「思い出のマーニー」あらすじ・ネタバレ
2014.07.19 (Sat)
・監督:米林宏昌
・脚本:丹羽圭子、安藤雅司、米林宏昌
・原作:ジョーン・G・ロビンソン
・作画監督:安藤雅司
・美術監督:種田陽平
・音楽:村松崇継
・主題曲/主題歌:プリシラ・アーン
簡単に説明すると…
1) 杏奈は、両親と血の繋がりがなく、「もらわれっ子」であることに悩んでいた。周囲と上手く溶け込むことができず、両親との関係性もよくなく、療養地で持病の気管支喘息の静養を行うこととなった。
2) 療養地で、杏奈はマーニーという少女に出会う。マーニーは、古びで無人となったはずの“湿っ地屋敷”に住んでおり、杏奈は彼女と不思議な体験をする。杏奈は、マーニーや屋敷に、不思議な既視感や親しみを感じていた。
3) 杏奈は、マーニーの友人だったという久子にマーニーの過去を聞く。さらには、杏奈が児童保護施設に引き取られる際に持っていたという写真に、マーニーの署名があったことから、杏奈はマーニーの孫であることが判明する。マーニーは、亡くなった両親代わりに、自身が病死するまで安奈を育てていたのだった。杏奈は、マーニーの思い出話を聞いていたため、屋敷で既視感や親しみを感じていたのだった。マーニーとの関係性を知り、杏奈は母・頼子と親子としての繋がりを感じることができるようになったのだった。
北海道札幌市に住む12歳の杏奈(声:高月彩良)は、一見ごく普通の中学生だが、実は大きな苦しみを抱えながら生きており、周囲の人と上手く溶け込めずにいた。杏奈は、実は両親と血がつながっていなかった。そのため、"父母"のことはおじさん、おばさんと呼んでいた。
持病の気管支喘息で発作を起こし、主治医の勧めもあり、"母親"・頼子(松嶋菜々子)の地元である親戚・大岩セツ(根岸季衣)の家に夏休みの間、療養することとなった。
海辺の村にひと夏を過ごしにやって来た杏奈は、美しい湿地の対岸に古ぼけた洋館を見つける。その屋敷に既視感を覚えた杏奈が村人に尋ねると、そこはもう何10年も人が住んでいない“湿っ地屋敷”だという。
好奇心からひとりでボートに乗って屋敷を目指す杏奈だったが、誰もいないはずの屋敷の窓に明かりが灯り、同時に屋敷の方から「ロープをこっちへ投げて」と声が聴こえてくる。声の方に向かって杏奈がロープを投げると、そこには金色の髪、青い瞳、白いネグリジェを纏った裸足の少女が立っていた。
彼女の名はマーニー(声:有村架純)であり、杏奈とマーニーはすぐに仲良くなり、湖の水位が高くなる17時から、2人は“湿っ地屋敷”で過ごすことになる。その中で、たびたび訪れる湿っ地屋敷の絵を描き続ける高齢の女性・久子(黒木瞳)と親しくなっていた。
杏奈の身には、次々と不思議な出来事が起こり始める。マーニーの父母がやってきた時に開かれるパーティーなど、マーニーが実在するかどうか疑わしくなる出来事が起こっていた。
そんな中、湿っ地屋敷に東京からやってきた一家が改修した上で住むことになった。その家の娘・さやかは、屋敷を見つめる杏奈に「マーニー!」と声をかける。さやかは、マーニーの部屋にあった日記からマーニーのことを知り、家を見つめる人物・杏奈がマーニーではないか、と思ったのだった。
杏奈は日記を読み、不思議な出来事がその日記に書かれていることに驚く。マーニーは、自分の単なる想像上の人物であると思っていたが、その奇妙な一致に、杏奈はさらにマーニーのことを知りたくなった。
崖の上のサイロで雷雨に怯え、寒さに凍えた夜を過ごし、杏奈は風邪を引いてしまう。見舞いにやってきたさやかは、杏奈に日記の続きを見せる。そして、部屋にあったという屋敷の絵画を見せ、その裏にあった署名は、屋敷の絵を描いている高齢女性・久子の署名があり、久子に話を聞きに行く。
