「ダラス・バイヤーズクラブ」あらすじ・ネタバレ
2014.02.27 (Thu)
2月22日公開
・監督:ジャン=マルク・ヴァレ
・脚本:クレイグ・ボーテン、メリッサ・ウォラック
・製作:ロビー・ブレナー、レイチェル・ウィンター
簡単に説明すると…
1) 電気工のロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、HIVを発症する。AZTなどの未認可治療薬を使用し、病状は回復する。
2) ロンは、レイヨンとともにダラス・バイヤーズクラブを結成し、治療薬を広めていく。
3) レイヨン、ロンは死亡する。だが、彼らの行動により、少しづつ治療薬は認可されていくのだった。
1985年、アメリカ南部に位置するテキサス州。電気工でロデオカウボーイのロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、多くの女性と性行為を重ねていた。ある日、仕事中に負傷して、病院に搬送される。
医師のセヴァード博士(デニス・オヘア)や女性医師イブ・サックス博士(ジェニファー・ガーナー)の診察を受け、血液検査の結果、「HIV陽性で余命30日」と診断される。
ロンは、図書館でエイズのことを調べ、HIV感染経路が、大多数は同性愛か両性愛の人、静注薬物を使う人、性交時に避妊処置しない人、であると分かる。ロンは同性愛者ではないが、薬物を使用している女性と無防備に関係を持ったことがあったのだ。
当時、HIV治療薬ではAZTが臨床試験段階で存在していた。ロンは、AZTの存在を知り、セヴァード、イブ医師に依頼するが、処方はできない、と言われる。ロンは、病院勤務の用務員(イアン・カッセルベリー)にロンはカネを渡して、AZTを横流しするように依頼する。
ロンは受け取って、早速服用し始める。さらに用務員に薬を要求するが、「渡せなくなった」と言い、メキシコの医師の名前を教える。怒ったロンは、用務員を殴ろうとしたが、倒れて負傷する。血液検査でAZTが検出される。医師のセヴァードとイブは入手経路を尋ねるが、ロンは明かさなかった。
その病院で、ロンは性同一性障害のエイズ患者・レイヨン(ジャレッド・レトー)と知り合る。後にレイヨンは、ロンの仕事上の相棒となる。ロンは、メモで教えられたヴァス(グリフィン・ダン)という無免許医の病院へ向かう。ヴァスはアメリカの医師免許を剥奪されたのだった。
ロンはヴァスの診察を受ける。彼は、AZTによる副作用が出ており、その治療を行う。HIV治療を受け、アメリカで内服薬を売って儲けようとロンは考える。牧師に変装するが、国境で捕まる。薬の内容を問われたロンは「末期癌患者で、未認可治療薬を密輸しようとしたのだ」と告げ、事なきを得る。
テキサスに戻ったロンは、街角で代替治療薬を売りさばく。レイヨンを相棒にし、会員に会費(月額 400 ドル)を払わせる代わりに、メンバーには薬を無料で渡すという方法をとることとした。そして、そのクラブを「ダラス・バイヤーズクラブ」と名づけた。
未認可薬で、よりよい治療薬がないか、とロンは考える。日本、イスラエル、アムステルダムなどをめぐる。だがその中で、ロンは心臓発作を起こし、セヴァード医師にダラス・バイヤーズクラブの存在を知られてしまう。FDA(米国食品医薬品局)のリチャード・バークレー(マイケル・オニール)は、治療薬を押収し、ロンを「逮捕する」と脅す。しかし、女医のイブはダラス・バイヤーズクラブの存在意義を認め、協力する。
FDAはロンの行動に、規制をかけ、さらに未承認治療薬の流布に歯止めをかけようとする。さらに、ダラス・バイヤーズクラブが資金不足になると、レイヨンは父にお金を無心し、さらに自分の生命保険を解約して資金を作って助けたのだった。
レイヨンは喀血し、死亡してしまう。ロンは悲しみに暮れる。さらに、AZTの副作用を問題とする会合で、「患者を救えるのに、どうして政府はそれを規制しようとするのか」と力強く主張する。
ロンは、利益を求めるよりもHIV患者への手助けをすることに使命を帯び始めていた。1987年、ロンはFDAを相手取り、治療薬の合法化を求めて裁判を起こす。結果、裁判では訴えは棄却されてしまう。だが、地元では仲間たちから喝采を受け、賞賛される。診断を受けてから7年後、ロンは亡くなる。治療薬が少しづつ認可されるようになったのだった。
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・監督:ジャン=マルク・ヴァレ
