福家警部補の挨拶 第02話「禁断の筋書」あらすじ・ネタバレ
2014.01.21 (Tue)
簡単に説明すると…
1) 漫画家・河出みどりは、漫画連載を取りやめられると聞いて、三浦真理子営業部長に詰め寄る。河出みどりを下僕のように扱い、漫画の連載をやめさせようとする態度に、河出はカッとなって三浦を撲殺する。河出は、三浦を酔って頭をうってしまい、そのまま浴槽に顔を沈めて水死したようにみせかける。
2) 福家は、現場に残されたサイン入り漫画の1冊が、表紙の折り目が無いことをみつけ、「犯行現場で怪我をした人間が、左手でサインをし直して置いていったのではないか」と考える。すなわち、犯行はその漫画の作者・河出であると指摘する。犯行現場の浴槽に入れられた、変わった入浴剤付きのドレスの提出を河出に求めるが、河出は既にドレスを処分済みだった。
3) 河出が変わった入浴剤が付着したブローチを、お揃いのものをもった大物漫画家のブローチとすり替えるのではないか、と福家は読んでいた。そのとおりに動いた河出は、犯行を自供する。だが、実際は三浦は「河出の漫画ではなく、大物漫画家の漫画連載を終了させようとしていたのです」と明かされ、河出は半狂乱となる。
漫画家の河出みどり(富田靖子)は、大御所漫画家、細田理恵子(銀粉蝶)ゲストのパーティーに出席。帰り道、タクシーに同乗した湧泉舎の少女漫画雑誌『ルル』の編集部員、馬場康之(石井智也)から、みどりは不穏な話を聞く。
湧泉舎の三浦真理子営業部長(渡辺真起子)が、『ルル』のリニューアルに文句をつけ、連載のラインアップを変えるよう渡辺良進編集長(橋沢進一)に詰め寄っているらしい。リニューアル後の新連載が予定されているみどりには、聞き流すことが出来なかった。
馬場と別れたみどりは、真理子のマンションを訪れる。真理子もちょうど帰って来た。真理子のみどりへの態度は横柄。まるで従者のようにみどりを扱う。屈辱感に苛まれながらもみどりは従い、自分の新連載を切るつもりなのかと真理子に聞く。すると真理子は、みどりが書いた新連載用のネームをバッサリと切り捨てた。さらに、考えの甘さを指摘し、漫画家を辞めたらとまで突きつける真理子の頭を、みどりは文鎮で殴りつけてしまう。
倒れた真理子をバスルームに運んだみどりはバスタブに落とした。足にケガをする真理子が、自ら倒れ込んだかのように見せかけた。
翌日、真理子の不審死が発見され警察の現場検証が始まる。やって来たのは福家警部補(檀れい)。さっそく、雑然とした室内の中、漫画本だけ綺麗に整頓されていることに疑問を持つ。漫画本は、河出みどりが整頓したものだった。
鑑識係の二岡友成(柄本時生)から現状報告を受け、バスルームを検証した福家は、第一発見者の話を聞く。その話から、福家はバスルームのドアが開いていたことに引っかかる。倒れた拍子に飛んだ水しぶきが扉についていたことから、工作を行った後、犯人が浴室から出ていったのではないか、そのまま扉は開いたままにされたのだ、と福家は考えたのだ。
犯行現場に置かれたのが河出みどりの漫画であり、河出みどりが常に「漫画家は手が命」とのことで手袋をしていたことから、福家は河出みどりの犯行ではないか、と疑う。さらに、二岡鑑識係(柄本時生)に現場の漫画についた指紋を調べさせる。
福家は、河出みどりのサイン会を訪れ、話を聞く。そこで、三浦真理子と一緒に同人誌を描いていた当時のことを聞きだす。三浦は、自分だけプロの漫画家となった河出に嫉妬していたのではないか、と指摘する。
二岡鑑識係からの報告によると、三浦真理子のブーツ、漫画本からは指紋が検出されなかった。三浦真理子のブーツは、手袋をした河出みどりが脱がせたからだ。しかも、ブーツは綺麗に揃えられていたことから、犯人は几帳面な人間ではないか、と福家は考える。
