登場人物

ジゼル(エイミー・アダムス)：おとぎの国に住む主人公。エドワード王子に見初められるが、ナリッサ女王により、魔法の井戸に落とされる。
エドワード王子(ジェームズ・マースデン)：おとぎの国の王子。
ナリッサ女王(スーザン・サランドン)：おとぎの国女王、エドワードの義母。
モーガン・フィリップ(レイチェル・コヴィー)：ロバートの娘。
ナサニエル(ティモシー・スポール)：ナリッサの侍女。
ロバート・フィリップ(パトリック・デンプシー)：ニューヨークで活躍する離婚弁護士。自身も離婚経験者で、娘・モーガンと暮らしている。
ナンシー・トレメイン(イディナ・メンゼル)：ロバートの恋人。

簡単なあらすじ

1) おとぎの国・アンダレーシアの森に暮らすジゼルは、エドワード王子と結ばれるが、ナリッサ女王が王妃の座を奪われまいと、ジゼルを魔法の井戸に落とす。ジゼルは、気が付くと、現実世界のニューヨークが存在いた。エドワード王子もジゼルを追ってニューヨークにやってくる。
2) ジゼルは、ロバート弁護士に救われ、泊まらせてもらう。いつしか2人の距離は縮まっていた。ロバート弁護士の恋人・ナンシーに、浮気を疑われるが、ジゼルは仲を取り持ち、誤解を解く。だが、ジゼルはロバートに恋心をいだいていることに気付き始めていた。
3) ジゼルの命を狙うナリッサ女王は、ジゼルに毒りんごを食べさせる。意識を失ったジゼルに、ロバート弁護士はキスをして目覚めさせる。ジゼルは、ドラゴンに姿を変えたナリッサ女王を倒し、2人は結ばれる。一方、エドワード王子とナンシーは結ばれ、おとぎの国で幸せに暮らすのだった。

起：おとぎの国のジゼル、ニューヨークへ

おとぎの国・アンダレーシアの森に暮らすジゼルは、怪物に襲われるが、そこを通りかかったエドワード王子に助けられ、2人は恋に落ち、結婚する。翌日、ジゼルが城に向かっていると、老婆に化けた王子の継母・ナリッサ女王が現れ、王妃の座を奪われまいと、ジゼル亡き者にしようと魔法の井戸に彼女を突き落とす。

ジゼルは井戸の底に落ちるが、ジゼル(エイミー・アダムス)が気がつくと、そこはアニメの世界ではなく、現実のニューヨークだった。ジゼルは城が描かれたビル広告を本物の城と勘違いして、よじ登ろうとし、落下。

落下したジゼルを、離婚弁護士で、自らも離婚したロバート（パトリック・デンプシー）が、たまたま通りかかり、助ける。その後、彼女を自宅に泊まらせる。

承：ジゼルを追って

ジゼルが魔法の井戸に落とされたところを目撃したシマリス・ピッピは、エドワード王子(ジェームズ・マースデン)に報告。同じく井戸に飛び込んだエドワード王子とピッピは、翌朝、セントラル・パークのマンホールから飛び出した。また、ナリッサ女王の家来ナサニエル（ティモシー・スポール）も現れ、ジゼルに毒りんごを食べさせようとするが、ピッピのお陰で難を逃れる。

一方、現実離れしたジゼルの行動に怒ったロバートは、彼女を追い出そうとする。しかし浴室で足を滑らせ、ジゼルと抱き合うような格好になり、訪ねてきた恋人ナンシー(イディナ・メンゼル)に誤解されてしまう。

ロバートは、ジゼルに別れを告げようとするが、なかなかうまくいかない。ロバートが、ナンシーに愛の言葉を口にしないと聞いたジゼルは、ハトに花とカードを届けさせ、ロバートとナンシーは仲直りをする。

転：舞踏会

王子とナサニエル、ピップはダウンタウンのホテルに宿泊しており、王子がテレビを魔法の鏡と勘違いし見続けていると、ニュースにジゼルが映る。王子はジゼルの元に走るが、ナリッサ女王（スーザン・サランドン）も、ニューヨークにやってきて、ジゼルを葬ろうとする。

ようやく再会できたエドワード王子とジゼルだったが、ジゼルはなぜか心から喜べなかった。やがて、ロバートとナンシーが仲直りのデートで舞踏会に出かけると、ジゼルとエドワードもそれに参加する。

結：ハッピーエンド

ロバートとナンシーのキスを目撃した、失意のジゼルに、女王扮する老婆が、「悲しい出来事が忘れられるりんごをあげる」と、りんごを渡す。だが、それは毒りんごであり、意識を失ってしまう。

「王女を目覚めさせるには、愛する人のキスが必要だ」と、エドワード王子が試みるが、ジゼルは息を吹き返さない。自分の気持ちに正直になったロバートが、ジゼルにキスをし、ジゼルは目を開ける。

ナリッサ女王は、ついに正体をあらわす。実は、彼女は巨大ドラゴンだった。ロバートを捕らえつつ、ドラゴンは高層ビルを登っていく。ジゼルは、エドワードの剣を手に勇敢に闘う。ナリッサ女王を倒し、見事ロバートを救出し、ジゼルとロバートは現実世界で結ばれる。

エドワード王子は、ガラスの靴をナンシーに履かせ、ナンシーとともにおとぎの国で結ばれるのだった。また、ナサニエルは悪い王女の話、ピップは、ジゼルたちのストーリーを出版し、ベストセラー作家となるのだった。


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