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福家警部補の挨拶 第07話「オッカムの剃刀 前編」あらすじ・ネタバレ

2014.02.25 (Tue)
簡単に説明すると…
1) 城北大学の近辺で、黒ずくめの服装で被害者を襲う強盗事件が多発。注意喚起がなされる中、大学の講師・池内が殺害されてしまう。犯人は、被害者にゆすられていた柳田嘉文(古谷一行)だった。
2) 福家は、柳田に目星をつけ、調査を開始する。
3) 柳田に犯行が可能であったことを話すが、被疑者と目される男性が遺体で発見され、池内の所持日を今井が持っていたため、被疑者死亡で捜査は終了する。

起:大学での事件


城北大学の近辺で、黒ずくめの服装で被害者を金属バットで殴打して財布を奪う強盗事件が多発していた。大学でも学生や教授に、貼り紙をして事件に対する注意を喚起していた。
 
そんなある日、同大法科学科特任教授の柳田嘉文(古谷一行)は、元教え子で同じ大学の講師、池内国雄(みのすけ)の研究室を訪ねる。柳田は、池内に弱みを握られ、警察庁科学警察研究所への推薦を頼まれていた。約束通り推薦したことを伝える柳田。

しかし、池内は今後も柳田を利用するため、柳田の弱みの証拠のディスクを返さなかった。柳田は池内のメガネとタバコの箱をコッソリ持ちだした。その夜、柳田は黒ずくめの衣装で池内を待ち伏せ、頭部を3回殴打して殺害する。

犯行後、柳田は素知らぬ顔をして勉強会に参加していた。

承:福家の登場


池内の死体は、数時間後に発見され警察の捜査が始まる。陣頭指揮に立つ石松和夫(稲垣吾郎)たちは、これまでに発生した一連の強盗事件容疑者による犯行と目星をつけた。しかも、これまでは出なかった死亡事件がついに発生してしまった。警察の威信にも関わる事件だ。しかし、福家警部補(檀れい)は「現場周辺の聞き込みを」という石松の指示に従わずどこかへ向かってしまう。

同時間、柳田は池内の研究室にいた。柳田が弱みとして握っていたディスクや資料が無いか探していた。自分の研究室で資料を処分していたところ、池内の研究室に福家という警察官がいる、と警備員に言われて、向かった。

福家は池内の研究室にいた。そこに、柳田がやって来る。福家は池内の所持品のキーリングに自宅とシールが貼られた鍵が 1本 だけがあったことに疑問を持っていた。つまり、「同じような鍵が犯人に盗られていたら?」「それが職場のものだとしたら?」と、思い当たったのだ。

福家は、何者かが寸前に部屋に入った痕跡に気づく。パソコンがかすかに温かく、電源が入っていたのではないか、と考えたのだ。

転:異質な今回の事件


鍵は、研究室近くの植え込みに捨てられていた。周辺には、学生が池内に単位を落とされたため、腹いせに捨てていた池内のマッチなどがあった。

翌日、福家はまた柳田の元を訪れる。池内は、車を使わずにタクシーを使っていた。そして、なぜか犯行現場の手前で降りていたのだ。そのことを柳田に訊くが、「勉強会で飲もうと思ったのかもしれないね。たんなる思いつきや偶然だろう」とはぐらかされてしまう。

捨てられていたマッチには、メモが多く書かれていた。池内はメモ魔で、至る所に用事の日時などを書いていた。また、学生の川本も同じ道を通っていた。なぜ女性である学生を狙わなかったのか、池内を狙っていた事件なのではないか、と福家は考えを話す。さらに、前に行われた犯行はプロのしわざであり、今回は気配を察知されており、素人の犯行ではないか、と推察していた。誰かが池内を狙い、通り魔の犯行に見せかけたのではないか、と福家は仮説を柳田に話す。

柳田は、「池内が、なぜあの人通りのない場所を歩いていたのか分からないだろう。それも説明できない。単なる偶然だよ」と仮説を否定する。

結:被疑者発見


福家は、新しいタバコの箱を開封して吸っており、どこかで吸っていた。近くにはバーがあり、犯行が行われる直前にそこに寄っていた。珍しい銘柄であったため、そのバーでしかタバコを買うことができなかったのだ。また、マスターからメガネをかけてはいなかったことを聞き出す。

その後、福家は池内の研究室を鑑識に調べさせる。さらに、柳田に植え込みの靴跡から、鍵は犯行後、池内の研究室を調べた後に捨てられたのではないか、と考えを説明する。

また、珍しい銘柄のたばこが切れていたため、バーに行くことを予見できたのだ。さらに、メガネが盗み出されていたため、視力が悪い池内は、運転することを躊躇ったのだった。これらのことから、池内が犯行現場の道を歩くことは十分に予見できたのではないか、と福家は柳田に語る。

池内を警察庁科学警察研究所への推薦を柳田がしたことから、福家は「柳田先生は、池内さんに弱みを握られたのではありませんか?池内さんの研究室を調べて、その証拠を見つけ出します」と宣言する。柳田は「見当外れだ。その捜査への情熱は、誤った結果を結論を導きだすことになる」と忠告をするのだった。

柳田を疑う福家だったが、犯人と目される今井敬三という人物が、死体で発見される。池内の殺害された現場からは、今井の毛髪が発見され、凶器も、同じ金属バットであることが確認された。

今井敬三の亡くなった現場に向かう福家と石松。今井の所持品から、池内のマネークリップのついた紙幣が発見された。被疑者死亡で、捜査は中止される。福家は石松に促され、柳田に謝りに行く。

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