「ガリレオ 真夏の方程式」あらすじ・ネタバレ
2014.06.21 (Sat)
・監督:西谷弘
・脚本:福田靖
・原作:東野圭吾
簡単に説明すると…
1) 物理学者・湯川学(福山雅治)は、手つかずの美しい海が残る玻璃ヶ浦で進められている海底鉱物資源開発計画の説明会にアドバイザーとして招かれた。
2) 湯川の宿泊していた旅館「緑岩荘」で、同じく宿泊していた塚原という元刑事が遺体で発見された。彼は、元ホステス・三宅伸子(西田尚美)の殺人事件で逮捕した仙波英俊(白竜)の件を追っていた。
3) 川畑節子との不倫で生まれた成実が、その不貞をネタに強請ろうとした伸子を刺殺。その罪を仙波はかばったのだった。そのことに気づいた塚原は、仙波の行方を追って「緑岩荘」にやってきた。「緑岩荘」の主人・川畑重治(前田吟)は、15年前の事件の秘密を守るため、ボイラーにわざと不具合を起こし、一酸化炭素中毒で塚原を殺害したのだった。
物理学者・湯川学(福山雅治)は、手つかずの美しい海が残る玻璃ヶ浦で進められている海底鉱物資源開発計画の説明会に招かれ、川畑夫妻(前田吟・風吹ジュン)が経営する旅館「緑岩荘」に滞在することになった。
湯川は、玻璃ヶ浦で一人の少年・恭平(山崎光)と出会う。恭平は親の仕事の都合で、夏休みの間、親戚である川畑家の旅館で過ごすことになっていた。
翌朝、堤防下の岩場で男性の変死体が発見された。男は旅館のもう一人の宿泊客・塚原正次(塩見三省)。彼は元捜査一課の刑事で、元ホステス・三宅伸子(西田尚美)の殺人事件で逮捕され、服役後に消息を断った仙波英俊(白竜)の件を調査していた。
塚原が発見された現場は、下駄で上がるには高い堤防があり、真っ暗な夜間に散歩していたとは考えづらい、と恭平少年は推理し、事件ではないか、と考えた。
塚原が元刑事ということもあり、捜査一課刑事・岸谷美砂(吉高由里子)が送り込まれた。岸谷は、さっそく湯川に協力を依頼。岸谷は、一酸化炭素中毒で死亡した後に、岩場に打ち捨てられた、と明かす。
岸谷は、塚原の足取りを追っていると、彼は仙波の行方を探していたことがわかった。一方、湯川は旅館の屋上にある煙突に目を付ける。そこが一酸化炭素の発生源ではないか、と考えていた。湯川は、仮説を検証するために、塚原の宿泊していた部屋を確認する。
岸谷の調査結果から、仙波は出所後にホームレスとなり、さらには何かしらの病気でやせ細っていたことを知る。湯川は、15年前の事件で、元ホステス・三宅の住所、仙波の住所、そして事件現場がバラバラであることに不自然さを抱き、本当に仙波は、カネの貸し借りが原因で三宅を殺害したのか、と疑問を呈した。
さらに湯川は、成実のブログに誰かを待っているかの文言が見られたため、"大切な誰か"を待っているのではないか、と成実に訊くが、彼女は答えることなく立ち去った。
成実は、同級生からの電話で、「刑事(岸谷)がやってきた」と聞き、激しく動揺していた。そして、その様子を見た旅館の主人・川畑重治は、自首することを決めるのだった。
一方、岸谷の捜査結果から、15年前の仙波、三宅の住所、犯行現場の間を繋ぐ要素として、川畑家の住所が近いことを見つけた。15年前の事件に、川畑家が関わっていることが示唆された。
川畑重治は、「ボイラーの故障による"事故"で、塚原は一酸化炭素中毒で死亡しまい、事故を隠蔽するために遺体を遺棄した」と自供した。ボイラーの配管は部屋を通っており、老朽化に伴い、その配管にヒビが入り、そこから排煙が部屋へ漏れ出てきた、と主張したのだった。
だが、湯川は「川畑家は重大な秘密を抱えている」と、その"事故"が意図的に起こされたものであると考えていた。
