簡単に説明すると…
1) バレンタインデーが近づき、「ショコラ・ヴィ」は一層賑わい、爽太(松本潤)らは多忙を極めていた。だが、紗絵子(石原さとみ)に贈るショコラを作るため、爽太は倒れずに奮闘し続けた。
2) オリヴィエとまつりは、まつりが元カレと決別することで、一歩前進した。
3) 紗絵子に別れを告げるはずが、紗絵子の涙にうろたえ、その切なげな表情に爽太はキスをしてしまう。

起：バレンタインの決意

薫子(水川あさみ)は、爽太(松本潤)との結婚を夢に見て目覚めた。「夢は願望ではない」と言い聞かせる薫子は、オリヴィエ(溝端淳平)とまつり(有村架純)が付き合うと聞いて、イライラしていた。その原因は、関谷(加藤シゲアキ)にメールしたのに、返信がないことに薫子は気づいた。

バレンタインデーが近づき、「ショコラ・ヴィ」は一層賑わい、爽太(松本潤)らは多忙を極めていた。特に爽太は、紗絵子(石原さとみ)に贈るショコラを同時に準備していたため睡眠時間も激減していた。一方、関谷は六道(佐藤隆太)に追い立てられ、メールすることを決める。

それでも、このバレンタインに紗絵子に最後の告白をして振られ、長い片想いを終わらせようと決めた爽太は気合いをみなぎらせる。えれな(水原希子)との関係を修正させたい気持ちも爽太を後押ししていた。

そんな折、紗絵子が「ショコラ・ヴィ」にやってくる。混雑する店内から厨房の爽太を見つめるが、爽太は気づかない。紗絵子は薫子(水川あさみ)から商品を受け取ると帰っていく。

承：オリヴィエとまつりの恋

オリヴィエ(溝端淳平)は、携帯電話を見ていたまつり(有村架純)の表情が曇ったのを見逃さなかった。まつりは、「元カレの部屋に残っている私物を取りに行くことになった」と明かす。その様子に疑念を感じたオリヴィエは、「自分も一緒に行く」と主張する。オリヴィエは爽太に「まつりちゃんの元カレと対決してくる」と宣言する。

元カレの家からの帰り道、オリヴィエは「自信が無いんだ。まつりちゃんを信じたいけど、信じられないんだ」と言い、口論になる。素直な気持ちを口にしたオリヴィエに、まつりはキスをした。

同じ頃、紗絵子は吉岡(眞島秀和)とペットショップにいた。猫が飼いたいと言う紗絵子に当初は反対していたものの、吉岡は猫を買ってやる。紗絵子は吉岡に笑顔を向ける。

転：紗絵子の不意の登場

バレンタインデー前日、ついに爽太は紗絵子に贈るショコラを完成させた。この日、爽太は紗絵子を呼び出して不意打ちで告白をする計画だった。

自分が計画の主導権を握っていることで爽太は冷静を保っていた。しかし突然、紗絵子は友人たちに送るショコラが足りないことに気づき、「ショコラ・ヴィ」に突然現れる。爽太は動揺するが、「最後に振り回されるのも良い…すぐに終わるのだから」と思い、店を出た紗絵子を追いかける。

結：紗絵子の涙

爽太は紗絵子に、チョコレートを渡す。爽太は、「これは…紗絵子さんのために用意したんだ。バレンタインだから。あれから7年経った。あの日に振られたから」と、7年分の想いを語った。

「俺は、紗絵子さんのためにショコラティエになったし、ショコラティエを続けていく。
それが、紗絵子さんを好きになったあかしだから」と言い、「ずっと紗絵子さんのことが好きなんだ。今でもずっと…」と告白した。だが、「ケジメをつけなきゃいけないね…紗絵子さんのことを好きになってよかった」と言い、爽太は前を向いていく、と紗絵子に別れを告げるのだった。

その別れを告げる言葉に、紗絵子は一筋の涙を流した。その涙に、爽太はうろたえる。その切なげな表情に、爽太は紗絵子にキスをしてしまう。

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