「武士の一分」あらすじ・ネタバレ
2014.03.10 (Mon)
・監督:山田洋次
・脚本:山田洋次、平松恵美子、山本一郎
・原作:藤沢周平
簡単に説明すると…
1) 下級武士・三村新之丞(木村拓哉)は、毒味役として仕えていたが、昼食に供されたつぶ貝の毒にあたり、失明してしまう。
2) 上級武士の島田藤弥(坂東三津五郎)が、「力になる」とウソをつき、新之丞の妻・加世(檀れい)に関係を強いる。それを知った新之丞は、加世を離縁し、島田に決闘を申し込む。
3) 島田の左腕を切り落とし、新之丞は勝利する。加世は戻ってきて、2人は再会するのだった。
東北の小藩・海坂藩に仕える、三十石の下級武士・三村新之丞(木村拓哉)は、城下の木部道場で剣術を極め藩校では秀才と言われながらも、その務めは藩主の毒見役であった。不本意な仕事ではあったが、美しく気立てのいい妻の加世(檀れい)と慎ましくも幸せに暮らしていた。
ある日、新之丞は藩主の昼食に供されたつぶ貝の毒にあたって倒れる。激しい痛みに意識を失い高熱にうなされ続け、一命はとりとめたものの新之丞は失明してしまう。
一時は絶望し、死すら考える新之丞だが、加世の献身的な支えもあり、死ぬのを思いとどまる。
武士としての勤めを果たせなくなったため、今後の暮らし向きについては不安が募る一方だった。親戚一同は会議を開き、加世は「藩の有力者に家禄の半分でも据え置いてもらえるよう頼みに行け」と命じられる。
そこで、加世とは嫁入り前から顔見知りだった上級武士の島田藤弥(坂東三津五郎)が、力になると加世に声をかける。
やがて城から、「三村家の家名は存続し三十石の家禄もそのまま」という寛大な沙汰が下される。
暗闇の世界にも慣れてきたある日、新之丞は加世と島田の不貞を知る。島田は家禄を口実にして加世に関係を強いていたのだった。
自らの不甲斐なさに怒りに震える新之丞は、加世に離縁を言いわたす。そして、盲目の身体に鞭打つかのように剣術の稽古を始める。
父の代から三村家に仕える徳平(笹野高史)と、剣の師匠・木部孫八郎(緒形拳)の協力を得て、新之丞の剣の勘は少しずつ戻ってくる。
かつての同僚から、島田が家禄の口添えなどまったくしていなかったことを告げられ、怒りが頂点に達した新之丞は島田に果し合いを申し込む。
河原での決闘で、島田は盲目の新之丞をあざ笑うように、背後に立つ廃屋の屋根に登る。島田はサヤを落とし、あたかもそこから来るように見せかけ、背後から斬りつけようとする。だが、新之丞は冷静に反応し、相手の左腕を切り落とす。勝負を見守っていた徳平に、トドメを刺すか訊かれるが、と聞くが、新之丞はその場を立ち去る。
新之丞は命を取り留めたが、藩の詮議にも、経緯などは一切答えなかった。盲目の相手に負けた、とは言えなかったのだ。残った右手で、自刃をし、絶命したという。
その後、徳平は「飯炊き女中を雇いたい」と言いながら、加代を家に呼び寄せる。その食事の味で気付いた新之丞は、加代を呼び寄せ、再会するのだった。
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・脚本:山田洋次、平松恵美子、山本一郎
・原作:藤沢周平
簡単に説明すると…
1) 下級武士・三村新之丞(木村拓哉)は、毒味役として仕えていたが、昼食に供されたつぶ貝の毒にあたり、失明してしまう。
2) 上級武士の島田藤弥(坂東三津五郎)が、「力になる」とウソをつき、新之丞の妻・加世(檀れい)に関係を強いる。それを知った新之丞は、加世を離縁し、島田に決闘を申し込む。
3) 島田の左腕を切り落とし、新之丞は勝利する。加世は戻ってきて、2人は再会するのだった。
起:失明した三村新之丞
東北の小藩・海坂藩に仕える、三十石の下級武士・三村新之丞(木村拓哉)は、城下の木部道場で剣術を極め藩校では秀才と言われながらも、その務めは藩主の毒見役であった。不本意な仕事ではあったが、美しく気立てのいい妻の加世(檀れい)と慎ましくも幸せに暮らしていた。
ある日、新之丞は藩主の昼食に供されたつぶ貝の毒にあたって倒れる。激しい痛みに意識を失い高熱にうなされ続け、一命はとりとめたものの新之丞は失明してしまう。
一時は絶望し、死すら考える新之丞だが、加世の献身的な支えもあり、死ぬのを思いとどまる。
承:島田の狼藉
武士としての勤めを果たせなくなったため、今後の暮らし向きについては不安が募る一方だった。親戚一同は会議を開き、加世は「藩の有力者に家禄の半分でも据え置いてもらえるよう頼みに行け」と命じられる。
そこで、加世とは嫁入り前から顔見知りだった上級武士の島田藤弥(坂東三津五郎)が、力になると加世に声をかける。
やがて城から、「三村家の家名は存続し三十石の家禄もそのまま」という寛大な沙汰が下される。
暗闇の世界にも慣れてきたある日、新之丞は加世と島田の不貞を知る。島田は家禄を口実にして加世に関係を強いていたのだった。
転:新之丞の復讐
自らの不甲斐なさに怒りに震える新之丞は、加世に離縁を言いわたす。そして、盲目の身体に鞭打つかのように剣術の稽古を始める。
父の代から三村家に仕える徳平(笹野高史)と、剣の師匠・木部孫八郎(緒形拳)の協力を得て、新之丞の剣の勘は少しずつ戻ってくる。
結:島田の死
かつての同僚から、島田が家禄の口添えなどまったくしていなかったことを告げられ、怒りが頂点に達した新之丞は島田に果し合いを申し込む。
河原での決闘で、島田は盲目の新之丞をあざ笑うように、背後に立つ廃屋の屋根に登る。島田はサヤを落とし、あたかもそこから来るように見せかけ、背後から斬りつけようとする。だが、新之丞は冷静に反応し、相手の左腕を切り落とす。勝負を見守っていた徳平に、トドメを刺すか訊かれるが、と聞くが、新之丞はその場を立ち去る。
新之丞は命を取り留めたが、藩の詮議にも、経緯などは一切答えなかった。盲目の相手に負けた、とは言えなかったのだ。残った右手で、自刃をし、絶命したという。
その後、徳平は「飯炊き女中を雇いたい」と言いながら、加代を家に呼び寄せる。その食事の味で気付いた新之丞は、加代を呼び寄せ、再会するのだった。
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