「名探偵 神津恭介~影なき女~」あらすじ・ネタバレ
2014.03.14 (Fri)
簡単に説明すると…
1) 森島信太郎は、テナント料で揉めていた宝石店と交渉を有利に進めるため、狂言宝石強盗事件を企てる。澤村静香は、森島に狂言宝石強盗を持ちかけられ、引き受ける。さらに、狂言に加担していた浜田専務は、恨みを持っていた森島をその最中に殺害する。
2) 浜田専務と森島の甥・相良に脅されていた澤村静香を助けるため、杉江千恵子は、黒ずくめの女に扮し、2人を殺害する。森島の事件の際、部屋が密室だったのは、浜田専務の犯行を示すため、コッソリと杉江千恵子が庭側の扉の鍵を掛けたために生じたのだった。
3) 澤村静香と杉江千恵子は、孤児であり、1人の養母に育てられた。バラバラになった3人で、再び一緒に住むために宝石を持ち逃げすることを思いついたが、脅されたために、やむなく浜田専務と森島の甥・相良を口封じのために消さねばならなかったのだった。
大学の犯罪心理学教室で教鞭をとる神津恭介(片岡愛之助)教授は、自身のゼミ室で、かねてからの知り合いで推理小説家の松下研三(藤井隆)から、次回作のプロットを相談されていた。
その小説の登場人物のモデルとなっているのは、財界の重鎮である森島信太郎(大村波彦)だった。そんな森島が、自宅の応接室で3億円のダイヤの商談中に殺害された。
森島は、「アンドロメダの奇跡」と呼ばれる3億円のダイヤを欲しがっている女性と宝石店の外商、久原諒一(伊藤正之)を仲介するため、箱根にある邸宅の応接室に呼びつけていたという。そこへ突如訪ねてきた、結城と名乗る“黒ずくめの女”。
森島は、この黒ずくめの女と2人きりで値段の交渉をしたいと久原に話を持ちかけ、久原から渋々承諾を貰い応接室で商談を進めていた。
しかし、しばらくたっても応接室から出てこない2人。妻の世津子(小松みゆき)と森島興業の専務、浜田和重(大高洋夫)が部屋に入ると、森島は殺害されていた。殺害現場は、何の抜け穴も隠れ場所もない密室だった。しかし、その密室から“黒ずくめの女”と3億円のダイヤは、忽然と姿を消してしまった。
義父の古沢(里見浩太朗)は、義理の息子・神津恭介に見合い話を勧めていた。神津はその話を丁寧に断る。彼の妻は殺害され、その犯人は未だに逮捕されておらず、神津はそのことが気がかりで見合いをする気にはなれないと言う。
神津は、松下に呼び出され、森島の死亡状況について知らされる。松下は、森島の秘書の財布を拾い、それを届けたことがきっかけで森島と知り合ったのだという。
10分間、森島と黒ずくめの女は2人だけだった。その間に、森島は殺害された。商談室には2つの扉があり、その2つとも鍵がかけられ、妻が持ってきた鍵によって扉が開けられた。
妻と森島は、互いに一億円の保険金が掛けられ、さらに宝石にも多額の保険金が掛けられていた。森島の死因は、トリカブトの毒を塗った針を手首に差されたことによる毒殺だった。近くにはクロロホルムを染み込ませたガーゼが発見され、それで意識朦朧となったところ、針を刺されたと考えられた。
庭には、女のものと考えられる靴のあとがあった。庭側の扉は、甥・相良辰雄が入ってきたのを見かけ、松下が開けたため、鍵が掛かっていたのは確かだった。そして、応接室からの鍵も掛かっているのを宝石店の外商・久原たちが確認している。
妻から話を聞く神津は、応接室の壁に掛かっていた自画像が無くなっているのを見つける。妻は、「薄気味悪いから外しました」と言うのだった。どうやら夫婦仲は良くなかったようだ。日下部廉治(沼田直也)という画家が自画像を描かされたのだが、その背景には、森島が日下部にカネを貸す代わりに、世津子夫人を無理やり後妻にしていたということがあった。日下部と世津子は、恋仲にあったにも関わらず、森島はそれを引き裂いたのだった。