15年前の三宅伸子殺害事件は、冤罪であった。そのことに塚原刑事は気付き、刑期を終えた仙波を探そうとした。
仙波は、川畑節子の子供であり、そして自分の子供である成実を庇って逮捕されたのだった。三宅伸子は、成実が川畑重治・成実の子供でなく仙波との子供であることをネタに強請ろうとしていた。成実は伸子を刺殺し、仙波はその罪をかばった。出所後、仙波は末期癌でホスピスに入っていた。全ての秘密を抱え、1人で死んでいこうとしていた。
湯川は玻璃ヶ浦に戻り、川畑重治に面会を行った。そこで、「煙突の上に、足の悪いあなたの代わりに恭平くんが濡れたダンボールを置かされた。ロケット花火が入らないように、と言われて。結果、逆流した排煙から一酸化炭素が発生し、睡眠薬で眠らせた塚原さんは死亡した。川畑家の秘密を守るため、塚原を殺害したのだ」と語った。
その面会の様子を、成実は見ていた。父・重治の深い愛情を再確認し、声を押し殺して涙していた。重治は最後まで成実を守るため、塚原を意図的に殺害したことを認めなかった。自分の子供ではないと知りつつも、娘として守り続けたのだった。
「罰を受けようと思います」という成実に、湯川は「君にはやるべくことがある。それは、恭平くんを守ることだ。(塚原殺害を)手伝わされたことに気づいたときには、全てを包み隠すことなく話してあげて欲しい」と告げる。
帰ろうとする恭平に、湯川はともに実験を行ったペットボトルロケットのデータを渡す。そして、「この夏休み、君は色んなことを学んだ。物事には理由がある。だが、それをすぐに導き出せるとは限らない。だが、焦ることはない。僕達自身が成長すれば、きっと答えを導き出せるはずだ。君が答えを出せるまで、一緒に僕も悩み続ける。…忘れるな。君は1人じゃない」と語りかけるのだった。
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・脚本:福田靖
・原作:東野圭吾
簡単に説明すると…
1) 物理学者・湯川学(福山雅治)は、手つかずの美しい海が残る玻璃ヶ浦で進められている海底鉱物資源開発計画の説明会にアドバイザーとして招かれた。
2) 湯川の宿泊していた旅館「緑岩荘」で、同じく宿泊していた塚原という元刑事が遺体で発見された。彼は、元ホステス・三宅伸子(西田尚美)の殺人事件で逮捕した仙波英俊(白竜)の件を追っていた。
3) 川畑節子との不倫で生まれた成実が、その不貞をネタに強請ろうとした伸子を刺殺。その罪を仙波はかばったのだった。そのことに気づいた塚原は、仙波の行方を追って「緑岩荘」にやってきた。「緑岩荘」の主人・川畑重治(前田吟)は、15年前の事件の秘密を守るため、ボイラーにわざと不具合を起こし、一酸化炭素中毒で塚原を殺害したのだった。
起:湯川、玻璃ヶ浦に登場
物理学者・湯川学(福山雅治)は、手つかずの美しい海が残る玻璃ヶ浦で進められている海底鉱物資源開発計画の説明会に招かれ、川畑夫妻(前田吟・風吹ジュン)が経営する旅館「緑岩荘」に滞在することになった。
湯川は、玻璃ヶ浦で一人の少年・恭平(山崎光)と出会う。恭平は親の仕事の都合で、夏休みの間、親戚である川畑家の旅館で過ごすことになっていた。
承:塚原正次の死
翌朝、堤防下の岩場で男性の変死体が発見された。男は旅館のもう一人の宿泊客・塚原正次(塩見三省)。彼は元捜査一課の刑事で、元ホステス・三宅伸子(西田尚美)の殺人事件で逮捕され、服役後に消息を断った仙波英俊(白竜)の件を調査していた。
塚原が発見された現場は、下駄で上がるには高い堤防があり、真っ暗な夜間に散歩していたとは考えづらい、と恭平少年は推理し、事件ではないか、と考えた。
塚原が元刑事ということもあり、捜査一課刑事・岸谷美砂(吉高由里子)が送り込まれた。岸谷は、さっそく湯川に協力を依頼。岸谷は、一酸化炭素中毒で死亡した後に、岩場に打ち捨てられた、と明かす。
