福家警部補の挨拶 第06話「愛情のシナリオ」あらすじ・ネタバレ
2014.02.18 (Tue)
簡単に説明すると…
1) 女優の小木野マリ(若村麻由美)は、同じく女優の柿沼恵美(黒沢あすか)にスキャンダルで脅され、オーディションを受けないように迫られる。 マリは睡眠薬を恵美に飲ませて眠らせ、マンション下に落とす。
2) マリは、部屋から恵美を落下させたと思わせたが、実は屋上から落とさせたのだった。それこそが密室の謎のトリックだった。
3) 恵美は、マリの電話を使って荷物の再配達を依頼しており、マリが犯行現場にいたことが証明される。動機は、施設に預けた娘が女優として活躍できるよう、スキャンダルから守ろうとするためだった。
映画『東京ローズ』の出演者オーディションを間近に控えたある日、女優の小木野マリ(若村麻由美)は、同じく女優の柿沼恵美(黒沢あすか)のマンションにいた。
恵美はマリに数枚の写真を見せる。写真には『東京ローズ』プロデューサーと恵美の不倫熱愛現場が写っていた。恵美はこの写真を公にすると脅し、『東京ローズ』オーディションから降りるようマリに迫る。恵美の気迫に、マリはオーディション不参加を約束したかに見えた。
マリはコーヒーでも飲まないかと恵美に提案。ゴム手袋で指紋がつかないようにして、キッチンで淹れたコーヒーをマリに渡すのだが、そこには睡眠薬も投じられていた。恵美が眠るのを確認したマリは、自分が部屋を訪ねた痕跡を消し、ベランダの窓を開け放つ。
恵美のマンション下をカップルが通りかかっていた。そんな2人の間近に、恵美が落下する。
カップルの通報で警察が駆けつける。二岡友成(柄本時生)が鑑識作業をしていると福家警部補(檀れい)が現れた。
恵美の部屋に「もうダメ さようなら」という文面の遺書があり、部屋には鍵がかかっていた。転落した恵美のポケットに部屋の鍵が入っていたことなどから、二岡は「密室であり、恵美が飛び降り自殺した可能性が高い」と福家に説明する。
テーブルの上には、睡眠導入剤が大量に置かれていた。その他、市販されていない非合法な薬も置かれていた。恵美は不眠症で悩んでいたそうだ。
恵美の部屋に行った福家は、キッチンで開けられた真新しいインスタントコーヒー瓶と、捨てられた古い瓶を比較。また、恵美が飼っている文鳥も気になる。さらに、テレビの下にあるレコーダーの録画検索ワードに、「小野木マリ」の名前が登録されていることを確認する。
福家は、マリのもとを訪れ、聴取を開始する。レコーダーの録画検索ワードが気にかかり、マリに話を聞きにきたのだ。
マリは、本来なら蓋に穴をあけてストローを刺すコーヒーも、わざわざ蓋を開けてストローを入れていた。「仕事に穴を開けないように…ゲン担ぎよ」と語る。福家は、アリバイを確認する。他の瓶では、穴を開けて雑に開封されているにもかかわらず、新しいインスタントコーヒーの蓋は綺麗に開けられていた。それはマリが開けたものだったのだ。マリは、家にいて証明できるアリバイはない、と答える。
二岡の調査結果から、鍵を複製した可能性はない、とのことだった。また、遺書の筆跡は本人のものと一致し、コンタクトレンズが右目だけ入っており、左目は入ってなかったことが判明する。
『東京ローズ』のオーディション終わりのマリとともに、福家は恵美の家に向かう。文鳥に餌をやりにきたのだが、文鳥は餌を食べなかった。また、自殺であれば愛していた文鳥を放って死ぬのはおかしいのではないか、と疑問を口にする。さらに、遺書は恵美の他のメモなどの文字をトレースして書けるため、偽装することは可能だ、と指摘する。
紛失したコンタクトレンズは、現場にも恵美の自宅にもなかった。犯人の衣服などについているのではないか、と福家はさらに揺さぶりをかける。だが、マリは「この家は密室だったの。それを他殺だと疑うのはおかしい」と告げて福家との対話を終了させる。
