ドラマ「すべてがFになる」第7・8話「数奇にして模型」ネタバレ・あらすじ
2014.11.18 (Tue)
登場人物
犀川創平(綾野剛):国立N大学建築学部の助教授。
西之園萌絵(武井咲):国立N大学前学長の娘で、犀川の教え子。
筒見豊彦:M工業大学教授。
筒見紀世都:筒見の息子。芸術家。
筒見明日香:筒見の娘。モデル。
河嶋慎也:M工業大学助教授。
寺林高司:M工業大学・社会人大学院生。
上倉裕子:M工業大学大学院生。
簡単に説明すると…
1) 模型交換会会場・公会堂で、モデル・筒見明日香の遺体が発見された。明日香の頭部は切断され、現場は鍵も内側から施錠された密室。中には、殴られて気絶していたという大学院生・寺林高司がいた。
2) 同時間帯、寺林と同じ院生である上倉裕子が研究室で死亡していた。その部屋も密室であり、鍵は寺林が持っていた。その後、明日香の兄・紀世都が焼死体で発見され、犯人と目された。
3) 寺林は、紀世都の遺体で人体模型を型取りしたいと考えていた。そこで練習台に選んだ明日香に近づこうとしていたが、その様子を「2人は恋愛関係にあるのではないか」と勘違いした裕子が、明日香を殺害してしまう。現場に現れた寺林を殴ったのも裕子。裕子をアリバイ作りに利用しようとしていた寺林だったが、死んだと思った寺林が現れ、挙動不審の裕子の様子から、明日香殺害の犯人が裕子であると気づく。逆上した寺林は、裕子を殺害。あまりにも犯人としては不自然な行動をとることで、捜査の網をかいくぐろうと、寺林は明日香の殺害現場に戻る。
4) 寺林は紀世都を殺害し、型取り。その後、紀世都に罪を着せようとするが、萌絵と犀川らが紀世都犯人説を否定しようとしていたため、寺林は萌絵に襲いかかる。犀川が萌絵を助け、逮捕される。
2つの密室
模型交換会会場・公会堂で、モデル・筒見明日香の遺体が発見された。明日香の頭部は切断され、現場は鍵も内側から施錠された密室だった。なお、その密室内にM工業大学大学院生・寺林高司がいた。寺林は、「何者かに気絶させられた」と証言するも、現場の状況からも警察は寺林に疑いの目を向ける。寺林は犯行を否認した。
同時刻、もう1つの殺人事件が発生していた。現場は、M工業大学の研究室の一室。死亡していたのは、M工業大学大学院生・上倉裕子だった。出入口には施錠がなされており、密室。そこで、何者かに絞殺されていたのだ。この部屋の鍵は、寺林が所持しており、寺林は、この事件の容疑も掛けられることとなった。
犀川や警察は、寺林が犯人であるとすると、あまりにも自身が不利になる状況で犯行を行っており、不可解と考えた。
紀世都の死
結論は出ないまま、明日香の兄で芸術家の筒見紀世都が焼死体で発見される。彼が犯人の可能性も考えられたが、萌絵は紀世都犯人説に疑問を抱き、寺林とともに捜査を継続したが、突如、寺林は萌絵に襲い掛かった。
犀川が駆けつけ、事なきを得た。観念した寺林は、研究室での裕子殺害、そして紀世都を焼死させたのは、自身の犯行だと認めた。そして、公会堂で明日香の頭部を切断したのも寺林だった。ところが、明日香の命を奪ったのは別の人物による犯行だった。
寺林の目的・犯行
寺林は、ずっと紀世都の等身大の人体模型を作りたいと考えていた。そこで、紀世都に近づくため、まずは妹・明日香に接触を図ろうとしていた。ところが、明日香は公会堂で死亡しており、その遺体を発見したところ、何者かに襲われ、意識を失った。
意識を取り戻したところで、寺林は「明日香で、紀世都の型取りを行うリハーサルを行ってみよう」と考えた。そのため、一番複雑で困難な型取りをしなければならない頭部で、練習してみようと考えた。
だが、犯人として捕まるわけにはいかない。そこで、アリバイを作るために研究室を訪れ、裕子と一緒に過ごすことにした。ところが、裕子は寺林を見るなり、挙動不審な様子を見せた。
実は、裕子こそが明日香を殺害し、寺林を殴った犯人だったのだ。裕子は密かに寺林に思いを寄せており、寺林と親密な関係ではないかと疑った明日香を殺めたのだった。そして、現場に偶然現れた寺林を殴り、寺林もまた殺害してしまったのだと思い込んでいた。死んだと思った寺林が目の前に現れたため、裕子は挙動不審な様子を見せていたのだった。
寺林は裕子が犯人であると分かり、逆上。裕子の命を奪ってしまう。紀世都の型取りを行うまでは捕まるわけにいかず、明日香の殺害現場で倒れて、「あまりにも犯人としては奇異な行動をとる」ということで疑いの目を避けようとしたのだった。なお、研究室の鍵を持っていたのは、明日香の頭部切断の時間を稼ぐため、裕子の遺体発見を少しでも遅らせようとしたためだった。
寺林は逮捕されることがなかったため、紀世都の型取りに乗り出した。型取りを行い、その証拠を消すために遺体を燃やし、紀世都に罪を着せようとした。ところが、萌絵たちが紀世都犯人説に疑問を持ったため、襲ったのだ。
エピローグ
事件から1年後…2人の子供を失った筒見教授は、自宅のジオラマを眺めて、見覚えのない2体の人形に気付いた。1体は立った男性、もう1つは頭部が切断された女性を模したものだった。筒見教授は、その人形が、紀世都の作ったものだとすぐに分かった。このことから、紀世都は寺林の模型を作る計画について、全てを知っていたのではないか、と示唆するような最後で物語は幕を閉じる。
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