また、マンションに22時と0時に指紋認証で帰宅している。22時ではいつも通り人差し指で、0時は中指で指紋認証をしている。犯行時、河出は人差し指を怪我したのだ。河出は、「散歩の時に公園のバラの刺を触って傷つけた」と言うのだった。
福家は、石松警部(稲垣吾郎)に「君の報告書は他の同僚よりも明らかに薄い」と、書類の束を見せられる。そこから、現場にあった漫画の5冊の内、1冊の表紙の折り目が無いことを発見する。「それが意味することは、左手なら表紙が邪魔にならず描くことができたのではないですか?右手に怪我を負ったから、左手で描いた。あなたは左手でも漫画を描くことができる」と指摘するのだった。
福家は、「パーティードレスを見せてください。飛び散った入浴剤入りのお湯が染み付いたんじゃないですか?」というが、河出みどりは既にドレスと手袋を処分していた。
一度、引き下がる福家だったが、大御所漫画家・細田理恵子との対談に訪れる。そこで、河出みどりは、細田理恵子とお揃いのブローチをすり替える。自分のブローチには、入浴剤が付着していた可能性があったからだ。だが、それも福家は見通していた。福家は、河出みどりのブローチがすり替えられたのを確認した。
そこで、福家は「実は連載が終わらせられたのは、細田理恵子先生です。あなたの漫画を連載させないつもりではなかった」と明かし、河出みどりは「あの女がプロになった私を恨んで、漫画を取り上げようとしたのよ!」と半狂乱となる。そんな彼女に、福家は「恨みに突き動かされていたのは、あなたです」と指摘するのだった。
前話:福家警部補の挨拶 第01話「失われた灯」あらすじ・ネタバレ
次話:福家警部補の挨拶 第03話「プロジェクトブルー」あらすじ・ネタバレ
ネタバレ作品一覧
トップページへ「1分で分かるネタバレ」
1) 漫画家・河出みどりは、漫画連載を取りやめられると聞いて、三浦真理子営業部長に詰め寄る。河出みどりを下僕のように扱い、漫画の連載をやめさせようとする態度に、河出はカッとなって三浦を撲殺する。河出は、三浦を酔って頭をうってしまい、そのまま浴槽に顔を沈めて水死したようにみせかける。
2) 福家は、現場に残されたサイン入り漫画の1冊が、表紙の折り目が無いことをみつけ、「犯行現場で怪我をした人間が、左手でサインをし直して置いていったのではないか」と考える。すなわち、犯行はその漫画の作者・河出であると指摘する。犯行現場の浴槽に入れられた、変わった入浴剤付きのドレスの提出を河出に求めるが、河出は既にドレスを処分済みだった。
3) 河出が変わった入浴剤が付着したブローチを、お揃いのものをもった大物漫画家のブローチとすり替えるのではないか、と福家は読んでいた。そのとおりに動いた河出は、犯行を自供する。だが、実際は三浦は「河出の漫画ではなく、大物漫画家の漫画連載を終了させようとしていたのです」と明かされ、河出は半狂乱となる。
起:漫画家・河出みどりの犯行
漫画家の河出みどり(富田靖子)は、大御所漫画家、細田理恵子(銀粉蝶)ゲストのパーティーに出席。帰り道、タクシーに同乗した湧泉舎の少女漫画雑誌『ルル』の編集部員、馬場康之(石井智也)から、みどりは不穏な話を聞く。
湧泉舎の三浦真理子営業部長(渡辺真起子)が、『ルル』のリニューアルに文句をつけ、連載のラインアップを変えるよう渡辺良進編集長(橋沢進一)に詰め寄っているらしい。リニューアル後の新連載が予定されているみどりには、聞き流すことが出来なかった。
