ブラック・プレジデント 第01話「自分の値段を考えろ!」あらすじ・ネタバレ
2014.04.08 (Tue)
・脚本:尾崎将也(代表作に『アットホーム・ダッド』『結婚できない男』『特命係長・只野仁』などがある)
・プロデュース:安藤和久(関西テレビ)、山下有為(関西テレビ)、木曽貴美子(MMJ)、伊藤達哉(MMJ)
・演出:三宅喜重(関西テレビ)、白木啓一郎(関西テレビ)、小松隆志(MMJ)
簡単に説明すると…
1) 上場企業のアパレル会社・三田村幸雄 社長(沢村一樹)は、経営が安定したため、大学の経営学部に入学する。
2) 大学では映画サークルに入部するが、上映会の会場から「部員・岡島百合(門脇麦)が、店長にデートを誘われたが断った」ため、15万円もの使用料を請求されて部員たちは困惑する。一方、三田村の会社にも買収予定であった企業が買収額を吊り上げてくるという問題が起こる。
3) さらに、三田村の会社がサービス残業が不当だと訴え出たため、「ブラック企業だ」と叩かれることとなってしまった。
三田村幸雄(沢村一樹)は、急成長を遂げた上場したアパレル会社(トレスフィールズインターナショナル)の創業社長。会社の利益のためなら、社員を酷使することも当然と考えるワンマン経営者だ。
そんな三田村がある日、「俺、大学行くから」と言い出し、秘書の冴島真理(国仲涼子)と専務の明智志郎(永井大)を驚かせる。会社の経営が安定し、余裕ができたことから、経営学を本格的に学ぼうと受けた城東大学・経営学部経営学科の社会人入試に合格したというのだ。
通学初日、三田村は経営学の新米講師・秋山杏子(黒木メイサ)の講義に出席。有名企業の社長と知った杏子は、講義にケチをつける気ではないかと警戒する。
また三田村は、たまたま勧誘のチラシをくれた岡島百合(門脇麦)が可愛かったため、映画サークル「アルゴノーツ」に入部する。だが、新入生の中年男に、岡島百合(門脇麦)、工藤亮介(永瀬匡)、前川健太(高田翔)らサークルの面々は戸惑う。
そんな中、サークルに問題が持ち上がる。上映会の会場から15万円もの使用料を要求されたのだ。毎年、飲食代だけで使用させてくれていたのだったが、今回、初めて使用料を要求されたのだった。困った亮介らはサークルOBの杏子に相談する。杏子は「契約書があるわけではないから、仕方ない」と諦めるしかない、と話す。
同じ頃、三田村の会社にも問題が発生。ネット販売を行うために買収の交渉を進めていたIT企業・サイバーデジタルが、売却額を吊り上げてきたのだ。買収をあきらめたくない三田村だが、「それだけの金額を払うからには役員や株主を納得させるだけの理由がいる」と明智専務に言われ、頭を悩ませる。
サークルのお金の問題を巡り、三田村と杏子は意見が食い違う。三田村は「15万?そりゃ大変だ(笑)…先生のアイデアでなんとかしてあげれば良いんじゃない?」と、茶化してしまう。杏子は、「みんなで分担すれば良い」と提案。三田村は「面白くもなんともない」と一笑に付す。
また、この口論の間に、「買収先のマスコットを利用して15億円の利益を出すことができることにしよう。その計画書で役員や株主を説得しよう」と思い立つ。このアイデアを明知専務に提案し、「邪道です」と言われるが、三田村はその案を実行に移そうとする。
三田村の会社・トレスフィールズインターナショナルが、残業代不払いなどを理由に、“ブラック企業”として訴えられてしまうという事態に陥る。
ディスプレイを頻繁に変えさせるなど、その業務負担のためにサービス残業を行わせることが常態化していたのだった。法的には問題ないようだったが、マスコミなどによる風評被害が広まることが懸念された。三田村は、早急に対策をとるように明智専務たちに支持する。
映画サークルは、上映会をやめることを決めたようだった。三田村は、岡島百合に「上映会をさせてもらっていたお店で、アルバイトしていたんです。でも、店長にデートに誘われて…それを断ったら、15万円払うように言われたんです」と明かされる。
三田村は、百合とともに新歓コンパに参加する。そこで、上映会を行うように三田村は説得する。「15万円なら、俺が払う」と出そうとする。「カネを出せば良いという問題じゃない。諦めるしかない」と言う前川健太に、「すぐに諦めるヤツに言われたくない。方法ならいくらでもあるだろう。親に借りても良い。本当に価値あることだったら、それを訴えれば良い。それに共感してくれる人は必ずいる。一生懸命、訴えかけるんだ!」と語りかける。
だが、話をする途中で三田村はやめる。やめた理由を杏子に訊かれると、「話をしてもしかたないだろう。ウチの社員でもないし、そうなる可能性もない」と告げる。心配そうに見つめる部員たちに、三田村は「お前たちの将来はボールペンだ。字を書くことだけを求められ、インクがなくなれば捨てられる存在だ。自分にどんな付加価値があるのか、よく考えてみるんだな」と言い放って帰る。その不遜な態度に、杏子は怒りをぶちまける。