神津は森島の葬儀で、舞台女優・澤村静香に会う。カネにシビアな森島が、多くのチケット購入をしていたことから、澤村と森島は愛人関係にあったのではないか、と篠原継雄(宇梶剛士)刑事は考える。
浜田和重(大高洋夫)専務は、5千万円の使い込みで森島に脅されており、絶対服従を命じられていた。そのため、独立も阻止されていた。浜田は森島の死に乗じて、独立を画策していた。一方、妻・世津子は、日下部を社長に据え、不動産業から美術・骨董を扱う会社にしようと考えていた。
神津は、森島興業と宝石会社・アンブローズがテナント料をめぐる争いがあった。そこで、森島が澤村静香に黒ずくめの女を演じさせ、宝石を盗ませて取引材料にするつもりだったのではないか、と考えた。森島は宝石を持参する際、ガードマンなどを連れ立ってこないことを依頼してきたという。だが、部屋が密室であったことは道理が通らなかった。
宝石店の外商・久原の元に、森島の甥・相良から「ダイヤを取り返したら、10%の手数料をくれるか?」と電話がかかってきた。どうやら、甥・相良はダイヤの行き先を知っているようだった。保険会社員・早乙女英美(水野真紀)に話を聞こうとするが、相良の会社から黒ずくめの女が出てくるのを見かける。慌てて相良のもとに行くと、彼は腹部を刺され、死亡していた。相良は、事件当夜、黒ずくめの女のあとをつけ、正体を見たのではないか、と考えられた。
神津は、澤村静香が黒ずくめの女ではないか、と考えていたが、相良を殺害する際にも、変装する必要があったのか、と疑問を投げかける。正体を知られているのにも関わらず、さらに変装する必要があったのか、と。
また、神津はアコニチンで中毒死した被害者が死ぬ間際、言葉を発していたことに疑問を持つ。神経系を麻痺させるその物質を投与され、しかも即効性があるため、森島が死の間際に喋ったのはあり得ない、と考えていた。クロロホルムで意識朦朧であったフリを森島はしていたのだ。介抱するフリをした浜田専務が、近寄り、アコニチンを注射したのではないか、と推察する。
篠原刑事の聞き込みで、澤村静香には相良殺害時にアリバイがあったことが判明する。事件発生時刻、買い物を行っているのが発見されていたのだ。
黒ずくめの女は、森島邸を訪れた。世津子に浜田専務は、「黒ずくめの女と2人で話をします。それまで通報しないでください」と言う。その最中、現れた篠原刑事が、浜田専務に会おうとすると、再び鍵の掛かった商談室で浜田専務は刺殺された。
浜田は、黒ずくめの女の正体を知っており、宝石を奪おうとしていた。それを阻止し、さらに口封じのために甥・相良と浜田を殺害したのではないか、と神津は推理した。だが、舞台女優・澤村静香にはアリバイがあった。
黒ずくめの女は、妻・世津子と面識があり、さらには保険調査員・早乙女とも面識があった。そのことから、2人に共通する知人は、社長秘書・杉江千恵子だけだった。だが、杉江千恵子は現場に居合わせていたため、黒ずくめの女ではあり得ない、と篠原刑事は指摘する。
篠原刑事は、杉江千恵子の自宅を「宝石が隠されていると通報があった」として、家宅捜索した。篠原刑事は、「盗んだ犯人は、目星がついてます。澤村静香という社長の愛人です。次は彼女の自宅を家宅捜索してみます」と囁く。すると、杉江は慌てた様子で、コッソリと澤村静香へ連絡するのだった。「今すぐ、どこかに移して欲しい」と告げているところを、篠原刑事と神津は捕らえる。松下と早乙女は、澤村静香を捕らえた。澤村が宝石を持っていたのだった。
