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ドラマ「流星ワゴン」第九話あらすじ・ネタバレ

2015.03.15 (Sun)

簡単なあらすじ


1) 広樹(横山幸汰)の受験前日に戻った一雄(西島秀俊)は、イジメで辛い思いをしていた広樹に、息子を父として守る意志があることや、親としての愛情を伝える。
2) 一方、美代子(井川遥)とともに話をし、「あなたは、全てを背負おうとする。あなたからは、何も頼まれない、何も求められていない」ということに、居場所のない辛さ、息苦しさを感じていたという美代子の本音を聞き出すことができた一雄は、美代子との関係修復に成功する。
3) ようやく心残りを解消することができた一雄だったが、ワゴンに戻ると、忠雄の姿がないことに気づく。橋本(吉岡秀隆)は、「忠さんは、時間切れです」と告げる。

起:死にゆく一雄


美代子(井川遥)と広樹(横山幸汰)の問題を解決し、やっと良い方向に変わったのに、その過去の世界から一雄(西島秀俊)はワゴンへ戻ってきた。「やっぱり自分自身として、美代子と広樹に向き合いたい。だからあと一度だけ、大切な場所へ行けないだろうか」と、そう話す一雄に、橋本(吉岡秀隆)は「永田さんは、死にます」と告げる。

一雄がはじめてワゴンに乗ったあの夜は、-1℃、一雄は酩酊していた。なにより一雄自身に、もう生きていく気力がなかった。この旅が終わるときが一雄の最期だと、橋本は言う。

やり場のない強い怒りを橋本にぶつける忠雄(香川照之)。対して、以前から死を覚悟していた一雄は冷静だった。「今の自分には、生きるか死ぬかよりも大事なことがある」と、一雄はもう一度、美代子と広樹に会いたいと強く願う。
 

承:最後のチャンス


気がつくと、一雄はまた過去の世界に降り立っていた。広樹の第一志望校受験日の前日。相変わらず、イジメられている辛さを隠して、笑顔を見せる広樹。そんな広樹を連れ、一雄は以前、忠雄と2人で乗った観覧車に乗る。「今夜のお父さんのこと、忘れないでくれ」と、一雄は、遺言めいたことを広樹に伝える。

観覧車の中で、一雄は「どうしても辛かったら逃げろ。受験に失敗しても良いんだ。ずっと成功したいるヤツなんかいないんだから。イジメで辛いなら、逃げても良い。引っ越ししても良いんだ」と、広樹に嫌われることを気にせず、真正面から広樹の問題に向き合い、愛しているのだと告げた。

受験当日、一雄と美代子は広樹を送りだし、合格祈願をするために神社で待ち合わせをする。一雄の考えが掴めずいらだつ美代子に、一雄はこれから訪れるつらい未来について話し始める。

「広樹は、結局、私立に落ちて、公立中学に行くことになる。俺は広樹の未来を知っている。公立中学に行って、酷いイジメに遭う。不登校になり、引きこもりになる」と、一雄は広樹の未来を告げる。そして、「君は、ギャンブル依存症で多額の借金を抱えているんだろう」と、美代子の問題も指摘する。

信じようとしない美代子に、なお一雄は「これから話すことは全て真実だ、聞いてくれ」と、美代子に訴えかけた。そして、「俺が美代子に辛い思いをさせていることを知らず、そのままにしていたから、その辛さから逃れるために、賭け事にのめり込んで行ったんだろ?すまなかった」と謝る。

仕事も家庭のこともこなし、優しい夫。そんな誰もが羨むような完璧な夫と一緒にいることに、美代子は「息が詰まる」と、辛い思いをしていたと打ち明ける。そして、一雄が作り話をしてまで、自分の罪悪感を和らげようとしていると思った美代子は、一雄の前から姿を消す。

転:美代子の本音


誕生日プレゼントに、一雄が贈ってくれた時計を、美代子は売り払って賭け事の軍資金しようとしていたところ、忠雄が現れる。そして、忠雄は「アイツのことを罵っても良い。自分の思っていることを、全てアイツにぶつけてくれ。アイツから逃げないで欲しい。アイツは今、アンタと必死に向き合おうとしている」と頼む。

ようやく一雄の話を信じた美代子だったが、そんな美代子の前から、忠雄は不意に姿を消す。その後、美代子は再び一雄に会う。「高いマンションを、無理してローンを組ませてしまった。私のせいで、ずっとあなたに無理をさせているんじゃないかって、ずっと責められているような気がした」と美代子は語った。

そして、何でも背負おうとしたり、美代子に何も任せようとしない一雄に、「あなたの家族思いは、自己満足よ。あなたは『俺の隣で笑っていてくれれば良い』って言うけれど、私はお人形さんではないのよ」と、泣きながら自らの思いを全て吐露した。

ようやく話を信じた美代子に、一雄は、橋本に会い、ワゴンに乗ってからの過去への旅、広樹のイジメや、不登校となる今後について話した。さらには、「自分はこれから死ぬ」ということまで告げるのだった。

結:忠雄の死


一雄が死ぬという未来を聞き、美代子はひどく動揺する。そんな美代子に、「大丈夫。ここで話したことも、この先、忘れてしまうから」と、一雄は優しく慰める。

「俺が死んだら、悲しいか?」と訊く一雄に、美代子は「悲しいに決まってるじゃない。あなたと上手くいかなかったけど、望んだことじゃない。できることなら、過去をやり直したい」と答える。

やるべきことを全て行ったと思った一雄は、「もう、そろそろ戻らなければいけない。お別れだ…美代子、幸せになれよ。どうか、幸せに。もっともっと、君と広樹と、一緒に生きていきたかった」と、別れを告げる。

一方、忠雄は橋本に「一雄は、ワシの大事な息子なんですわ。頼むから、死なせんといてください。なんでもしますから、今すぐワシは死にますので、その分、1分でも1秒でも長く生かしてやってください」と頼み込んでいた。そんな忠雄に、橋本は「あなたは、もう…」と、死が間近になっていることを告げる。

再びワゴンに戻った一雄は、隣に忠雄がいないことに気づく。橋本は、「忠さんは、もう時間切れです」と言うのだった。

原作のあらすじ:
ドラマ「流星ワゴン」原作あらすじ・ネタバレ

前話:
ドラマ「流星ワゴン」第八話あらすじ・ネタバレ


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