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・プロデュース:安藤和久(関西テレビ)、山下有為(関西テレビ)、木曽貴美子(MMJ)、伊藤達哉(MMJ)
・演出:三宅喜重(関西テレビ)、白木啓一郎(関西テレビ)、小松隆志(MMJ)
簡単に説明すると…
1) 上場企業のアパレル会社・三田村幸雄 社長(沢村一樹)は、経営が安定したため、大学の経営学部に入学する。
2) 大学では映画サークルに入部するが、上映会の会場から「部員・岡島百合(門脇麦)が、店長にデートを誘われたが断った」ため、15万円もの使用料を請求されて部員たちは困惑する。一方、三田村の会社にも買収予定であった企業が買収額を吊り上げてくるという問題が起こる。
3) さらに、三田村の会社がサービス残業が不当だと訴え出たため、「ブラック企業だ」と叩かれることとなってしまった。
起:三田村社長、大学に行く
三田村幸雄(沢村一樹)は、急成長を遂げた上場したアパレル会社(トレスフィールズインターナショナル)の創業社長。会社の利益のためなら、社員を酷使することも当然と考えるワンマン経営者だ。
そんな三田村がある日、「俺、大学行くから」と言い出し、秘書の冴島真理(国仲涼子)と専務の明智志郎(永井大)を驚かせる。会社の経営が安定し、余裕ができたことから、経営学を本格的に学ぼうと受けた城東大学・経営学部経営学科の社会人入試に合格したというのだ。
承:三田村の大学生活
通学初日、三田村は経営学の新米講師・秋山杏子(黒木メイサ)の講義に出席。有名企業の社長と知った杏子は、講義にケチをつける気ではないかと警戒する。
また三田村は、たまたま勧誘のチラシをくれた岡島百合(門脇麦)が可愛かったため、映画サークル「アルゴノーツ」に入部する。だが、新入生の中年男に、岡島百合(門脇麦)、工藤亮介(永瀬匡)、前川健太(高田翔)らサークルの面々は戸惑う。
そんな中、サークルに問題が持ち上がる。上映会の会場から15万円もの使用料を要求されたのだ。毎年、飲食代だけで使用させてくれていたのだったが、今回、初めて使用料を要求されたのだった。困った亮介らはサークルOBの杏子に相談する。杏子は「契約書があるわけではないから、仕方ない」と諦めるしかない、と話す。
転:企業買収とサークルの問題発生
同じ頃、三田村の会社にも問題が発生。ネット販売を行うために買収の交渉を進めていたIT企業・サイバーデジタルが、売却額を吊り上げてきたのだ。買収をあきらめたくない三田村だが、「それだけの金額を払うからには役員や株主を納得させるだけの理由がいる」と明智専務に言われ、頭を悩ませる。
サークルのお金の問題を巡り、三田村と杏子は意見が食い違う。三田村は「15万?そりゃ大変だ(笑)…先生のアイデアでなんとかしてあげれば良いんじゃない?」と、茶化してしまう。杏子は、「みんなで分担すれば良い」と提案。三田村は「面白くもなんともない」と一笑に付す。
また、この口論の間に、「買収先のマスコットを利用して15億円の利益を出すことができることにしよう。その計画書で役員や株主を説得しよう」と思い立つ。このアイデアを明知専務に提案し、「邪道です」と言われるが、三田村はその案を実行に移そうとする。
結:ブラック企業
三田村の会社・トレスフィールズインターナショナルが、残業代不払いなどを理由に、“ブラック企業”として訴えられてしまうという事態に陥る。
ディスプレイを頻繁に変えさせるなど、その業務負担のためにサービス残業を行わせることが常態化していたのだった。法的には問題ないようだったが、マスコミなどによる風評被害が広まることが懸念された。三田村は、早急に対策をとるように明智専務たちに支持する。
映画サークルは、上映会をやめることを決めたようだった。三田村は、岡島百合に「上映会をさせてもらっていたお店で、アルバイトしていたんです。でも、店長にデートに誘われて…それを断ったら、15万円払うように言われたんです」と明かされる。
三田村は、百合とともに新歓コンパに参加する。そこで、上映会を行うように三田村は説得する。「15万円なら、俺が払う」と出そうとする。「カネを出せば良いという問題じゃない。諦めるしかない」と言う前川健太に、「すぐに諦めるヤツに言われたくない。方法ならいくらでもあるだろう。親に借りても良い。本当に価値あることだったら、それを訴えれば良い。それに共感してくれる人は必ずいる。一生懸命、訴えかけるんだ!」と語りかける。
だが、話をする途中で三田村はやめる。やめた理由を杏子に訊かれると、「話をしてもしかたないだろう。ウチの社員でもないし、そうなる可能性もない」と告げる。心配そうに見つめる部員たちに、三田村は「お前たちの将来はボールペンだ。字を書くことだけを求められ、インクがなくなれば捨てられる存在だ。自分にどんな付加価値があるのか、よく考えてみるんだな」と言い放って帰る。その不遜な態度に、杏子は怒りをぶちまける。
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