馬場と別れたみどりは、真理子のマンションを訪れる。真理子もちょうど帰って来た。真理子のみどりへの態度は横柄。まるで従者のようにみどりを扱う。屈辱感に苛まれながらもみどりは従い、自分の新連載を切るつもりなのかと真理子に聞く。すると真理子は、みどりが書いた新連載用のネームをバッサリと切り捨てた。さらに、考えの甘さを指摘し、漫画家を辞めたらとまで突きつける真理子の頭を、みどりは文鎮で殴りつけてしまう。
倒れた真理子をバスルームに運んだみどりはバスタブに落とした。足にケガをする真理子が、自ら倒れ込んだかのように見せかけた。
承:福家、現場に登場
翌日、真理子の不審死が発見され警察の現場検証が始まる。やって来たのは福家警部補(檀れい)。さっそく、雑然とした室内の中、漫画本だけ綺麗に整頓されていることに疑問を持つ。漫画本は、河出みどりが整頓したものだった。
鑑識係の二岡友成(柄本時生)から現状報告を受け、バスルームを検証した福家は、第一発見者の話を聞く。その話から、福家はバスルームのドアが開いていたことに引っかかる。倒れた拍子に飛んだ水しぶきが扉についていたことから、工作を行った後、犯人が浴室から出ていったのではないか、そのまま扉は開いたままにされたのだ、と福家は考えたのだ。
犯行現場に置かれたのが河出みどりの漫画であり、河出みどりが常に「漫画家は手が命」とのことで手袋をしていたことから、福家は河出みどりの犯行ではないか、と疑う。さらに、二岡鑑識係(柄本時生)に現場の漫画についた指紋を調べさせる。
福家は、河出みどりのサイン会を訪れ、話を聞く。そこで、三浦真理子と一緒に同人誌を描いていた当時のことを聞きだす。三浦は、自分だけプロの漫画家となった河出に嫉妬していたのではないか、と指摘する。
転:検出されなかった指紋
二岡鑑識係からの報告によると、三浦真理子のブーツ、漫画本からは指紋が検出されなかった。三浦真理子のブーツは、手袋をした河出みどりが脱がせたからだ。しかも、ブーツは綺麗に揃えられていたことから、犯人は几帳面な人間ではないか、と福家は考える。
また、マンションに22時と0時に指紋認証で帰宅している。22時ではいつも通り人差し指で、0時は中指で指紋認証をしている。犯行時、河出は人差し指を怪我したのだ。河出は、「散歩の時に公園のバラの刺を触って傷つけた」と言うのだった。
結:すり替えられたブローチ
福家は、石松警部(稲垣吾郎)に「君の報告書は他の同僚よりも明らかに薄い」と、書類の束を見せられる。そこから、現場にあった漫画の5冊の内、1冊の表紙の折り目が無いことを発見する。「それが意味することは、左手なら表紙が邪魔にならず描くことができたのではないですか?右手に怪我を負ったから、左手で描いた。あなたは左手でも漫画を描くことができる」と指摘するのだった。
福家は、「パーティードレスを見せてください。飛び散った入浴剤入りのお湯が染み付いたんじゃないですか?」というが、河出みどりは既にドレスと手袋を処分していた。
一度、引き下がる福家だったが、大御所漫画家・細田理恵子との対談に訪れる。そこで、河出みどりは、細田理恵子とお揃いのブローチをすり替える。自分のブローチには、入浴剤が付着していた可能性があったからだ。だが、それも福家は見通していた。福家は、河出みどりのブローチがすり替えられたのを確認した。
そこで、福家は「実は連載が終わらせられたのは、細田理恵子先生です。あなたの漫画を連載させないつもりではなかった」と明かし、河出みどりは「あの女がプロになった私を恨んで、漫画を取り上げようとしたのよ!」と半狂乱となる。そんな彼女に、福家は「恨みに突き動かされていたのは、あなたです」と指摘するのだった。
前話:福家警部補の挨拶 第01話「失われた灯」あらすじ・ネタバレ
次話:福家警部補の挨拶 第03話「プロジェクトブルー」あらすじ・ネタバレ
ネタバレ作品一覧
トップページへ「1分で分かるネタバレ」
| トップページへ |