・脚本:クレイグ・ボーテン、メリッサ・ウォラック
・製作:ロビー・ブレナー、レイチェル・ウィンター
簡単に説明すると…
1) 電気工のロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、HIVを発症する。AZTなどの未認可治療薬を使用し、病状は回復する。
2) ロンは、レイヨンとともにダラス・バイヤーズクラブを結成し、治療薬を広めていく。
3) レイヨン、ロンは死亡する。だが、彼らの行動により、少しづつ治療薬は認可されていくのだった。
起:ロン・ウッドルーフへの宣告
1985年、アメリカ南部に位置するテキサス州。電気工でロデオカウボーイのロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、多くの女性と性行為を重ねていた。ある日、仕事中に負傷して、病院に搬送される。
医師のセヴァード博士(デニス・オヘア)や女性医師イブ・サックス博士(ジェニファー・ガーナー)の診察を受け、血液検査の結果、「HIV陽性で余命30日」と診断される。
ロンは、図書館でエイズのことを調べ、HIV感染経路が、大多数は同性愛か両性愛の人、静注薬物を使う人、性交時に避妊処置しない人、であると分かる。ロンは同性愛者ではないが、薬物を使用している女性と無防備に関係を持ったことがあったのだ。
承:AZTとの出会い
当時、HIV治療薬ではAZTが臨床試験段階で存在していた。ロンは、AZTの存在を知り、セヴァード、イブ医師に依頼するが、処方はできない、と言われる。ロンは、病院勤務の用務員(イアン・カッセルベリー)にロンはカネを渡して、AZTを横流しするように依頼する。
ロンは受け取って、早速服用し始める。さらに用務員に薬を要求するが、「渡せなくなった」と言い、メキシコの医師の名前を教える。怒ったロンは、用務員を殴ろうとしたが、倒れて負傷する。血液検査でAZTが検出される。医師のセヴァードとイブは入手経路を尋ねるが、ロンは明かさなかった。
その病院で、ロンは性同一性障害のエイズ患者・レイヨン(ジャレッド・レトー)と知り合る。後にレイヨンは、ロンの仕事上の相棒となる。ロンは、メモで教えられたヴァス(グリフィン・ダン)という無免許医の病院へ向かう。ヴァスはアメリカの医師免許を剥奪されたのだった。
ロンはヴァスの診察を受ける。彼は、AZTによる副作用が出ており、その治療を行う。HIV治療を受け、アメリカで内服薬を売って儲けようとロンは考える。牧師に変装するが、国境で捕まる。薬の内容を問われたロンは「末期癌患者で、未認可治療薬を密輸しようとしたのだ」と告げ、事なきを得る。
転:ダラス・バイヤーズクラブ
テキサスに戻ったロンは、街角で代替治療薬を売りさばく。レイヨンを相棒にし、会員に会費(月額 400 ドル)を払わせる代わりに、メンバーには薬を無料で渡すという方法をとることとした。そして、そのクラブを「ダラス・バイヤーズクラブ」と名づけた。
未認可薬で、よりよい治療薬がないか、とロンは考える。日本、イスラエル、アムステルダムなどをめぐる。だがその中で、ロンは心臓発作を起こし、セヴァード医師にダラス・バイヤーズクラブの存在を知られてしまう。FDA(米国食品医薬品局)のリチャード・バークレー(マイケル・オニール)は、治療薬を押収し、ロンを「逮捕する」と脅す。しかし、女医のイブはダラス・バイヤーズクラブの存在意義を認め、協力する。
結:レイヨン、ロンの死
FDAはロンの行動に、規制をかけ、さらに未承認治療薬の流布に歯止めをかけようとする。さらに、ダラス・バイヤーズクラブが資金不足になると、レイヨンは父にお金を無心し、さらに自分の生命保険を解約して資金を作って助けたのだった。
レイヨンは喀血し、死亡してしまう。ロンは悲しみに暮れる。さらに、AZTの副作用を問題とする会合で、「患者を救えるのに、どうして政府はそれを規制しようとするのか」と力強く主張する。
ロンは、利益を求めるよりもHIV患者への手助けをすることに使命を帯び始めていた。1987年、ロンはFDAを相手取り、治療薬の合法化を求めて裁判を起こす。結果、裁判では訴えは棄却されてしまう。だが、地元では仲間たちから喝采を受け、賞賛される。診断を受けてから7年後、ロンは亡くなる。治療薬が少しづつ認可されるようになったのだった。
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