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「すべては愛のために」あらすじ・ネタバレ

2013.11.04 (Mon)
・監督:マーティン・キャンベル
・脚本:キャスピアン・トレッドウェル・オーウェン

起:ニックとの出会い


裕福なイギリス人と結婚し、社交界で何不自由のない生活を送っていたサラ(アンジェリーナ・ジョリー)はある日、義父の慈善活動の功績を讃える盛大なパーティに参加する。サラは、華やかな出席者が集う至福の時間を過ごしていた。

しかし和やかなムードは、痩せ細った一人の少年を引き連れて突如乱入してきた、一人の青年医師・ニック(クライヴ・オーウェン)によって一転する。荒々しく壇上にあがったニックに冷ややかな視線を浴びせる参加者たち。それを軽蔑の眼差しで見つめ返すニックは「世界には今、この瞬間も死んでいく子供たちがいる」と語り始めるのだった。

そしてエチオピアでは飢えと病気が原因で毎日40人以上が命を落としていくという悲惨な現実を必死に訴えかける。やがて駆けつけた警察に連行されていく二人を見つめながらも、サラの脳裏にはいつまでもその悲痛な叫びが焼きついていた。

承:カンボジアへ向かうサラ


翌朝、少年が死亡したこと伝える衝撃的なニュースに強いショックを受けたサラは、まるで意思の力に導かれるように私財を投げ打って援助物資を集めはじめる。そして単身遥かなる地、カンボジアへと向かう決意をするのであった。
 
しかし、大義に燃えるサラを待ち受けていたのは、ささやかな善意などでは到底太刀打ちできない悲惨な現実であった。飢えと病が蔓延し、体力も生きる望みも奪われた難民たちを目の当たりにしたサラは、自分の無力さと絶望感にさいなまれ、ただ呆然と立ち尽くしてしまう。

そんな中、残酷な現実に向き合いながらも命をかけて懸命に救援に従事するニックの姿がサラの目に飛び込んでくる。そのひたむきな姿に心を動かされたサラは、次第にニックに対し自らの中に生まれてはじめて感じる激しい情熱を抱きはじめる。

一方、最初は裕福な女性の自己満足と抵抗感を示していたニックも、命の尊さを知るサラの純粋な心に、自分が失いかけていた大切なものを感じ取っていく。しかし、死の危険と隣り合わせの活動を続けるニックと社交界に生きるサラとでは、生きる道があまりにも違いすぎていた。こうして二人は、互いに触れ合うことも、慰めあうこともないまま別々の人生を歩みはじめる。

転:ニックとの再会


5年後、ニックによって開花した自らの信念を胸に抱きながらロンドンの国連難民高等弁務官事務所で働いていたサラのもとに一本の電話が入る。それはニックとともに救済活動に従事しているエリオット(ノア・エメリッヒ)からの電話であった。

ロンドンに出向いていたエリオットと再会したサラは、ニックがカンボジアで活動を続けており、再び援助を求めていることを知る。カンボジアの人々を救うため、そしてニックとの再会を果たすため、サラは再び異国の地へと向かう決意を固める。

結:サラの死


ニックはチェチェン軍に誘拐されてしまうのだった。サラがホテルで待機していると、"ニックの友人"と名乗る男が現れる。そして、彼の案内でサラはニックに会うことが出来たのだった。

囚われのニックと再会できたにも関わらず、彼は囚われの身だった。外の銃撃戦に乗じて、サラはニックとともに逃げ出すが、その際ニックに、「あなたにはアンナという娘がいる」と告げるのだった。

赤十字のキャンプが眼前にするも、ニックを追ったチェチェン軍は迫っていた。ニックはサラを逃がそうとするが、背後から撃たれてしまう。そして、サラは地雷を踏んで死亡してしまう。

その後、ニックはかろうじて命を取り留め、ロンドンを訪れていた。そして、サラからの手紙を読んでいた。そこには、ニックへの愛情があふれていた。ニックはサラの家の前で車を降り、我が子であるアンナがピアノを弾いているのを外から眺めるのだった。

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