映画「ストロベリーナイト」あらすじ・ネタバレ
2015.05.09 (Sat)
簡単なあらすじ
1) 警視庁捜査一課・姫川玲子(竹内結子)刑事らは、遺体で発見された小林充(金子ノブアキ)の殺人事件を捜査する。小林は、龍崎組傘下・仁勇会の下部組織六龍会の構成員だった。その後、同様の手口で、龍崎組の構成員らが3人遺体で発見される。
2) 小林の事件捜査の中で、9年前、柳井健斗の父親が犯人として誤認逮捕された冤罪事件が関わっていると判明する。健斗の父は、留置されている最中、警察官の拳銃を奪い、自殺している。柳井を追う姫川は、その中で、龍崎組若頭補佐・極清会会長の牧田勲(大沢たかお)という男に出会う。
3) 柳井は、自室で首吊り自殺を行っていた。その現場のパソコンの中から、牧田が柳井に復讐を果たす手引をしていた際の音声が録音されたファイルが発見される。
4) 牧田は姫川らに観念するが、牧田を救おうとした舎弟・川上(金子賢)が現れ、川上の持っていたドスに刺され、牧田は死亡する。川上は、跡目相続争いで牧田の邪魔になる構成員らと柳井を殺害していたと自供する。
起:小林充の死
中野東署管内で男の死体が見つかり、警視庁捜査一課・姫川玲子(竹内結子)のもとに、入院中の上司・今泉(高嶋政宏)から連絡が入る。
被害者は、29歳の小林充(金子ノブアキ)という男性で、龍崎組傘下・仁勇会の下部組織六龍会の構成員だった。体中の多数の刺し傷、縦に切り裂かれた左目という犯行方法が、5日前に起きた三鷹の殺人事件、3日前の業平橋の殺人事件と一致していた。
連続殺人事件と見た警察は、姫川班の管轄である中野東署に合同特別捜査本部を設置。三鷹、業平橋との合同捜査となる。
承:9年前の事件
姫川班の他、玲子のライバル・日下(遠藤憲一)、組対四課、昇任で異動したはずの井岡(生瀬勝久)など、捜査員たちが次々と会議室に集まる。各事件の被害者が、すべて広域指定暴力団・龍崎組の構成員だったため、事件は内部抗争の可能性が高いとされた。
会議終了後、玲子は「小林充を殺したのは、柳井健斗(染谷将太)」という、不審なタレコミを受ける。そのタレコミについて調べようとするが、管理官の橋爪(渡辺いっけい)からは、「捜査線上に柳井健斗の名前が出てきても、一切触れるな」と命令される。
納得できない玲子は、姫川班と井岡を部下の菊田(西島秀俊)に託し、単独捜査を開始する。菊田は石倉(宇梶剛志)、葉山(小出恵介)、湯田(丸山隆平)ら姫川班のメンバーとともに玲子の単独行動をサポートする。
玲子が辿り着いたのは、柳井健斗の家族を襲った9年前の悲しい事件だった。
9年前、柳井の父親が、実の娘の暴行致死事件で逮捕された。父親は冤罪だったが、警察官の拳銃を奪い、自殺した。その一部始終を、柳井は目撃してしまっていたのだった。玲子は、今回の事件で遺体として発見された小林充が、被害者女性と恋愛関係にあったこともあり、犯人ではなかったのかと考える。当時の捜査員たちも、柳井の父親は冤罪であると考え、捜査資料を隠蔽していたのだった。
転:牧田勲という男
数日後、玲子は柳井の知り合いで成稜不動産の営業部長を名乗るマキタ(大沢たかお)という男に出会う。だが、その正体は龍崎組若頭補佐・極清会会長の牧田勲であり、連続殺人事件の渦中の人物だった。
牧田もまた、柳井同様に不幸な家庭で育っていた。父親は殺され、母親は自殺。牧田は、家族を崩壊させた犯人に復讐を果たした。そんな牧田を、組長は我が子のように目を掛けていた。
牧田は、柳井健斗に接触を図っていたのだった。だが、柳井は自室で首つり自殺をしていた。そして、遺書には「連続殺人は、全て自分の犯行である」と書かれていた。長岡刑事部長(田中哲司)は、過去の冤罪事件も隠蔽した上で、全ての責任を柳井にかぶせて幕引きを図ろうとするが、姫井は、捜査を続けた。
部屋におかれたパソコンの中から、ある音声ファイルが発見された。そこには、牧田が柳井に、真犯人である小林を殺害させ、復讐を果たさせようと手伝っている会話が残されていたのだった。だが、結局柳井は手を下せず、牧田が代わりに小林を殺害した。
結:暴かれた事件
牧田は観念し、小林殺害の罪を認める。だが、そんな牧田と姫川の元に、牧田の舎弟・川上(金子賢)が現れる。川上は、ドスを所持しており、姫川の命を狙っていたのだった。
まさしく刺そうとしている時、姫川をかばって牧田は刺される。川上は、跡目相続を巡って牧田の邪魔となっていた藤元ら3人の組員と、柳井を殺害したことを自供した。牧田はは、川上の話を聞き終えた後、さらにドスを深く刺し、絶命する。
長岡刑事部長は、記者会見で過去の冤罪事件を認め、今回の事件の全容について説明する。その責任は免れなかった。姫川班もまた、それぞれ所轄に配属されることになっていた。
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