久子は、大切な友人だったマーニーにまつわる悲しい過去を教えてくれた。マーニーは、父母から離れて暮らし、意地悪な使用人たちに育てられた。そんな彼女を支えてくれた、幼なじみの男性と結婚し、子供をもうけるが、若くして夫は亡くなってしまう。
自身も体調を崩し、子供は寄宿舎のある小学校で育った。子供を迎えに行くころには、すでに母という存在を必要はしていなかった。若くして結婚し、家を飛び出した子供は、交通事故で夫とともに亡くなってしまう。娘の子供はまだ幼く、マーニーは、孫であるその子供を自分で育てることとなった。
その孫に、マーニーは様々な思い出話を語った。父母が屋敷にやってきたときだけ開かれる舞踏会・パーティー。怖かったサイロ…その記憶は、奇妙なほど杏奈のマーニーと過ごした記憶と一致した。
マーニーは、孫を育て、一緒に暮らす日々を過ごしていくことを望んだが、病死してしまう。孫は、親戚の引き取り手がなく、児童保護施設に引き取られてしまう。
悲しいマーニーの思い出を教えてもらい、杏奈はよりマーニーのことを大切に、近しい存在に感じることができた。そして、夏休みの終了に伴い、頼子が迎えにやってきた。頼子は、児童保護施設で引き取る際、杏奈が持っていたという写真を見せた。その写真は、屋敷の写真であり、その写真の裏には「マーニー」の署名があった。マーニーは、杏奈の祖母であったのだった。杏奈がデジャブのように感じていた屋敷での出来事や、マーニーと過ごした日々は、マーニーの語った思い出だったのだった。
多くの思い出ができた村を去ることになり、杏奈は久子に頼子を紹介するとき、自然に頼子を「母です」と呼ぶことが出来た。マーニーの深い愛情を感じ、そして頼子の自分に対する思いも再認識することができた杏奈は、母・頼子と親子としての絆・繋がりを感じることができたのだった。
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・脚本:丹羽圭子、安藤雅司、米林宏昌
・原作:ジョーン・G・ロビンソン
・作画監督:安藤雅司
・美術監督:種田陽平
・音楽:村松崇継
・主題曲/主題歌:プリシラ・アーン
簡単に説明すると…
1) 杏奈は、両親と血の繋がりがなく、「もらわれっ子」であることに悩んでいた。周囲と上手く溶け込むことができず、両親との関係性もよくなく、療養地で持病の気管支喘息の静養を行うこととなった。
2) 療養地で、杏奈はマーニーという少女に出会う。マーニーは、古びで無人となったはずの“湿っ地屋敷”に住んでおり、杏奈は彼女と不思議な体験をする。杏奈は、マーニーや屋敷に、不思議な既視感や親しみを感じていた。
3) 杏奈は、マーニーの友人だったという久子にマーニーの過去を聞く。さらには、杏奈が児童保護施設に引き取られる際に持っていたという写真に、マーニーの署名があったことから、杏奈はマーニーの孫であることが判明する。マーニーは、亡くなった両親代わりに、自身が病死するまで安奈を育てていたのだった。杏奈は、マーニーの思い出話を聞いていたため、屋敷で既視感や親しみを感じていたのだった。マーニーとの関係性を知り、杏奈は母・頼子と親子としての繋がりを感じることができるようになったのだった。
起:杏奈の苦悩
北海道札幌市に住む12歳の杏奈(声:高月彩良)は、一見ごく普通の中学生だが、実は大きな苦しみを抱えながら生きており、周囲の人と上手く溶け込めずにいた。杏奈は、実は両親と血がつながっていなかった。そのため、"父母"のことはおじさん、おばさんと呼んでいた。
持病の気管支喘息で発作を起こし、主治医の勧めもあり、"母親"・頼子(松嶋菜々子)の地元である親戚・大岩セツ(根岸季衣)の家に夏休みの間、療養することとなった。
海辺の村にひと夏を過ごしにやって来た杏奈は、美しい湿地の対岸に古ぼけた洋館を見つける。その屋敷に既視感を覚えた杏奈が村人に尋ねると、そこはもう何10年も人が住んでいない“湿っ地屋敷”だという。
