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ドラマ「流星ワゴン」第六話あらすじ・ネタバレ

2015.02.22 (Sun)

簡単なあらすじ


1) 忠雄(香川照之)は、肺癌と診断される前に倒れ、その時、病院を受診することを拒んでいた。その後、末期肺癌と診断され、手遅れとなっていることから、忠さん(一雄と同年代の忠雄の生霊)は、本人に病院を受診するよう勧めようとする。
2) 忠雄のことを想う母の姿に心打たれ、一雄は忠雄に、涙ながらに「自分の体だけではなく、父さんのことを想ってくれる人もいる。病院を受診して欲しい」と告げるが、忠雄、は聞く耳を持たなかった。
3) 忠さんは、病院に早い段階で受診することが後悔していたことではなく、別の理由で過去をやり直す旅に出ていることを悟るのだった。

起:忠雄の心残り


一雄(西島秀俊)は、忠雄(香川照之)が末期肺癌により、現実世界では瀕死の状態にあることを、本人に明かす。何か大きな後悔を抱いた忠雄の、やりなおしたいという強い思いが生み出した生霊、それが一雄の旅の中に現われた若い忠雄であると一雄は告げる。

「後悔を消せないまま現実の忠さんが死んでしまえば、生霊の忠さんは永遠にこの世をさまようことになる」と一雄から伝えられた忠雄は、この時代の自分と接触しようと広島県福山市・鞆の浦の家へ向かう。

しかし、それを知った橋本(吉岡秀隆)は一雄に忠告する。この時代の老いた忠雄と若い姿の忠雄、出会うはずのない2人が出会えば、時間の流れにゆがみが生じ、すべてが元に戻されてしまうのだという。これまでのやり直しの旅も無かったことになると知り、一雄は大急ぎで忠雄を止めに走る。
 
鞆の浦・永田家の前で、72歳の忠雄が秘書に囲まれて車を降りた。そこへ、生霊の忠雄が近づくが、すんでのところで一雄と健太(高木星来)がそれを阻む。
 

承:忠雄と一雄の確執


この時代の忠雄は、一度倒れている。しかし、「貧血だ」と、一雄は頑なに検査を受けることを拒む。結果、後に肺癌であると発覚した時には、もう手遅れだった。「あのとき検査を受けておけばよかった」と、それが自分の死の淵での後悔だと思う忠雄は、一雄にこの時代の自分を説得しろと言う。

しかし、一雄は現実の忠雄とは長く会わず、口も聞いていない。ふんぎりのつかない一雄が家の前で躊躇していると、澄江(倍賞美津子)と智子(市川実和子)がその姿を見つける。6年ぶりに実家へ足を踏み入れた一雄は、72歳の忠雄と対峙するが、忠雄は「ワシに一雄などという息子はおらん」と、追い返されてしまう。

諦めかけた一雄は、海辺で忠さんと話をしていると、澄江に見つかってしまう。忠さんは逃げ出し、姿を消すが、一雄と健太は、澄江とともに離れで一晩過ごす。

一雄は、澄江に「父さんと同じような症状の人が、後に病気と判明して手遅れになってしまった。だから、早めに病院を受診するように勧めたい」と一雄は告げるが、澄江は「そう言っているけど、聞く耳を持たない。一雄が言ってくれれば、考えを変えるかもしれない」と、飽くまでも一雄が説得するように言うのだった。

転:母の愛


忠さんは、「ライバルに、市民マラソンで勝負をふっかけられたと言い、事前検査と称して健康診断を受けさせる」という手を提案する。だが、病院でライバルである銀行の頭取に出くわしてしまい、ウソがバレてしまう。結局、忠雄は検査を受けずじまいだった。

忠さんは、一雄の煮え切らない態度に業を煮やし、忠雄に直接会って病院に連れて行くと一雄に宣言する。

一方、一雄に騙されたと思う忠雄は、妻や娘に当たり散らしていた。怪我をした母を見て、「父さんを救おうとした俺がバカだった。もう父さんは長くない」と口にする一雄を、母は叱る。父のせいで苦労し続ける母を、父から引き離そうとするが、「私は不幸だと思ったことはない」と、母は父の元に戻るのだった。

一雄は、なぜ身勝手な父に母が振り回され続けるのか、その理由が分からなかった。夜、こっそり家を出る澄江の後をつけると、澄江は病院に行き、最近の経過や様子を医師に伝えていた。母の残したノートを見ると、事細かに忠雄に関する日々の記録がそこには書かれていた。忠雄の身を案じる、その思いに心打たれた一雄は、父と対峙することを決める。

結:忠さんのやり直すべき過去


翌朝、忠さんが忠雄の元へ行こうとすると、一足先に一雄が実家を訪れる。そして、「半年後にアンタは倒れ、手遅れになる」と告げる。そして、「アンタの命はアンタだけのものではない。身を案じる人もいるんだ」と説得するのだったが、忠雄は病院へ行くことを拒否する。

だが、一雄はさらに「アンタが倒れてから、それまで全く寄り付かなかった実家に帰ってくるようになる。それは、会社をリストラされ、足代としてもらうお金が目当てだったんだ」と正直に告げる。泣いて病院に行き、生きて欲しいと訴えるのだったが、忠雄は「女々しい泣き言を聞きたくない」と、聞く耳を持たなかった。

忠さんは、自分のことながら、忠雄の強情で息子に冷たい態度に怒りを感じる。一方、結局は何も変えられなかったが、初めて面と向かって父と向き合うことが出来た一雄は、充実感を感じていた。

忠雄は帰りのバスの中で、この過去をやり直そうとする旅をしている本当の意味を悟るのだった。

原作あらすじ:
ドラマ「流星ワゴン」原作あらすじ・ネタバレ

次話:
ドラマ「流星ワゴン」第七話あらすじ・ネタバレ

前話:
ドラマ「流星ワゴン」第五話あらすじ・ネタバレ


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