二岡の調査で、マリとプロデューサーとの不倫が明らかとなる。動機について福家は、一つの仮説を立てる。
ベランダに続く窓は、全開になっていた。大きく開け放たれていた窓は、「演出だ」と福家は言う。マリは、部屋から落とされたのではなかった。屋上から落とされたのだ。コンタクトレンズも屋上から発見された。自宅で飛び降りたのでなければ、部屋を鍵で閉め、恵美の服に鍵を入れて落とすだけだ。
文鳥の餌を届ける不在連絡票が部屋から無くなっていた。その再配達を依頼する電話を、恵美はマリの電話から掛けていた。その記録が運送業者に残っていた。マリは恵美の家に居たことが証明された。
『東京ローズ』のオーディションに落ちたマリは、犯行を自供する。動機に関して、さらに福家は詰め寄る。「不倫現場の写真は、わざと明るい場所にいて撮られてる」と指摘し、動機について訊く。だが、マリは答えようとしない。
出頭したマリに、福家は面会する。マリは、1994年から2年間、ブランクがあった。その間に、妻子ある男と恋愛関係にあり、子供を産んだ。その子供は施設に預けたが、女優としてデビューしたのだ。
恵美は、子供に薬物を覚えさせ、スキャンダルの一つとしてマリをゆすろうとした。マリは、子供を守るために恵美を殺害したのだ。さらに、プロデューサーに子供を主演として採用させるために、関係を持ったのだ。
だが結局、子供の薬物使用は写真週刊誌にスクープされ、主演を降りざるを得なかった。「今こそ、母親として名乗り出るべきだ」と福家は勧めるが、マリは「母親ではない」と最後まで言い張るのだった。
前話;福家警部補の挨拶 第05話「相棒」あらすじ・ネタバレ
次話;福家警部補の挨拶 第07話「オッカムの剃刀 前編」あらすじ・ネタバレ
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1) 女優の小木野マリ(若村麻由美)は、同じく女優の柿沼恵美(黒沢あすか)にスキャンダルで脅され、オーディションを受けないように迫られる。 マリは睡眠薬を恵美に飲ませて眠らせ、マンション下に落とす。
2) マリは、部屋から恵美を落下させたと思わせたが、実は屋上から落とさせたのだった。それこそが密室の謎のトリックだった。
3) 恵美は、マリの電話を使って荷物の再配達を依頼しており、マリが犯行現場にいたことが証明される。動機は、施設に預けた娘が女優として活躍できるよう、スキャンダルから守ろうとするためだった。
起:マリをゆする恵美
映画『東京ローズ』の出演者オーディションを間近に控えたある日、女優の小木野マリ(若村麻由美)は、同じく女優の柿沼恵美(黒沢あすか)のマンションにいた。
恵美はマリに数枚の写真を見せる。写真には『東京ローズ』プロデューサーと恵美の不倫熱愛現場が写っていた。恵美はこの写真を公にすると脅し、『東京ローズ』オーディションから降りるようマリに迫る。恵美の気迫に、マリはオーディション不参加を約束したかに見えた。
マリはコーヒーでも飲まないかと恵美に提案。ゴム手袋で指紋がつかないようにして、キッチンで淹れたコーヒーをマリに渡すのだが、そこには睡眠薬も投じられていた。恵美が眠るのを確認したマリは、自分が部屋を訪ねた痕跡を消し、ベランダの窓を開け放つ。
恵美のマンション下をカップルが通りかかっていた。そんな2人の間近に、恵美が落下する。
承:福家、捜査開始
カップルの通報で警察が駆けつける。二岡友成(柄本時生)が鑑識作業をしていると福家警部補(檀れい)が現れた。
恵美の部屋に「もうダメ さようなら」という文面の遺書があり、部屋には鍵がかかっていた。転落した恵美のポケットに部屋の鍵が入っていたことなどから、二岡は「密室であり、恵美が飛び降り自殺した可能性が高い」と福家に説明する。
