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ドラマ「流星ワゴン」原作あらすじ・ネタバレ

2014.12.21 (Sun)

登場人物


永田 一雄 - 西島秀俊(主人公)
永田 忠雄(チュウさん) - 香川照之(一雄の父)
永田 美代子 - 井川遥(一雄の妻)
永田 広樹 - 横山幸汰(一雄の長男)
永田 智子 - 市川実和子(一雄の妹)
永田 伸之 - 高橋洋(智子の夫。忠雄に代わり、会社を経営する)
橋本 義明 - 吉岡秀隆(死に瀕している人を乗車させるオデッセイを運転している。健太の義父。5年前に自身が運転する車で交通事故を起こして死亡した)
橋本 健太 - 高木星来(義明とともに、交通事故で死亡した)

簡単に説明すると…


1) 元会社員の永田一雄はリストラされ、妻には離婚を切り出され、息子は引きこもりで家庭内暴力を振るっていた。崩壊した家庭に嫌気がさし、一雄は末期肺癌の父親の入院する病院を見舞った後、死にたいと思っていた。
2) そんな中、5年前の事故で死亡した橋本義明が運転するクルマが通りかかる。そのクルマに乗ると、一雄は崩壊する前の過去に戻る。そこで、同じ年の状態の父・忠雄と出会う。
3) 一雄は、過去に戻ることで父・忠雄の息子を思う気持ちを知る。そしてイジメられていた息子・広樹の辛さを知り、辛い現実に向き合うことを決め、家庭は修復されていった。現実に戻った5日後、父が死亡する。その葬儀に参列するため、妻・美代子と広樹とともに地元へ戻る。

起:家庭崩壊


元会社員の永田一雄は、会社をリストラされ、息子・広樹の引きこもりと暴力に悩んでいた。妻は疲弊してたびたび外泊するようになり、離婚を切り出すようになった。もはや家庭は崩壊しつつあった。そんな中で、一雄は地元に戻り、父親・忠雄を見舞う。

忠雄は末期の肺癌で、寝たきり状態だった。一雄は「サラ金」を営む父親の後を継ぐことを拒否し、家出同然で大学に進学した。以降、実家と距離を置いていたが、入院する父を見舞うことで「足代」を出してもらえるため、たびたび病院を訪れていた。

骨と皮だけの状態になりつつある父を見舞った後、一雄は夜のコンビニを訪れた。酒とオニギリを購入した後、崩壊した家庭のことを考えると死にたくなった。その時、オデッセイに乗る橋本親子に誘われ、クルマに乗り込むこととなった。

承:変えたい過去


健太と義明は、血がつながっていない。義明は養父だった。健太との間の距離を縮めたい義明は、健太の「ドライブをしたい」という願いを叶えようとする。免許を持っていない義明は、免許をわざわざとり、ようやくドライブに出られたところで、事故にあって死亡してしまうのだった。

だが、成仏できずにクルマで彷徨っていた。正確には、死を受け入れることができない健太に義明は付き合う形で、"ドライブ"を続けていたのだった。

橋本義明が運転するクルマに乗っていると、一雄は家庭崩壊前に戻ることができた。息子・広樹は、中学受験を控えている小学6年生だった。その後、広樹は受験に失敗し、公立中学に通う同級生からイジメられ、引きこもることになる。一雄は、広樹に中学受験をやめても良いと伝えようとするが、なかなかそのことを告げることができない。

また、当時から既に妻・美代子がテレクラで知り合った行きずりの男と不倫していたことを知る。どうすべきか悩む一雄に先んじて、一雄と同じ年の状態で現れた父・忠雄が間男を殴り倒す。忠雄は、自らを「チュウさん」と呼ぶように言う。息子・広樹とどう接すべきかを悩む一雄とともに、チュウさんは広樹と交流を行う。

転:広樹の苦悩


現実と過去を行き来しながらも、なかなか過去を変えられないことを一雄は歯がゆく思う。そんな中、橋本義明から一雄は、父親が数日後に死亡することを知らされる。死に瀕した忠雄は、チュウさんとして一雄とともにオデッセイに乗り込む。

広樹の受験日一週間前に戻った一雄とチュウさんは、公園で父母や教師らの名前を書いたペットボトルをパチンコで撃つ広樹の姿を目撃する。実は既にその時点で、広樹は塾通いで疎遠となった同級生にイジメられていたのだった。

一雄は、「もう限界だ」と受験をやめるように言うが、広樹は受験することを懇願する。一雄はそれを了承する一方で、「引っ越しして別の学区の中学校に通うこともできる。いつでも言うんだ」と言い残す。

妻・美代子にも、「引っ越しをしよう」と提案する。「実は未来から来ていて、広樹は受験に失敗し、イジメが原因で引きこもってしまう」という暗い未来について明かす。信じようとしない美代子に、「不倫していることも知っている」とも伝える。「今日あったことは、俺はもうしばらくすると忘れてしまっているはずだ。…受験に失敗して間もなく、離婚を切り出して、引っ越しをしてくれ。そうすれば、広樹はイジメられずに済む」と告げる。

結:変わった現実


健太は、一度は死を受け入れて成仏することを選択しようとするが、養父・義明を1人にはできない、ということで戻ってきてしまう。引き留めようとするチュウさんを、義明は「邪魔するな!」と珍しく一喝する。寂しさとホッとした気持ちの混じる中、義明は見送り続けたが、健太は返ってきてしまう。そんな健太を義明は抱き締める。

再び親子の乗るクルマに戻った一雄は、義明から「過去を変えることはできない。待っているのは変わらぬ現実」と告げられる。このまま死ぬことを選択することも、辛い現実に戻ることもできると言われる。

一雄は広樹との親子関係を通じて、そして父・忠雄も自分を嫌っているのではなく、息子を思う気持ちを持ち続けていることを知り、一雄は忠雄との間のわだかまりが消えていくのを自覚した。忠雄は、「一雄を殺すな」と激昂し、橋本義明に掴みかかった。それほど一雄のことを思っていたのだった。そして、一雄は辛い現実に戻ることを選択するのだった。

一雄は広樹と次第に自然に接することができるようになり、妻・美代子も外泊することはなくなった。家庭は徐々に修復されていった。そして、新たな就職先を探していた。

一雄が現実に戻った後、5日目に忠雄の訃報を知らされ、美代子・広樹たちとともに、父のもとへと向かっていた。

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