転:15年前の事件
岸谷は、塚原の足取りを追っていると、彼は仙波の行方を探していたことがわかった。一方、湯川は旅館の屋上にある煙突に目を付ける。そこが一酸化炭素の発生源ではないか、と考えていた。湯川は、仮説を検証するために、塚原の宿泊していた部屋を確認する。
岸谷の調査結果から、仙波は出所後にホームレスとなり、さらには何かしらの病気でやせ細っていたことを知る。湯川は、15年前の事件で、元ホステス・三宅の住所、仙波の住所、そして事件現場がバラバラであることに不自然さを抱き、本当に仙波は、カネの貸し借りが原因で三宅を殺害したのか、と疑問を呈した。
さらに湯川は、成実のブログに誰かを待っているかの文言が見られたため、"大切な誰か"を待っているのではないか、と成実に訊くが、彼女は答えることなく立ち去った。
結:川畑節子・仙波の秘密
成実は、同級生からの電話で、「刑事(岸谷)がやってきた」と聞き、激しく動揺していた。そして、その様子を見た旅館の主人・川畑重治は、自首することを決めるのだった。
一方、岸谷の捜査結果から、15年前の仙波、三宅の住所、犯行現場の間を繋ぐ要素として、川畑家の住所が近いことを見つけた。15年前の事件に、川畑家が関わっていることが示唆された。
川畑重治は、「ボイラーの故障による"事故"で、塚原は一酸化炭素中毒で死亡しまい、事故を隠蔽するために遺体を遺棄した」と自供した。ボイラーの配管は部屋を通っており、老朽化に伴い、その配管にヒビが入り、そこから排煙が部屋へ漏れ出てきた、と主張したのだった。
だが、湯川は「川畑家は重大な秘密を抱えている」と、その"事故"が意図的に起こされたものであると考えていた。
15年前の三宅伸子殺害事件は、冤罪であった。そのことに塚原刑事は気付き、刑期を終えた仙波を探そうとした。
仙波は、川畑節子の子供であり、そして自分の子供である成実を庇って逮捕されたのだった。三宅伸子は、成実が川畑重治・成実の子供でなく仙波との子供であることをネタに強請ろうとしていた。成実は伸子を刺殺し、仙波はその罪をかばった。出所後、仙波は末期癌でホスピスに入っていた。全ての秘密を抱え、1人で死んでいこうとしていた。
湯川は玻璃ヶ浦に戻り、川畑重治に面会を行った。そこで、「煙突の上に、足の悪いあなたの代わりに恭平くんが濡れたダンボールを置かされた。ロケット花火が入らないように、と言われて。結果、逆流した排煙から一酸化炭素が発生し、睡眠薬で眠らせた塚原さんは死亡した。川畑家の秘密を守るため、塚原を殺害したのだ」と語った。
その面会の様子を、成実は見ていた。父・重治の深い愛情を再確認し、声を押し殺して涙していた。重治は最後まで成実を守るため、塚原を意図的に殺害したことを認めなかった。自分の子供ではないと知りつつも、娘として守り続けたのだった。
「罰を受けようと思います」という成実に、湯川は「君にはやるべくことがある。それは、恭平くんを守ることだ。(塚原殺害を)手伝わされたことに気づいたときには、全てを包み隠すことなく話してあげて欲しい」と告げる。
帰ろうとする恭平に、湯川はともに実験を行ったペットボトルロケットのデータを渡す。そして、「この夏休み、君は色んなことを学んだ。物事には理由がある。だが、それをすぐに導き出せるとは限らない。だが、焦ることはない。僕達自身が成長すれば、きっと答えを導き出せるはずだ。君が答えを出せるまで、一緒に僕も悩み続ける。…忘れるな。君は1人じゃない」と語りかけるのだった。
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