「臨場 劇場版」あらすじ・ネタバレ
2014.02.17 (Mon)
2012年6月30日公開
・監督:橋本一
・脚本:尾西兼一
・原作:横山秀夫
簡単に説明すると…
1) 2010年冬。都内で無差別通り魔事件が発生する。逮捕された波多野(柄本佑)は精神鑑定の結果、心神喪失とされ無罪となる。
2) 2年後、彼を鑑定した精神科医と弁護士が相次いで殺害される。
3) 犯人は、解剖学・安永教授(長塚京三)だった。彼は、詐病である波多野を無罪とした者達を許せず、罰したのだ。その彼も波多野により刺殺されてしまう。
2010年冬。都内で無差別通り魔事件が発生した。死者4名、重軽傷者15名にも及ぶ凄惨な事件だったが、現行犯逮捕された波多野(柄本佑)は精神鑑定の結果、心神喪失とされ無罪となる。結果、大切な家族を失った被害者遺族たちは、行き場のない思いにかられることになった。
事件発生から2年。波多野は、カトリック系の精神病院に、措置入院していた。そんな中、弁護士の高村、そして精神科医の加古川が相次いで殺害される事件が発生した。
警視庁刑事部鑑識課検視官の倉石(内野聖陽)と部下の留美(松下由樹)、永嶋(平山浩行)は、2つの事件で検視作業のために臨場する。倉石は遺体の状況から、同一犯の犯行の可能性があると考えた。
警視庁捜査一課の管理官・立原(高嶋政伸)も、倉石同様、「2つの事件が同一犯によるものではないか?」と考えていた。被害者の2人は2年前の通り魔事件で波多野を無罪に導いていたことから、通り魔事件の遺族による犯行を疑った。
捜査本部の指揮を執る神奈川県警捜査一課の管理官・仲根(段田安則)は、被害者遺族の犯行と決めつけ、捜査員たちに指示を与える。
一方、倉石は、司法解剖を執刀した恩師の安永教授の自宅を訪れる。精神科医の司法解剖が、安永教授としては実に杜撰であったことや、的確に動脈を狙ったということから、倉石は安永教授の犯行を疑っていたのだ。
倉石も安永教授も、妻を亡くしていた。ともに酒を飲みながら、倉石は、安永教授の家のごみ箱に、倉石も使っている鎮痛剤の包みが捨てられていた。2人とも、死期が近い病に侵されていたのだ。
通り魔事件で娘を殺害された直子(若村麻由美)が、波多野の措置入院先の病院に包丁を持って潜入、身柄を確保された。高村、加古川殺害の容疑者となった直子は、仲根の執拗な取り調べを受けることになってしまう。
一方、警視庁の立原管理官のチームは、ある容疑者にたどり着く。8 年前、神奈川県警では、誤認逮捕が行われていた。犯人とされた少年が取調べ中に自殺したてしまったのだ。父親は、神奈川県警の浦部刑事(平田満)だった。息子の無実を信じ、当時から退職を強要されていたが、警察官であり続けた。
翌年、真犯人が捕まり、息子の無実が明らかとなった。だが、浦部巡査には、強い恨みがあったのではないか、と考えられたのだ。刑事たちは浦部巡査に事情聴取に向かうが、浦部はすでに波多野のいる精神病院へ向かった後だった。
病院に侵入した浦部巡査は、拳銃を抜き出し、波多野を追い回す。だが、浦部が狙っていたのは、仲根管理官だったのだ。仲根管理官がやってくるのを待ち付けた浦部だったが、遂行できないと判明した途端、立てこもった後、浦部は自殺してしまう。
波多野は、浦部の追跡をかわしたが、彼の身柄を確保していた人物がいた。安永教授(長塚京三)は、波多野に精神安定剤を注射する。そこに、教授をマークしていた倉石が現われ、説得する。
安永は「波多野は、精神異常を装っているだけだ。それに加担した弁護士も精神科医も、私が罰した」と犯行を自供するのだった。そんな最中、波多野は息を吹き返し、安永をハサミで刺殺する。「今回も精神喪失で無罪になる」と笑う波多野を、倉石は殴りつけるのだった。
事件解決後、留美は倉石に連絡をとろうとするが、通じない。そして、倉石の家にも、彼の姿は亡かった。留美は、倉石の体調が悪いことを見抜いていた。言い知れぬ彼女の不安を抱く中、閉幕となる。
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・監督:橋本一
