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「麦子さんと」あらすじ・ネタバレ

2014.01.11 (Sat)
・監督:吉田恵輔
・脚本:吉田恵輔、仁志原了
・プロデューサー:木村俊樹

簡単に説明すると…
1) 父を亡くし、兄・憲男(松田龍平)と二人暮らしの麦子(堀北真希)のところに、突如、母の彩子(余貴美子)が戻ってくる。
2) 反発しながらも、少し母と意識するも、反発したままで母は死去してしまう。末期の膵臓癌だったのだ。
3) 母の納骨のため、訪れた村で母親の足跡を辿り、麦子は母親に素直になれなかった後悔を墓前で詫びるのだった。

起:母、子供たちの元へ


小岩麦子(堀北真希)は、アニメオタクで声優になりたいと考えていた。3年前に父を亡くして以来、パチンコ店で働く兄・憲男(松田龍平)と二人暮らしの麦子のところに、突如、母の彩子(余貴美子)が戻ってきた。

麦子がまだ幼い頃に彩子は家を出て行ったため母の記憶が全然ないため、麦子はこの突然の母の出現に戸惑っていた。少し疲れた様子の母に言われるまま一緒に暮らし始めた矢先に憲男が出ていき、二人きりになる。

承:母の死


朝に壊れた目覚まし時計が鳴りっぱなしだったり、鼻歌で『赤いスイートピー』で歌ったりと、彼女のやることなすことが気に障っていたが、次第に母という存在を意識するようになる。

そんな中、声優を目指す麦子が密かに入学を考えている声優学校の案内書を彩子が勝手に見てしまい、麦子は彩子に母親と思ってないと怒りをぶつけてしまう。その数日後、彩子は他界してしまう。彩子は末期の膵臓癌であることを誰にも告げていなかったのだ。

母親が死んだことをうまく咀嚼できないまま迎えた四十九日の日、憲男に言われ納骨のために母の故郷へ向かう。その地に着き、行く先々で若い頃の彩子と重ねられる麦子。故郷では彩子はアイドル的存在で、麦子を乗せたタクシー運転手の井本(温水洋一)や旅館を営む春男(ガダルカナル・タカ)など、母のファンや母のストーカー、そして母の親友らが青春時代を掘り起こすかのように騒ぎを起こす。

転:ミチルとの出会い


彩子の友人だった霊園に勤めるミチル(麻生祐未)から、彩子はアイドル歌手を目指していたことを聞く。麦子は納骨のための証明書を紛失したことに気づき、兄に送ってもらうまで、ミチルの家に泊まることになる。

ミチル離婚しており、子供がいるのだったが、その子供とは長年会っていない。麦子はミチルと一緒に飲み、「なんで子供に会いにいかないんですか…私はちっとも会いたいと思いませんけど。ミチルさんの子供も、会いたいと思っていませんよ!」と言い、傷つけてしまう。

その翌朝、麦子は旅館の女将にカネをせびる放蕩息子を見かね、その息子の頬を打つ。本当は、母親を大事にしたかったのだ、と自分にも隠された心の内を悟るのだった。

結:麦子の帰宅


麦子は彩子の墓前で、涙ながらに「母親だと思っていないなんて言ってしまった…」と悔やむのだった。その様子を見たミチルは、「彩子さんは、あなたに出会えて幸せだったと思うわ」と伝えるのだった。

故郷を離れようとする麦子は、警官から落とし物を返される。それは、彩子の納骨のための証明書だった。タクシー運転手のまなぶが、彩子と瓜二つの麦子の顔を見て驚き、警官にぶつかる事故を起こした事故を起こした際、その証明書が紛失してしまっていたのだ、と明かされる。

麦子は兄・憲男に電話をする。憲男は彩子の残した通帳を見つけたのだった。そしてそこには、「あの子のために使ってやってください」と書かれたメモがあった。麦子は、村で彩子の足跡を辿り、母親としての存在を強く感じることができたのだった。

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