「Xファイル:真実を求めて」あらすじ・ネタバレ
2015.02.21 (Sat)
簡単なあらすじ
1) モルダー(ディビッド・ドゥカブニー)は、FBIに請われて失踪した女性捜査官の行方を探る。FBIは、協力を申し出たジョセフ・クリスマン神父(ビリー・コノリー)の透視能力の真偽が判別できず、モルダーを頼ってきたのだった。
2) クリスマン神父が過去に、虐待を加えていた少年・トムチェスジンの部下が、捜査線上に浮かぶ。
3) トムチェスジンの会社に行くと、失踪した女性たちの体を利用して、「頭部移植」が行われていた。トムチェスジンは末期肺癌で、余命短く、頭部移植によって延命を図ろうとしていたのだった。トムチェスジンの切断された頭部の生命維持装置を止めると、クリスマン神父も死亡する。クリスマン神父も、実は末期肺癌であり、2人は、なぜか運命共同体となっていたのだった。
起:クリスマン神父
医学博士であり、FBI捜査官としても未解決事件「X-ファイル」を担当していたスカリー(ジリアン・アンダーソン)は、現在は病院で医師として働いていた。
彼女のもとへ、FBIがやってきた。彼らの目的は、スカリーとともにX-ファイルを担当していた、行方をくらませていたモルダー(ディビッド・ドゥカブニー)の情報を探るためだった。
FBIの女性捜査官・バナンが謎の失踪を遂げる事件が発生し、行方を捜していたFBIに、透視能力を持つというジョセフ・クリスマン神父(ビリー・コノリー)が協力を申し出てきた。「彼女は、湖にいる」とクリスマン神父は言い、その凍った湖を探すと、切断された人間の腕が発見された。
だが、その腕は失踪したバナン捜査官のものではなかった。FBIは彼の能力を測りかね、超常現象に詳しいモルダーに意見を求めるため、居場所を探していたのだった。
承:モルダーの登場
スカリーは、モルダーの居場所を教えた。ひっそりと隠遁生活を送るモルダーだったが、超常現象に対する情熱は衰えておらず、FBIとの過去の確執を水に流すとの条件で、現場復帰を果たす。
モルダーは、捜査を指揮するホイットニー(アマンダ・ピート)と合流する。少年に性的虐待を加えて聖職を解かれた過去を持つクリスマン神父と対面したスカリーは、その超能力を「犯罪歴を帳消しにするための嘘」と推測する。
転:モルダーとスカリー
クリスマン神父に従って女性捜査官の拉致現場を訪れたモルダーは、彼が目から血を流す姿を目撃する(注釈:後に、ある男とクリスマン神父はある男と運命をともにしており、その男の生命に危機が訪れると、こうしたことが起こると判明)。モルダーは、クリスマン神父の透視能力で、幼い頃、宇宙人に誘拐された妹の手がかりを掴めるのではないかと、密かに期待していた。
モルダーの期待を見抜くスカリーは、モルダーと激しく対立する。彼女は、脳の病気で余命幾ばくもない少年の治療法に迷い、憔悴していた。感情のすれ違いから、2人の間に亀裂が生じる。
結:頭部移植
また、別の女性の失踪事件が発生。クリスマン神父は、氷の中の女性の頭部を見つける。さらに、別人の切断された四肢を凍った湖で発見する。それら発見された腕から、動物用の鎮静剤が検出されたことが発覚する。
モルダーは捜査の過程で、失踪した女性たちは、臓器売買のためにさらわれ、殺害された可能性が高いと推測。失踪した女性と同じスポーツジムを利用していたロシア人のヤンケ・デシシン(カラム・キース・レニー)は、臓器密売の容疑で事情聴取される。
また、クリスマン神父が虐待していた少年の一人が、デシシンの働く会社のトムチェスジン社長だと判明する。モルダーたちは、会社に向かう。
トムチェスジンは、末期肺癌により余命短い状態だった。そこで、次々に女性たちを集め、自身の頭部を"移植"していたのだった。失踪していたバナン捜査官は、すでに頭部を切断されてしまっていた。
モルダーは、別の被害者が今や頭部を切断させられそうな場面に踏み込み、阻止する。だが、そこでモルダーは鎮静剤を打たれ、今度はモルダー自身が被害者となりそうになっていた。危ういところを、スカリーが場所を突き止め、モルダーを救う。
切断されたトムチェスジンの頭部の維持装置を切断すると同時に、同じく末期肺癌であったクリスマン神父も死亡していた。なぜか、2人の運命は同調していたのだった。
スカリーは、両親やその子供である患者自身が苦しむ姿を見て悩みながらも、研究段階にある治療法を試みる。スカリーは、悩みが捨てきれないながらも、手術に臨む。
エンドロールでは、後日、スカリーとモルダーは、小さな島に手漕ぎボートで向かう。どうやら、2人は新たな生活を送り始めていたようだった。
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