承:マーニーとの出会い
好奇心からひとりでボートに乗って屋敷を目指す杏奈だったが、誰もいないはずの屋敷の窓に明かりが灯り、同時に屋敷の方から「ロープをこっちへ投げて」と声が聴こえてくる。声の方に向かって杏奈がロープを投げると、そこには金色の髪、青い瞳、白いネグリジェを纏った裸足の少女が立っていた。
彼女の名はマーニー(声:有村架純)であり、杏奈とマーニーはすぐに仲良くなり、湖の水位が高くなる17時から、2人は“湿っ地屋敷”で過ごすことになる。その中で、たびたび訪れる湿っ地屋敷の絵を描き続ける高齢の女性・久子(黒木瞳)と親しくなっていた。
転:マーニーの日記
杏奈の身には、次々と不思議な出来事が起こり始める。マーニーの父母がやってきた時に開かれるパーティーなど、マーニーが実在するかどうか疑わしくなる出来事が起こっていた。
そんな中、湿っ地屋敷に東京からやってきた一家が改修した上で住むことになった。その家の娘・さやかは、屋敷を見つめる杏奈に「マーニー!」と声をかける。さやかは、マーニーの部屋にあった日記からマーニーのことを知り、家を見つめる人物・杏奈がマーニーではないか、と思ったのだった。
杏奈は日記を読み、不思議な出来事がその日記に書かれていることに驚く。マーニーは、自分の単なる想像上の人物であると思っていたが、その奇妙な一致に、杏奈はさらにマーニーのことを知りたくなった。
結:マーニーとの繋がり
崖の上のサイロで雷雨に怯え、寒さに凍えた夜を過ごし、杏奈は風邪を引いてしまう。見舞いにやってきたさやかは、杏奈に日記の続きを見せる。そして、部屋にあったという屋敷の絵画を見せ、その裏にあった署名は、屋敷の絵を描いている高齢女性・久子の署名があり、久子に話を聞きに行く。
久子は、大切な友人だったマーニーにまつわる悲しい過去を教えてくれた。マーニーは、父母から離れて暮らし、意地悪な使用人たちに育てられた。そんな彼女を支えてくれた、幼なじみの男性と結婚し、子供をもうけるが、若くして夫は亡くなってしまう。
自身も体調を崩し、子供は寄宿舎のある小学校で育った。子供を迎えに行くころには、すでに母という存在を必要はしていなかった。若くして結婚し、家を飛び出した子供は、交通事故で夫とともに亡くなってしまう。娘の子供はまだ幼く、マーニーは、孫であるその子供を自分で育てることとなった。
その孫に、マーニーは様々な思い出話を語った。父母が屋敷にやってきたときだけ開かれる舞踏会・パーティー。怖かったサイロ…その記憶は、奇妙なほど杏奈のマーニーと過ごした記憶と一致した。
マーニーは、孫を育て、一緒に暮らす日々を過ごしていくことを望んだが、病死してしまう。孫は、親戚の引き取り手がなく、児童保護施設に引き取られてしまう。
悲しいマーニーの思い出を教えてもらい、杏奈はよりマーニーのことを大切に、近しい存在に感じることができた。そして、夏休みの終了に伴い、頼子が迎えにやってきた。頼子は、児童保護施設で引き取る際、杏奈が持っていたという写真を見せた。その写真は、屋敷の写真であり、その写真の裏には「マーニー」の署名があった。マーニーは、杏奈の祖母であったのだった。杏奈がデジャブのように感じていた屋敷での出来事や、マーニーと過ごした日々は、マーニーの語った思い出だったのだった。
多くの思い出ができた村を去ることになり、杏奈は久子に頼子を紹介するとき、自然に頼子を「母です」と呼ぶことが出来た。マーニーの深い愛情を感じ、そして頼子の自分に対する思いも再認識することができた杏奈は、母・頼子と親子としての絆・繋がりを感じることができたのだった。
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