・脚本:尾西兼一
・原作:横山秀夫
簡単に説明すると…
1) 2010年冬。都内で無差別通り魔事件が発生する。逮捕された波多野(柄本佑)は精神鑑定の結果、心神喪失とされ無罪となる。
2) 2年後、彼を鑑定した精神科医と弁護士が相次いで殺害される。
3) 犯人は、解剖学・安永教授(長塚京三)だった。彼は、詐病である波多野を無罪とした者達を許せず、罰したのだ。その彼も波多野により刺殺されてしまう。
起:被害者家族の無念
2010年冬。都内で無差別通り魔事件が発生した。死者4名、重軽傷者15名にも及ぶ凄惨な事件だったが、現行犯逮捕された波多野(柄本佑)は精神鑑定の結果、心神喪失とされ無罪となる。結果、大切な家族を失った被害者遺族たちは、行き場のない思いにかられることになった。
事件発生から2年。波多野は、カトリック系の精神病院に、措置入院していた。そんな中、弁護士の高村、そして精神科医の加古川が相次いで殺害される事件が発生した。
承:新たな事件発生
警視庁刑事部鑑識課検視官の倉石(内野聖陽)と部下の留美(松下由樹)、永嶋(平山浩行)は、2つの事件で検視作業のために臨場する。倉石は遺体の状況から、同一犯の犯行の可能性があると考えた。
警視庁捜査一課の管理官・立原(高嶋政伸)も、倉石同様、「2つの事件が同一犯によるものではないか?」と考えていた。被害者の2人は2年前の通り魔事件で波多野を無罪に導いていたことから、通り魔事件の遺族による犯行を疑った。
捜査本部の指揮を執る神奈川県警捜査一課の管理官・仲根(段田安則)は、被害者遺族の犯行と決めつけ、捜査員たちに指示を与える。
一方、倉石は、司法解剖を執刀した恩師の安永教授の自宅を訪れる。精神科医の司法解剖が、安永教授としては実に杜撰であったことや、的確に動脈を狙ったということから、倉石は安永教授の犯行を疑っていたのだ。
倉石も安永教授も、妻を亡くしていた。ともに酒を飲みながら、倉石は、安永教授の家のごみ箱に、倉石も使っている鎮痛剤の包みが捨てられていた。2人とも、死期が近い病に侵されていたのだ。
転:8年前の事件
通り魔事件で娘を殺害された直子(若村麻由美)が、波多野の措置入院先の病院に包丁を持って潜入、身柄を確保された。高村、加古川殺害の容疑者となった直子は、仲根の執拗な取り調べを受けることになってしまう。
一方、警視庁の立原管理官のチームは、ある容疑者にたどり着く。8 年前、神奈川県警では、誤認逮捕が行われていた。犯人とされた少年が取調べ中に自殺したてしまったのだ。父親は、神奈川県警の浦部刑事(平田満)だった。息子の無実を信じ、当時から退職を強要されていたが、警察官であり続けた。
翌年、真犯人が捕まり、息子の無実が明らかとなった。だが、浦部巡査には、強い恨みがあったのではないか、と考えられたのだ。刑事たちは浦部巡査に事情聴取に向かうが、浦部はすでに波多野のいる精神病院へ向かった後だった。
結:安永教授の自供
病院に侵入した浦部巡査は、拳銃を抜き出し、波多野を追い回す。だが、浦部が狙っていたのは、仲根管理官だったのだ。仲根管理官がやってくるのを待ち付けた浦部だったが、遂行できないと判明した途端、立てこもった後、浦部は自殺してしまう。
波多野は、浦部の追跡をかわしたが、彼の身柄を確保していた人物がいた。安永教授(長塚京三)は、波多野に精神安定剤を注射する。そこに、教授をマークしていた倉石が現われ、説得する。
安永は「波多野は、精神異常を装っているだけだ。それに加担した弁護士も精神科医も、私が罰した」と犯行を自供するのだった。そんな最中、波多野は息を吹き返し、安永をハサミで刺殺する。「今回も精神喪失で無罪になる」と笑う波多野を、倉石は殴りつけるのだった。
事件解決後、留美は倉石に連絡をとろうとするが、通じない。そして、倉石の家にも、彼の姿は亡かった。留美は、倉石の体調が悪いことを見抜いていた。言い知れぬ彼女の不安を抱く中、閉幕となる。
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