澤村静香と杉江千恵子には、ハンカチのたたみ方、カップについた口紅を拭うくせ、ダイヤの発音の仕方に類似点があった。そこから、神津は澤村静香と杉江千恵子に関係性があるのではないか、と考えた。澤村静香と杉江千恵子は、ある1人の女性に引き取られ、ともに育てられた姉妹のような存在だった。黒ずくめの女は、2人1役で演じていたのだった。
5年前、杉江千恵子は、デザイン会社を交際男性と立ち上げようとしていた。そして、母親や澤村静香に借金をした。その金を男に持ち逃げされ、"母親"は家を手放す必要があった。家族バラバラに暮らすはめになり、母親が軽い認知症を患った。母親の病状悪化を防ぐためには、ともに暮らす必要があった。その資金作りに、澤村静香が狂言強盗を森島に提案されたのを利用し、資金作りに宝石を持ち逃げすることを思いついたのだった。
澤村静香は、甥・相良と浜田専務に脅された。「警察に黙っている代わりに、ダイヤを渡せ」という2人を、澤村静香を守るために杉江千恵子が殺害したのだった。ダイヤ持ち逃げ時に黒ずくめの女を演じたのは澤村静香であり、相良と浜田専務殺害を行った時の黒ずくめの女は、杉江千恵子だった。
密室状態になったのは、杉江千恵子が内側から庭へ通じる扉を森島に視線が集中している中、コッソリと施錠したためだった。施錠したのは、黒ずくめの女(澤村静香)に森島殺害の疑惑が向かないよう、浜田専務の犯行を気づかせるためだったのだ。
母親は掃除婦をし、節約に節約を重ねて資金を貯め、3人で住める家を探していた。一方、澤村静香と杉江千恵子はダイヤを奪い、あまつさえ口封じに2人を殺害した。そのことを神津は指摘し、杉江千恵子を叱責し、罪を償うように諭すのだった。
ネタバレ作品一覧
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1) 森島信太郎は、テナント料で揉めていた宝石店と交渉を有利に進めるため、狂言宝石強盗事件を企てる。澤村静香は、森島に狂言宝石強盗を持ちかけられ、引き受ける。さらに、狂言に加担していた浜田専務は、恨みを持っていた森島をその最中に殺害する。
2) 浜田専務と森島の甥・相良に脅されていた澤村静香を助けるため、杉江千恵子は、黒ずくめの女に扮し、2人を殺害する。森島の事件の際、部屋が密室だったのは、浜田専務の犯行を示すため、コッソリと杉江千恵子が庭側の扉の鍵を掛けたために生じたのだった。
3) 澤村静香と杉江千恵子は、孤児であり、1人の養母に育てられた。バラバラになった3人で、再び一緒に住むために宝石を持ち逃げすることを思いついたが、脅されたために、やむなく浜田専務と森島の甥・相良を口封じのために消さねばならなかったのだった。
起:消えた黒ずくめの女とダイヤ
大学の犯罪心理学教室で教鞭をとる神津恭介(片岡愛之助)教授は、自身のゼミ室で、かねてからの知り合いで推理小説家の松下研三(藤井隆)から、次回作のプロットを相談されていた。
その小説の登場人物のモデルとなっているのは、財界の重鎮である森島信太郎(大村波彦)だった。そんな森島が、自宅の応接室で3億円のダイヤの商談中に殺害された。
森島は、「アンドロメダの奇跡」と呼ばれる3億円のダイヤを欲しがっている女性と宝石店の外商、久原諒一(伊藤正之)を仲介するため、箱根にある邸宅の応接室に呼びつけていたという。そこへ突如訪ねてきた、結城と名乗る“黒ずくめの女”。
森島は、この黒ずくめの女と2人きりで値段の交渉をしたいと久原に話を持ちかけ、久原から渋々承諾を貰い応接室で商談を進めていた。
