医龍4 KARTE #3 あらすじ・ネタバレ
2014.01.23 (Thu)
簡単に説明すると…
1) 拡張型心筋症の女児は、緊急手術を要したが、HITで人工心肺装置が使えないことが判明する。そこで桜井医師は、日本では未認可のヒルジンを米軍のコネを使って手に入れ、使用することを決める。
2) 医療特区に指定されたL & P病院では、ヒルジンの使用が可能だった。岡村は、手術を許可する。手術は開始されるが、途中で感染性心内膜炎を併発していたことが判明。時間が足りず、左室形成術は施行できなかった。
3) 野口の働きにより、L & P病院はスーパー医療特区に指定された。そのため、心筋シートが使用可能となったのだ。だが、その代わりに藤吉医師は、L & Pの研究員となる必要があった。
朝田龍太郎(坂口憲二)、加藤晶(稲森いずみ)、伊集院登(小池徹平)、荒瀬門次(阿部サダヲ)がL&P病院の施設を借りて手術を予定していた拡張型心筋症の小児患者・富田加奈(玉野るな)だが、HIT(Heparin-Induced Thrombocytopenia;ヘパリン起因性血小板減少症)が発覚し、手術に必要となるヘパリンが使えないことが判明した。藤吉圭介(佐々木蔵之介)が研究中の心筋シートを使えば手術は可能だが、まだ認可がおりていなかった。
そんな中、L&P病院に入院中の加奈の様態が急変する。僧帽弁の腱索断裂を認め、僧帽弁逆流を起こしていたのだ。腱索断裂は手術でしか治療できない。緊急手術が必要となり、朝田は苦渋の決断で最小限のヘパリンを使用して、救命のための最小限の手術を行うことを提案するが、藤吉はあまりにもリスクが高すぎると反対する。
打つ手をなくして黙り込むチームドラゴン。そこへ桜井修三(平幹二朗)がやってきてヒルジン(唾液腺から分泌されるポリペプチドで、トロンビンを阻害することにより血液凝固を妨害する)を使うようにと指示を出す。ヒルジンは、加奈が使用できない薬の代用にはなるが、日本では未認可の薬だった。桜井が米軍基地から取り寄せたのだった。
「患者のためにベストを尽くすのが医者だ。責任は俺が持つ」という桜井の言葉を聞き、ヒルジンを使う決意をする朝田たち。
カンファレンスルームでの朝田たちの会話を廊下で立ち聞きしていた木原毅彦(池田鉄洋)は、慌てて岡村征(高橋克典)に報告に向かう。
朝田たちが手術に向かおうとカンファレンスルームを出ると、目の前に岡村が立ちはだかる。L & P病院は医療特区に指定されているため、岡村は「ヒルジンは使えます」と使用許可を出す。
朝田たちによる加奈の緊急手術が始まった。60分で 1) 三尖弁形成術、2) 僧帽弁形成術、3) オーバーラッピング法による左室形成術という3つの手術を同時に行う必要があった。見学室には藤吉、岡村のほかL & P病院の医師や研修医たちが集まってくる。チーム一丸となった手術に魅せられ、固唾を呑んで見守っていた。
ヒルジンを投与しつつ、人工心肺装置を回す。9分で三尖弁形成術が終了し、僧帽弁形成術に移行したところで、朝田の手が止まった。疣贅があったのを確認したのだ。感染性心内膜炎を併発していたのだ。乳頭筋筋切除が追加され、さらに難度の上がった手術だが、朝田は手術を続ける。
オーバーラッピング法による左室形成術を残したところで、残り時間 3 分。これ以上は患者の体が持たない、と判断し、加藤たちは手術終了すべきだ、と主張する。朝田も同調し、「手術終了だ」と宣言する。
手術から 1 時間が経過したところで、岡村は「まだ手術は終わっていません」と告げる。そして、藤吉医師が患者の筋芽細胞から培養した心筋シートを運び入れる。その心筋シートを貼り付け、手術は終了した。
岡村に促され、退席する藤吉。心筋シート使用に、なんらかの条件をつけられたのではないか、と朝田は考え、不安そうに藤吉の背中を見送った。
心配するチーム・ドラゴンたちだったが、その最中、L & P病院で取材会見が行われ、医療特区および医療国際化推進委員として「スーパー医療特区」なるものを説明する野口の姿をニュース番組で見て愕然とする。
「スーパー医療特区で、拡張型心筋症に対する心筋シート治療が行われた」という説明を聞き、朝田たちは野口(岸部一徳)の力により心筋シートが使用できたのだと分かるのだった。
心筋シートの開発者として、"L & Pメディカルラボの研究員"である藤吉が紹介される。L & Pの研究員でなければ心筋シートは使えない、と岡村に言われ、その条件を藤吉は飲んだのだ。
「最先端医療も権利ビジネスの一端だ」と岡村は言う。そして、海外にチーム・ドラゴンを派遣する構想を岡村は描いていた。
