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「震える牛」あらすじ・ネタバレ

2014.01.07 (Tue)
・著者:相場英雄

簡単に説明すると…
1) 警視庁捜査一課継続捜査班である田川信一 警部補が、「中野駅前居酒屋強盗殺人事件」を捜査する。この事件で、獣医師・赤間裕也と、新宿区の産廃業者・西野守が犠牲となっていた。
2) 2人を殺害したのは、「オックスマート」の御曹司・柏木信友。彼の店に卸されたBSEの牛を調査していた赤間医師と、それを知って柏木を脅した西野を消そうとしたのだ。
3) 田川警部補は柏木を逮捕するも、社会的な影響が大きいとされ、もみ消されてしまうのだった。

起:田川信一の捜査開始

警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一 警部補は、居酒屋で起きた強盗殺人事件を調査することになる。この事件は、中野駅前の居酒屋で発生し、売上金と客2人が犠牲となった事件であり、発生から5年が経過していた。
 
被害者は仙台市在住の獣医師・赤間裕也と、新宿区の産廃業者で暴力団関係者・西野守であった。2人の間に接点は無いとされ、強盗殺人の線で捜査されていたが、田川警部補は捜査の結果、2人を狙った殺人事件ではないか、と疑う。

承:「オックスマート」と「ミートボックス」

捜査線上にあがった人物は全国にショッピングセンターを展開する大手スーパー「オックスマート」の御曹司・柏木信友であった。オックスマートは、元は「オックスミート」という牛肉を専門に扱う商店で、焼き肉屋も営業している。
 
オックスマートの進出により、小売店だった実家がつぶれ、妹を間接的に死に追いやられたビズ・トゥディ記者・鶴田真純は、オックスマートの実態を暴こうとしていた。
 
鶴田記者は、取材の過程で「ミートボックス」に目を留める。ミートボックスは、八田富之が社長を務める精肉卸であり、老廃牛の屑肉にモツや血液を混ぜ、加工する機械・"マジックブレンダー"を開発した会社で、加工肉をスーパーや居酒屋などに卸していた。
 
オックスマートは仙台進出の際、ミートボックスの八田社長に手助けしてもらい、その際、八田社長により暴力団関係者・西野も紹介されていた。八田社長に田川警部補が会いに行ったことで、八田社長は事件の真相に気付き、そのことでオックスマートを脅すのだった。

転:事件の真相

居酒屋の事件は、オックスマートの柏木信友が起こしたものだった。
取引していた酪農家の牛に、BSEの兆候が現れ、獣医師・赤間が調査していた。BSEによる風評被害を怖れた柏木信友は、暴力団員・西野に頼み、その牛を処理した。だが、西野はそのことでオックスマートの柏木を脅し、さらに赤間は牛を処分した後も発表を止めようとはしなかった。

追い詰められた柏木は、2人を強殺の巻き添えと見せかけて殺害することとしたのだ。田川警部補らが柏木の身柄確保すると、ミートボックスの家宅捜査も行われ、八田社長の食肉偽装問題が明るみに出た。

結:柏木逮捕。もみ消される動機

犯人は逮捕されたものの、政治家である柏木の叔父の圧力や、BSEの風評被害による経済への影響などを理由に、「痴情の縺れ」として処理され、真相は明かされなかった。田川警部補の上司・宮田次郎も、オックスマートと癒着しており、情報のリークや揉み消しに関与していたのだった。

釈然としないまま事件捜査は終わる。休暇を命じられた田川は家路につく途中、牛肉を購入する。自宅でのすき焼きに、鶴田記者を招待したのだった。

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