2010年12月18日公開
・監督：マシュー・ボーン
・脚本：ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ボーン
・原作：マーク・ミラー、ジョン・Ｓ・ロミタ・Ｊｒ

簡単に説明すると…
1) 冴えない高校生・デイヴ(アーロン・ジョンソン)は、自前のスーツでキック・アスと称して、街を自警していた。
2) ある日、フランク・ダミコらの悪の組織に目をつけられ、捕まったデイヴは、ヒット・ガールに救出される。
3) 父を殺害されたヒット・ガールは、単身でフランク・ダミコの組織に乗り込む。キック・アスの助けもあり、フランク・ダミコを倒すことに成功するのだった。

起：平凡な高校生・デイヴ

NYに住むデイヴ(アーロン・ジョンソン)は、コミックオタクでスーパーヒーローに憧れる平凡な高校生である。ある日、インターネットで買った自前のスーツとマスクを身に付け、自分もDIYヒーローとして街で活動を開始する。

何の特殊能力も武器も持たない彼は、初出動であっさり犯罪者にやられてしまうが、懲りずにパトロールを再開する。数週間が経過し、デイヴは車泥棒を退治しようとするが、逆に返り討ちにされて、さらには車にも轢かれてしまう。結果、デイヴは大手術を受けることとなる。

承：知られるようになったキック・アス

全身金属を入れられ、疼痛感覚は麻痺してしまった。その後、デイヴは懲りずに街の夜警をしていた。すると、ある男がリンチにあっているところに遭遇し、デイヴが男を助けるために戦い、周りの人々が携帯で動画を撮り出す。

活動の様子の動画が、ネット上にアップされ、やがて“キック・アス（Kick-Ass）”の名で街中に知られるようになる。

キックアスは、犯罪者に取り押さえられ、絶体絶命のピンチとなる。しかし、そこに"ヒットガール"と名乗る少女が助けに来る。

街のパトロールをしていたのは彼だけではなかった。キック・アスは高度な訓練を受けた父娘のデュオ、“ヒット・ガール”（クロエ・グレース・モレッツ）と“ビッグ・ダディ”（ニコラス・ケイジ）に出会い、街の犯罪帝国を仕切るフランク・ダミコを倒すため共に戦うことを決意する。

ビッグ・ダディは元警察官。フランクに罠に掛けられ、警察官ではなくなり、妻は殺された。残された娘を鍛え、妻の復讐を企てているのだ。

転：ビッグダディの死

組織のボスは、取引がキックアスにより邪魔されたため、彼の命を狙う。キックアスは罠にハメられ、捕まってしまう。ヒットガールは銃で撃たれ、ビッグダディも捕まってしまう。

組織はキックアスとビッグダディを拷問し、ネットで中継する。キックアスは間一髪のところでヒットガールに助けられるが、ビッグダディは殺害されてしまう。復讐と父の無念を晴らすため、ヒットガールは組織のアジトへと攻め込む。

結：フランク・ダミコ打倒

組織の人間を次々に倒すも、最後には銃弾がなくなり、絶体絶命のピンチに陥る。そこへ、キックアスが飛行型兵器で攻め込み、ヒットガールを助けるのだった。2人は組織のボスであるフランク・ダミコを倒し、ヒットガールは父親の復讐を遂げる。

キックアスは、最初にして最後のヒーローとしての仕事をやり遂げ、ハッピーエンドを迎えるのだった。


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