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1) 拡張型心筋症の女児は、緊急手術を要したが、HITで人工心肺装置が使えないことが判明する。そこで桜井医師は、日本では未認可のヒルジンを米軍のコネを使って手に入れ、使用することを決める。
2) 医療特区に指定されたL & P病院では、ヒルジンの使用が可能だった。岡村は、手術を許可する。手術は開始されるが、途中で感染性心内膜炎を併発していたことが判明。時間が足りず、左室形成術は施行できなかった。
3) 野口の働きにより、L & P病院はスーパー医療特区に指定された。そのため、心筋シートが使用可能となったのだ。だが、その代わりに藤吉医師は、L & Pの研究員となる必要があった。
起:手術開始
朝田龍太郎(坂口憲二)、加藤晶(稲森いずみ)、伊集院登(小池徹平)、荒瀬門次(阿部サダヲ)がL&P病院の施設を借りて手術を予定していた拡張型心筋症の小児患者・富田加奈(玉野るな)だが、HIT(Heparin-Induced Thrombocytopenia;ヘパリン起因性血小板減少症)が発覚し、手術に必要となるヘパリンが使えないことが判明した。藤吉圭介(佐々木蔵之介)が研究中の心筋シートを使えば手術は可能だが、まだ認可がおりていなかった。
そんな中、L&P病院に入院中の加奈の様態が急変する。僧帽弁の腱索断裂を認め、僧帽弁逆流を起こしていたのだ。腱索断裂は手術でしか治療できない。緊急手術が必要となり、朝田は苦渋の決断で最小限のヘパリンを使用して、救命のための最小限の手術を行うことを提案するが、藤吉はあまりにもリスクが高すぎると反対する。
打つ手をなくして黙り込むチームドラゴン。そこへ桜井修三(平幹二朗)がやってきてヒルジン(唾液腺から分泌されるポリペプチドで、トロンビンを阻害することにより血液凝固を妨害する)を使うようにと指示を出す。ヒルジンは、加奈が使用できない薬の代用にはなるが、日本では未認可の薬だった。桜井が米軍基地から取り寄せたのだった。
「患者のためにベストを尽くすのが医者だ。責任は俺が持つ」という桜井の言葉を聞き、ヒルジンを使う決意をする朝田たち。
カンファレンスルームでの朝田たちの会話を廊下で立ち聞きしていた木原毅彦(池田鉄洋)は、慌てて岡村征(高橋克典)に報告に向かう。
朝田たちが手術に向かおうとカンファレンスルームを出ると、目の前に岡村が立ちはだかる。L & P病院は医療特区に指定されているため、岡村は「ヒルジンは使えます」と使用許可を出す。
承:感染性心内膜炎の併発
朝田たちによる加奈の緊急手術が始まった。60分で 1) 三尖弁形成術、2) 僧帽弁形成術、3) オーバーラッピング法による左室形成術という3つの手術を同時に行う必要があった。見学室には藤吉、岡村のほかL & P病院の医師や研修医たちが集まってくる。チーム一丸となった手術に魅せられ、固唾を呑んで見守っていた。
ヒルジンを投与しつつ、人工心肺装置を回す。9分で三尖弁形成術が終了し、僧帽弁形成術に移行したところで、朝田の手が止まった。疣贅があったのを確認したのだ。感染性心内膜炎を併発していたのだ。乳頭筋筋切除が追加され、さらに難度の上がった手術だが、朝田は手術を続ける。
オーバーラッピング法による左室形成術を残したところで、残り時間 3 分。これ以上は患者の体が持たない、と判断し、加藤たちは手術終了すべきだ、と主張する。朝田も同調し、「手術終了だ」と宣言する。
転:スーパー医療特区
手術から 1 時間が経過したところで、岡村は「まだ手術は終わっていません」と告げる。そして、藤吉医師が患者の筋芽細胞から培養した心筋シートを運び入れる。その心筋シートを貼り付け、手術は終了した。
岡村に促され、退席する藤吉。心筋シート使用に、なんらかの条件をつけられたのではないか、と朝田は考え、不安そうに藤吉の背中を見送った。
心配するチーム・ドラゴンたちだったが、その最中、L & P病院で取材会見が行われ、医療特区および医療国際化推進委員として「スーパー医療特区」なるものを説明する野口の姿をニュース番組で見て愕然とする。
結:取り込まれた藤吉
「スーパー医療特区で、拡張型心筋症に対する心筋シート治療が行われた」という説明を聞き、朝田たちは野口(岸部一徳)の力により心筋シートが使用できたのだと分かるのだった。
心筋シートの開発者として、"L & Pメディカルラボの研究員"である藤吉が紹介される。L & Pの研究員でなければ心筋シートは使えない、と岡村に言われ、その条件を藤吉は飲んだのだ。
「最先端医療も権利ビジネスの一端だ」と岡村は言う。そして、海外にチーム・ドラゴンを派遣する構想を岡村は描いていた。
前話:医龍4 KARTE #2 あらすじ・ネタバレ
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