「東京家族」あらすじ・ネタバレ
2014.01.25 (Sat)
・監督:山田洋次
・脚本:山田洋次、平松恵美子
・プロデューサー:深澤宏、矢島孝
簡単に説明すると…
1) 瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)が、子供たちに会いに上京してくる。だが、多忙な子供たちは、両親の相手がなかなかできない。
2) 上京している最中、とみこは脳内出血で死亡してしまう。
3) 東京で子供たちと暮らすことを提案された周吉だったが、自宅で暮らすことを決める。
2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)は、子供たちに会うために東京へやって来る。だが、品川駅に迎えに来るはずの次男の昌次(妻夫木聡)は、間違って東京駅へ行ってしまう。
周吉はタクシーを拾い、郊外で開業医を営む長男の幸一(西村雅彦)の家へと向かった。長女の滋子(中嶋朋子)は不注意な弟に呆れ、幸一の妻、文子(夏川結衣)は歓迎の支度に忙しい。やがて周吉ととみこが到着、大きくなった二人の孫・実(柴田龍一郎)と勇(丸山歩夢)に驚く。
そんな中、ようやく昌次も現れ、家族全員が久しぶりに夕食を囲むのだった。日曜日、幸一は勇を連れて、両親をお台場から横浜見物へと連れて行く予定だったが、患者の容体が悪化、急な往診に出かけることになる。
周吉ととみこは、滋子の家に泊まりに行くが、美容院を経営する滋子は忙しく両親の相手ができず、夫の庫造(林家正蔵)が駅前の温泉へと連れ出す。滋子に頼まれ、昌次は両親を東京の名所巡りの遊覧バスに乗せるが、自分は疲れて居眠りをしている。
帝釈天参道の鰻屋で、周吉は、舞台美術の仕事をしている昌次に「将来の見通しはあるのか?」と訊く。昔から昌次に厳しい周吉、昌次はそんな父が苦手だった。
その頃、滋子は幸一に、お金を出し合って二人に横浜のホテルに泊まってもらおうという提案をする。横浜のリゾートホテルの広い部屋で、ただ外を眺める周吉ととみこ。周吉はネオンに輝く観覧車を見て、結婚する前に二人で観た映画「第三の男」を懐かしむ。
寝苦しい夜が明け、周吉ととみこは2泊の予定を切り上げて、帰ってきてしまう。そんな両親に、「商店街の飲み会があるので今夜はいてもらっては困る」と言い放つ滋子。周吉は同郷の友人、沼田(小林稔侍)宅へ、とみこは昌次のアパートへ行くことにする。
久しぶりの母親の手料理を美味しそうに食べる昌次。その時、母に紹介しようと呼んだ恋人の間宮紀子(蒼井優)が現れる。昌次はボランティアで行った福島の被災地でひと目惚れしてプロポーズしたことを、とみこに打ち明ける。
一方、周吉は、沼田に宿泊を断られた上に泥酔、周囲に大迷惑をかけていた。幸一の家でようやく落ち着いたところに、とみこが上機嫌で帰ってくるが、突然倒れてしまう。救急搬送された病院先で、脳内出血と診断される。そして、とみこはその日の内に亡くなってしまう。
瀬戸内の自宅に戻り、葬儀を行う周吉。仕事がある長男と長女は先に帰り、次男と紀子が数日残って周吉の世話をすることになる。無愛想な周吉に、不安になる紀子だったが、帰り際に周吉からお礼を言われ、感極まって泣いてしまう。
長男から「東京へ来て暮らさないか?」と提案された周吉だったが、近所の助け合いと役場の福祉を受けることで、島に暮らし続けると告げるのだった。
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・脚本:山田洋次、平松恵美子
・プロデューサー:深澤宏、矢島孝
簡単に説明すると…
1) 瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)が、子供たちに会いに上京してくる。だが、多忙な子供たちは、両親の相手がなかなかできない。
2) 上京している最中、とみこは脳内出血で死亡してしまう。
3) 東京で子供たちと暮らすことを提案された周吉だったが、自宅で暮らすことを決める。
起:両親の上京
2012年5月、瀬戸内海の小島に暮らす平山周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)は、子供たちに会うために東京へやって来る。だが、品川駅に迎えに来るはずの次男の昌次(妻夫木聡)は、間違って東京駅へ行ってしまう。
周吉はタクシーを拾い、郊外で開業医を営む長男の幸一(西村雅彦)の家へと向かった。長女の滋子(中嶋朋子)は不注意な弟に呆れ、幸一の妻、文子(夏川結衣)は歓迎の支度に忙しい。やがて周吉ととみこが到着、大きくなった二人の孫・実(柴田龍一郎)と勇(丸山歩夢)に驚く。
そんな中、ようやく昌次も現れ、家族全員が久しぶりに夕食を囲むのだった。日曜日、幸一は勇を連れて、両親をお台場から横浜見物へと連れて行く予定だったが、患者の容体が悪化、急な往診に出かけることになる。
承:周吉ととみこの観光
周吉ととみこは、滋子の家に泊まりに行くが、美容院を経営する滋子は忙しく両親の相手ができず、夫の庫造(林家正蔵)が駅前の温泉へと連れ出す。滋子に頼まれ、昌次は両親を東京の名所巡りの遊覧バスに乗せるが、自分は疲れて居眠りをしている。
帝釈天参道の鰻屋で、周吉は、舞台美術の仕事をしている昌次に「将来の見通しはあるのか?」と訊く。昔から昌次に厳しい周吉、昌次はそんな父が苦手だった。
その頃、滋子は幸一に、お金を出し合って二人に横浜のホテルに泊まってもらおうという提案をする。横浜のリゾートホテルの広い部屋で、ただ外を眺める周吉ととみこ。周吉はネオンに輝く観覧車を見て、結婚する前に二人で観た映画「第三の男」を懐かしむ。
転:とみこの死
寝苦しい夜が明け、周吉ととみこは2泊の予定を切り上げて、帰ってきてしまう。そんな両親に、「商店街の飲み会があるので今夜はいてもらっては困る」と言い放つ滋子。周吉は同郷の友人、沼田(小林稔侍)宅へ、とみこは昌次のアパートへ行くことにする。
久しぶりの母親の手料理を美味しそうに食べる昌次。その時、母に紹介しようと呼んだ恋人の間宮紀子(蒼井優)が現れる。昌次はボランティアで行った福島の被災地でひと目惚れしてプロポーズしたことを、とみこに打ち明ける。
一方、周吉は、沼田に宿泊を断られた上に泥酔、周囲に大迷惑をかけていた。幸一の家でようやく落ち着いたところに、とみこが上機嫌で帰ってくるが、突然倒れてしまう。救急搬送された病院先で、脳内出血と診断される。そして、とみこはその日の内に亡くなってしまう。
結:自宅に残る周吉
瀬戸内の自宅に戻り、葬儀を行う周吉。仕事がある長男と長女は先に帰り、次男と紀子が数日残って周吉の世話をすることになる。無愛想な周吉に、不安になる紀子だったが、帰り際に周吉からお礼を言われ、感極まって泣いてしまう。
長男から「東京へ来て暮らさないか?」と提案された周吉だったが、近所の助け合いと役場の福祉を受けることで、島に暮らし続けると告げるのだった。
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