テーブルの上には、睡眠導入剤が大量に置かれていた。その他、市販されていない非合法な薬も置かれていた。恵美は不眠症で悩んでいたそうだ。
恵美の部屋に行った福家は、キッチンで開けられた真新しいインスタントコーヒー瓶と、捨てられた古い瓶を比較。また、恵美が飼っている文鳥も気になる。さらに、テレビの下にあるレコーダーの録画検索ワードに、「小野木マリ」の名前が登録されていることを確認する。
転:マリを疑う福家
福家は、マリのもとを訪れ、聴取を開始する。レコーダーの録画検索ワードが気にかかり、マリに話を聞きにきたのだ。
マリは、本来なら蓋に穴をあけてストローを刺すコーヒーも、わざわざ蓋を開けてストローを入れていた。「仕事に穴を開けないように…ゲン担ぎよ」と語る。福家は、アリバイを確認する。他の瓶では、穴を開けて雑に開封されているにもかかわらず、新しいインスタントコーヒーの蓋は綺麗に開けられていた。それはマリが開けたものだったのだ。マリは、家にいて証明できるアリバイはない、と答える。
二岡の調査結果から、鍵を複製した可能性はない、とのことだった。また、遺書の筆跡は本人のものと一致し、コンタクトレンズが右目だけ入っており、左目は入ってなかったことが判明する。
『東京ローズ』のオーディション終わりのマリとともに、福家は恵美の家に向かう。文鳥に餌をやりにきたのだが、文鳥は餌を食べなかった。また、自殺であれば愛していた文鳥を放って死ぬのはおかしいのではないか、と疑問を口にする。さらに、遺書は恵美の他のメモなどの文字をトレースして書けるため、偽装することは可能だ、と指摘する。
紛失したコンタクトレンズは、現場にも恵美の自宅にもなかった。犯人の衣服などについているのではないか、と福家はさらに揺さぶりをかける。だが、マリは「この家は密室だったの。それを他殺だと疑うのはおかしい」と告げて福家との対話を終了させる。
二岡の調査で、マリとプロデューサーとの不倫が明らかとなる。動機について福家は、一つの仮説を立てる。
結:密室の謎
ベランダに続く窓は、全開になっていた。大きく開け放たれていた窓は、「演出だ」と福家は言う。マリは、部屋から落とされたのではなかった。屋上から落とされたのだ。コンタクトレンズも屋上から発見された。自宅で飛び降りたのでなければ、部屋を鍵で閉め、恵美の服に鍵を入れて落とすだけだ。
文鳥の餌を届ける不在連絡票が部屋から無くなっていた。その再配達を依頼する電話を、恵美はマリの電話から掛けていた。その記録が運送業者に残っていた。マリは恵美の家に居たことが証明された。
『東京ローズ』のオーディションに落ちたマリは、犯行を自供する。動機に関して、さらに福家は詰め寄る。「不倫現場の写真は、わざと明るい場所にいて撮られてる」と指摘し、動機について訊く。だが、マリは答えようとしない。
出頭したマリに、福家は面会する。マリは、1994年から2年間、ブランクがあった。その間に、妻子ある男と恋愛関係にあり、子供を産んだ。その子供は施設に預けたが、女優としてデビューしたのだ。
恵美は、子供に薬物を覚えさせ、スキャンダルの一つとしてマリをゆすろうとした。マリは、子供を守るために恵美を殺害したのだ。さらに、プロデューサーに子供を主演として採用させるために、関係を持ったのだ。
だが結局、子供の薬物使用は写真週刊誌にスクープされ、主演を降りざるを得なかった。「今こそ、母親として名乗り出るべきだ」と福家は勧めるが、マリは「母親ではない」と最後まで言い張るのだった。
前話;福家警部補の挨拶 第05話「相棒」あらすじ・ネタバレ
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