンズ)は、エドゥアルドと和解することを提案する。マークの態度が陪審員には悪印象を与えると判断したためだ。

友達が去っていく中、マークはフェイスブックで、元彼女のエリカに対し、友達申請する。返信を待ちながら、マークは数秒ごとに更新して登録の確認を行うのだった。

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