しかし、しばらくたっても応接室から出てこない2人。妻の世津子(小松みゆき)と森島興業の専務、浜田和重(大高洋夫)が部屋に入ると、森島は殺害されていた。殺害現場は、何の抜け穴も隠れ場所もない密室だった。しかし、その密室から“黒ずくめの女”と3億円のダイヤは、忽然と姿を消してしまった。
承:事件当夜の出来事
義父の古沢(里見浩太朗)は、義理の息子・神津恭介に見合い話を勧めていた。神津はその話を丁寧に断る。彼の妻は殺害され、その犯人は未だに逮捕されておらず、神津はそのことが気がかりで見合いをする気にはなれないと言う。
神津は、松下に呼び出され、森島の死亡状況について知らされる。松下は、森島の秘書の財布を拾い、それを届けたことがきっかけで森島と知り合ったのだという。
10分間、森島と黒ずくめの女は2人だけだった。その間に、森島は殺害された。商談室には2つの扉があり、その2つとも鍵がかけられ、妻が持ってきた鍵によって扉が開けられた。
妻と森島は、互いに一億円の保険金が掛けられ、さらに宝石にも多額の保険金が掛けられていた。森島の死因は、トリカブトの毒を塗った針を手首に差されたことによる毒殺だった。近くにはクロロホルムを染み込ませたガーゼが発見され、それで意識朦朧となったところ、針を刺されたと考えられた。
庭には、女のものと考えられる靴のあとがあった。庭側の扉は、甥・相良辰雄が入ってきたのを見かけ、松下が開けたため、鍵が掛かっていたのは確かだった。そして、応接室からの鍵も掛かっているのを宝石店の外商・久原たちが確認している。
妻から話を聞く神津は、応接室の壁に掛かっていた自画像が無くなっているのを見つける。妻は、「薄気味悪いから外しました」と言うのだった。どうやら夫婦仲は良くなかったようだ。日下部廉治(沼田直也)という画家が自画像を描かされたのだが、その背景には、森島が日下部にカネを貸す代わりに、世津子夫人を無理やり後妻にしていたということがあった。日下部と世津子は、恋仲にあったにも関わらず、森島はそれを引き裂いたのだった。
転:相良の死
神津は森島の葬儀で、舞台女優・澤村静香に会う。カネにシビアな森島が、多くのチケット購入をしていたことから、澤村と森島は愛人関係にあったのではないか、と篠原継雄(宇梶剛士)刑事は考える。
浜田和重(大高洋夫)専務は、5千万円の使い込みで森島に脅されており、絶対服従を命じられていた。そのため、独立も阻止されていた。浜田は森島の死に乗じて、独立を画策していた。一方、妻・世津子は、日下部を社長に据え、不動産業から美術・骨董を扱う会社にしようと考えていた。
神津は、森島興業と宝石会社・アンブローズがテナント料をめぐる争いがあった。そこで、森島が澤村静香に黒ずくめの女を演じさせ、宝石を盗ませて取引材料にするつもりだったのではないか、と考えた。森島は宝石を持参する際、ガードマンなどを連れ立ってこないことを依頼してきたという。だが、部屋が密室であったことは道理が通らなかった。
宝石店の外商・久原の元に、森島の甥・相良から「ダイヤを取り返したら、10%の手数料をくれるか?」と電話がかかってきた。どうやら、甥・相良はダイヤの行き先を知っているようだった。保険会社員・早乙女英美(水野真紀)に話を聞こうとするが、相良の会社から黒ずくめの女が出てくるのを見かける。慌てて相良のもとに行くと、彼は腹部を刺され、死亡していた。相良は、事件当夜、黒ずくめの女のあとをつけ、正体を見たのではないか、と考えられた。
神津は、澤村静香が黒ずくめの女ではないか、と考えていたが、相良を殺害する際にも、変装する必要があったのか、と疑問を投げかける。正体を知られているのにも関わらず、さらに変装する必要があったのか、と。
