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「利休にたずねよ」あらすじ・ネタバレ

2013.12.13 (Fri)
・監督:田中光敏
・脚本:小松江里子

起:千利休、自刃直前


織田信長(伊勢谷友介)の茶頭として仕えた千利休(市川海老蔵)は、信長にへつらうことなく美を徹底的に追い求め、その美意識はやがて信長家臣だった豊臣秀吉(大森南朋)をも魅了する。

利休は、秀吉の庇護のもと、利休は茶の湯を芸術の域にまで高め、茶聖と謳われるほどになる。しかし彼の名声が高まるにつれ秀吉は心を乱していき、利休を窮地に追い詰め、ついには切腹を命じる。3千もの兵が利休の屋敷を取り囲み、自刃のときが迫っていた。

妻・宗恩(中谷美紀)の「ずっと想い人がいたのではないのですか?」という問いかけに、利休は胸に秘めていた遠い記憶を蘇らせる。

承:若き日の千利休


19歳の利休は色街に入り浸り、遊び呆けていた。そんな中ある女(クララ)と出会い、彼女の気高さや美しさにすっかり心を奪われる。茶人・武野紹鴎(市川團十郎)の指導を受け、骨身を惜しまず彼女の世話をする利休。

彼女は高麗からさらわれてきた、一国の王への貢ぎ物だった。いくら彼女と気持ちを通わせても、恋が叶うはずもなかった。別れの時が近づき、利休はやむにやまれぬ思いである事件を起こす。

利休と女は、駆け落ちしてしまう。海辺の小屋へとたどり着いた彼らの元へ、追手の姿が迫っていた。そこで利休は、ともに心中しようとする。だが、利休は手にした殺鼠剤を飲むことができなかった。

死の直前に女が口にした言葉を、利休は琉球から来た通訳に教えてもらう。女が最後に告げた言葉は、「あなたは生きて」という意味だった。

転:我が子の死


その後、利休は宗恩と結婚する。そして、子供の"おさん(成海璃子)"を授かる。利休は、茶道に没頭するあまり、おさんに目を向けることをしなかった。

おさんは、嫁ぎ先が決まっていたが、それを良しとしないおさんは、炭小屋で首を吊ってしまう。高麗の女に続き、我が子も喪ってしまうのだった。

結:利休を偲ぶ宗恩


利休は、秀吉の兵によって包囲された中、自刃する。利休が切腹した後、妻・宗恩は利休が大切にしていた箱を壊そうとする。その中には、高麗の女の指が入っていた。だが、宗恩は壊すことができなかった。

宗恩は利休の茶室にいた。そして、「最後に、私がお尋ねしたかったのは…」とつぶやくのだった。

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