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「おもひでぽろぽろ」あらすじ・ネタバレ

2013.11.26 (Tue)

簡単なあらすじ


1) 27歳の岡島タエ子(今井美樹)は、姉の夫の郷里である山形の片田舎・高瀬へ、夜行列車に乗って向かっていた。
2) 列車に乗っている最中、タエ子は子供の頃の思い出に浸り、その頃の自分とともに、高瀬に降り立った。
3) タエ子は、10日間の田舎暮らしを体験する。そして、その地で暮らし、自然と調和する生き方に魅力を感じるのだった。
4) 滞在最終日が近づく中、親しくしていた青年・トシオ(柳葉敏郎)との結婚話を、トシオの母から持ちだされ、タエ子は戸惑ってしまう。だが、タエ子は自分もトシオに好意を持っていることに気づき、東京に戻る列車から降り、トシオの元へ向かうのだった。

起:タエ子の田舎への憧れ


1982年夏、会社から10日間の休暇をもらった27歳の岡島タエ子(今井美樹)は、姉のナナ子(山下容莉枝)の夫・ミツオの実家である、山形の片田舎・高瀬へ向かった。

東京生まれ・東京育ちのタエ子には、小学校5年生の時、田舎がなくてとてもさみしい思いをした記憶があり、姉の結婚によって自分にも田舎が持てたことをタエ子は喜んでいた。

山形に向かう夜行列車の中で、タエ子は小学生の頃の数々の出来事を思い出す。そして、彼女は"小学校5年生の自分"を連れたまま高瀬に到着した。

承:小学生の自分


明け方に着いたタエ子を、駅まで迎えに来ていたのは、ミツオとカズオの又従兄弟である青年・トシオ(柳葉敏郎)だった。トシオは、元サラリーマンで、有機栽培農業を目指している。冬の時期にはスキーのインストラクターもやっているのだという。

彼は、タエ子より2歳下だったが、頼りになる好青年で、彼によってタエ子はいろんな田舎の表情を知る。タエ子は、10日間の滞在期間の中、様々な農作業を手伝う。早朝のベニバナ摘みや、きゅうりの収穫など、自然と調和して生きるその生活に、魅力を感じるのだった。

転:ナオ子に語る思い出


ナナ子の義兄・カズオとキヨ子の娘で中学生のナオ子は、「プーマのスニーカーが欲しい」とワガママを言って、親たちを困らせていた。そんなナオ子に対し、タエ子は自分自身の思い出を話す。

家族で中華料理店に行くとなったが、タエ子が「行く、行かない…」とグズグズしていたところ、慌てて外に裸足で出てしまい、父に初めて頬を打たれたのだった。タエ子も昔はワガママだった、といった話を聞かされ、ナオ子も自分の行動を思い直すのだった。

結:タエ子の決断


タエ子が東京に帰る前日の夜、トシオの母(仙道孝子)から、タエ子にとって思いもかけない話題が出る。それは、タエ子とトシオの結婚話だった。タエ子は、思わずその場を飛び出してしまう。

飛び出したタエ子を、トシオが迎えに来てくれた。気まずい沈黙の中、タエ子は次第に冷静さを取り戻した。そして、自分もまた、トシオに好意を持っているのだと気づく。

翌日、タエ子は、お世話になって人々に別れを告げ、東京に戻ろうとしていた。列車に乗り込むが、このまま東京に戻るべきなのか迷っていた。結果、そんなタエ子の背中を、子供の頃の自分が後押しする。急いで列車から降りたタエ子は、同じようにクルマで引き返してきたトシオと再会するのだった。

トリビア


・宮崎駿は、「アニメ化するには難解な原作。高畑勲しか監督できないと企画を持ち込んだ」と語っていたという。

・主題歌は、アマンダ・マクブルーム作詞・作曲の『The Rose』を、高畑勲が日本語に訳したものである。その曲名は、『愛は花、君はその種子』である。

・タエ子とトシオのキャラクターイメージも、今井美樹と柳葉敏郎を意図したデザインになっている。また、今井美樹と柳葉敏郎の音声を事前にレコーディングしてからアニメを制作するという、「プレスコ手法」をとっていることも明かされた。

・『平成狸合戦ぽんぽこ』の妖怪大作戦の妖怪大行列の中に、スーパーマンのようなポーズで飛んでるナオ子の姿が登場している。


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