また、神津はアコニチンで中毒死した被害者が死ぬ間際、言葉を発していたことに疑問を持つ。神経系を麻痺させるその物質を投与され、しかも即効性があるため、森島が死の間際に喋ったのはあり得ない、と考えていた。クロロホルムで意識朦朧であったフリを森島はしていたのだ。介抱するフリをした浜田専務が、近寄り、アコニチンを注射したのではないか、と推察する。
結:静香と千恵子
篠原刑事の聞き込みで、澤村静香には相良殺害時にアリバイがあったことが判明する。事件発生時刻、買い物を行っているのが発見されていたのだ。
黒ずくめの女は、森島邸を訪れた。世津子に浜田専務は、「黒ずくめの女と2人で話をします。それまで通報しないでください」と言う。その最中、現れた篠原刑事が、浜田専務に会おうとすると、再び鍵の掛かった商談室で浜田専務は刺殺された。
浜田は、黒ずくめの女の正体を知っており、宝石を奪おうとしていた。それを阻止し、さらに口封じのために甥・相良と浜田を殺害したのではないか、と神津は推理した。だが、舞台女優・澤村静香にはアリバイがあった。
黒ずくめの女は、妻・世津子と面識があり、さらには保険調査員・早乙女とも面識があった。そのことから、2人に共通する知人は、社長秘書・杉江千恵子だけだった。だが、杉江千恵子は現場に居合わせていたため、黒ずくめの女ではあり得ない、と篠原刑事は指摘する。
篠原刑事は、杉江千恵子の自宅を「宝石が隠されていると通報があった」として、家宅捜索した。篠原刑事は、「盗んだ犯人は、目星がついてます。澤村静香という社長の愛人です。次は彼女の自宅を家宅捜索してみます」と囁く。すると、杉江は慌てた様子で、コッソリと澤村静香へ連絡するのだった。「今すぐ、どこかに移して欲しい」と告げているところを、篠原刑事と神津は捕らえる。松下と早乙女は、澤村静香を捕らえた。澤村が宝石を持っていたのだった。
澤村静香と杉江千恵子には、ハンカチのたたみ方、カップについた口紅を拭うくせ、ダイヤの発音の仕方に類似点があった。そこから、神津は澤村静香と杉江千恵子に関係性があるのではないか、と考えた。澤村静香と杉江千恵子は、ある1人の女性に引き取られ、ともに育てられた姉妹のような存在だった。黒ずくめの女は、2人1役で演じていたのだった。
5年前、杉江千恵子は、デザイン会社を交際男性と立ち上げようとしていた。そして、母親や澤村静香に借金をした。その金を男に持ち逃げされ、"母親"は家を手放す必要があった。家族バラバラに暮らすはめになり、母親が軽い認知症を患った。母親の病状悪化を防ぐためには、ともに暮らす必要があった。その資金作りに、澤村静香が狂言強盗を森島に提案されたのを利用し、資金作りに宝石を持ち逃げすることを思いついたのだった。
澤村静香は、甥・相良と浜田専務に脅された。「警察に黙っている代わりに、ダイヤを渡せ」という2人を、澤村静香を守るために杉江千恵子が殺害したのだった。ダイヤ持ち逃げ時に黒ずくめの女を演じたのは澤村静香であり、相良と浜田専務殺害を行った時の黒ずくめの女は、杉江千恵子だった。
密室状態になったのは、杉江千恵子が内側から庭へ通じる扉を森島に視線が集中している中、コッソリと施錠したためだった。施錠したのは、黒ずくめの女(澤村静香)に森島殺害の疑惑が向かないよう、浜田専務の犯行を気づかせるためだったのだ。
母親は掃除婦をし、節約に節約を重ねて資金を貯め、3人で住める家を探していた。一方、澤村静香と杉江千恵子はダイヤを奪い、あまつさえ口封じに2人を殺害した。そのことを神津は指摘し、杉江千恵子を叱責し、罪を償うように諭すのだった。
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